(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません
私の個人的見解・分析であることをご理解ください)
1.「選挙後の月曜休日は要注意」
私はマーケットの短期の動きに関心はないが、さすがに選挙明けの休日の月曜日は、選挙結果によっては外国からの仕掛け(トラスショック的な動き)が入るかもしれない点は注意しておかねばならないだろう。台風と同じで、念のための用意は不可欠。政府・日銀が介入しても、選挙結果によっては、仕掛けには抗しがたくなるだろう。
2.「資産価格高騰は物価上昇を強烈に加速させる」
本日のNHKニュースによると「首都圏の上半期の新築マンション平均価格8958万円と過去最」だそうだ。資産インフレは物価上昇につながる重要な一因。以下一昨日アップしたプレジデントオンラインの拙稿から。
「日経新聞は7月4日付の朝刊で『23区単身賃貸、<高値>の花 若年層転入超過で物件不足』と題する記事を掲載した。これも今後の急激な物価急上昇を予想させる。
1985年から1990年のバブル時、経済は狂乱した。それはCPI(消費者物価指数)が今よりはるかに低い0.3~0.5%であったものの、資産価格(不動産、株、絵画)が高騰したことが原因とされる。
資産インフレはインフレ(注:資産の高騰はCPIの計算にはごく一部しか算入されない)の加速要因だが、当時は円が毎年30円から40円ずつ急騰していたので、それがデフレ要因となり、インフレを加速させなかった。そのためCPIのみに注目していた日銀は引き締めが遅れ、その後の「失われた30年」を招いてしまった。
その時と今の状況は似ている。当時と違うのは、今は強烈な円高ではなく円安方向だということ。インフレを相殺する円高というデフレ要因が存在しないのだ。
日銀が実質金利を低く抑えていることに加えて、資産効果(資産を持っているものがお金持ちになったつもりで消費を増やす)が存在する。物価は今後、異常なスピードで上昇をすると思われる」――>物価上昇のコントロール能力を失った日銀と円の終焉は近い。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250717/k10014865921000.html
3.「インフレ率より低い長期金利の恐ろしい現実」
昨晩、以下のリツイートが私のXにきた。
「インフレ率よりも低い利率で何を騒いでいるのか?」
以下のように回答した。
「名目金利=実質金利+期待インフレ率+倒産確率が伝統的金融論の教え。3.6%のインフレ率(5月東京:総合)よりはるかに低い10年名目金利。 物価水準まで上昇すれば日銀自身も金融システムも崩壊のリスク(円は紙屑化)大ありの日本。なんとも情けない。日銀の爆買いで何とか長期金利上昇を今までは抑え込んできたが、それももはや限界か?なんとも脆弱な日本」
4.「私の趣味」
昨晩、以下のリツイートが私のXにきた。
「ほぼ全政党がほぼ全政党が↑ やっぱり、やってたW キングオブ誤字脱字は藤巻さんが最高や」
以下のように返信した。
「ありがとう。誤字脱字は私の趣味ですから」
5.「情弱ぶり」
昨晩、以下のリツイートが私のXにきた
「藤巻さん、日本の財政破綻はいつくるの? これから先もずぅっとオオカミおじさんを続けるの?」
以下のように回答した。
「昨今の物価上昇、円の下洛ぶりを見ていながら、そのような質問をする情弱ぶり、脳天気ぶりには唖然。よくそんな恥ずかしい質問ができますな。大津波が海岸線から10メートル手前まで迫っているのに、いつ津波が来るの?と聞いてるのと同程度のアホさ加減」