「自国通貨建て債券発行国家は破綻しないのか?」「日本のたどるであろう道(英国中央銀行のレポート)」「インフレが加速していった場合。借金総額の対GDPは低下」他

2025年11月14日

1,「自国通貨建て債券発行国家は破綻しないのか?」

本日、以下のツイートを見つけた

「国民民主 浜野氏 変動相場制の下、円という自国通貨建てで発行されている日本国債の債務不履行は考えにくいよね? 片山財務大臣 返済できるかと言ったら円建てで保有者は圧倒的に国内が多いので考えにくい 浜野 明快にお答えいただき敬意を表する 財務大臣から御答弁いただいたので国民も安心してね ーー以下全文文字起こしーー 浜野 財務省は2002年に 外国の格付け会社に対しまして 意見書を出しております 日米など先進国の自国通貨建て 国債のデフォルト 債務不履行は考えられない デフォルトとして いかなる事態を想定しているのか というものであります 変動相場制の下 円という自国通貨建てで発行されている 日本国債の債務不履行は考えられない というふうに理解をいたしますけれども 見解をお伺いいたします 片山 ご指摘の文書でございますが 2012年IMFと国際機関の 我が国に対する非常に評価も 厳しかったし 格付け機関も厳しかったので 私自身この意見書を持って いろんなところを回っておりました 当時財務省の文書化の 室長をしておりましたので この文書はこれは正しいんですよ こういう見方で書けば こういう書き方になりますので ですから特に外国格付け機関ですとか 国際機関のエコノミストに対して 格下げ格下げとおっしゃいますが より客観的なデータや理由は あるんですかということで 財政構造改革も取り組んでおりますし 当時の強固なマクロ経済の中で 自国通貨建ての日本円建ての国債の デフォルトは考えられないと 当時日本の経常収支の黒字というのは 世界一でした 今は中国ドイツ日本ぐらいの順番が多いんですけど 相変わらず上の方ですよ っていう意味も含めて そう自信を持っていって いたわけでございます そして委員ご指摘のような点もありますが この意見書があるからといって 金利が上がったり 国際市場が売り崩されることが 絶対にないのかというと それはまた別の動きがありますから そこを否定したものではない ということですが この理論付けというかこの文章自身は 私自身も持って歩いてましたから 正しいということを言わないと なかなか大変ですし 理論的にも正しいと思っております 浜野 金利とか物価上昇はちょっと横に 置いて後でちょっと聞きますんでね 意見書のことじゃなしに私質問したのは 変動相場制のもと円という 自国通貨建てで発行されている 日本国債の債務不履行は考えられないと 理解をしますけれども どうですかということなんです 片山 はい円、今日は 日銀総裁を目指していますけれども まあそれは返済できるかといったら 円建てでございまして まあ今でも当時でも 保有者は圧倒的に 国内が多いということもあり 通常考えにくいというのは その通りでございます 浜野 明快にそういうふうに お答えいただいたことについて 敬意を表する次第でございます 国民の皆様方にも認識して いただきたいと思うんですけれども 自国通貨建て円で発行している 日本国債が債務不履行になるという ことは考えられないんだということを 財務大臣が御答弁いただきましたので ぜひ国民の皆様方におかれては ご安心をいただければ いいんじ

ゃないかな というふうに思います」

https://x.com/i/status/1988821666991132743

以下のようにリツイートしておいた。

「片山大臣は、すでに理解してしまっていると思われるから歯切れが悪いが、浜野議員は全くわかっていない。 これは私が参議院議員の時に、繰り返して質問した内容。自国通貨建て債券を発行していれば資金繰り倒産は回避できるかもしれないが、ハイパーインフレにはなる。財政破綻にしろハイパーインフレにしろ、国民が地獄の生活を強いられるのは同じ。だから財政規律は重要。浜野議員はせめて、ド素人のなんちゃって教祖の教えだけでなく、少なくても学術的(まともな)なことを学んでから質問すべし。  以下英国中央銀行が2020年年8月に発行の論文。1960年から2010年までの間に自国通貨建てデフォルトが32回も起きているんだよ。私がよく書く、円が法定通貨で無くなり(=円の紙くず化)、新しい法定通貨が出来るのも多く発生していると書いてある。 (以下1部を和訳) 「これまでに、我々(注:英国中央銀行)は1960年から2019年の間に自国通貨建てデフォルトを起こした32の主権国家を確認している。 これらのデフォルトはさまざまな形をとる。なかでも特に驚くべきは、「旧通貨を没収的条件で新通貨に交換する」という類型の多さである」。

 

2.「日本のたどるであろう道(英国中央銀行のレポート)」

以下2020年に発表された英国中央銀行のレポート。日本はこの道をたどるだろう。それは、世界で何度も起きたことで珍しいことではない。円は紙屑化。浜野議員や何とか教教祖様を信じて円だけを保有している人は泣きをみる。勉強は大事。

[これらのデフォルトはさまざまな形をとる。なかでも特に驚くべきは、『旧通貨を没収的条件で新通貨に交換する』という類型の多さである]

 

3.「11月6日のX でのツイート再掲」

「わ〜.黒田さんを熱心に支えた若田部元日銀副総裁と永浜さんが経済財政諮問会議員議員。こりゃ建前がどうであれ、財政出動政府だな。インフレを公約し実施手段を整えたと思ったらば、その軍師まで、その方向の人材で固めたのか。円暴落、長期金利上昇」

 

4.「11月6日のX でのツイート再掲」②

「先の文章で、①インフレを公約したとは「借金総額の対GDP比を低減するのを目標とする」としたこと(インフレ加速しかこれを達成する方法は考えつかない,他の方法は理論的には可能だが、今の日本では現実的に無理)②実施手段を整えたとは「減税.ばらまき政策」&「日銀が異常ともいえる実質低金利を継続」していること,そして③ついに軍師までリフレ派で固めたこと。 これではハイパインフレに向けて一直線。究極の再生再建ができるが、国民生活は地獄。長期金利暴騰、円は1ドル1兆円(=紙屑化)」

 

5,「インフレが加速していった場合。借金総額の対GDPは低下」

インフレが加速していった場合、分子の借金総額は変わらず。GDPはインフレで水ぶくれする。したがって借金総額の対GDPは低下。ハイパーインフレになれば分子の借金総額は1530兆円と変わらないのにGDPは15300京円に。借金総額/GDP は0に近づく。究極の財政再建。ゴールをハイパーインフレインフレと設定し、公約にそって減税、ばらまきをし、取り巻き(入知恵軍団)を財政ばらまき派で固める。ハイパーインフレに向かって一直線の政権。円の終焉。確かに究極の財政再建し経済は見かけ上/数字上は加速。しかし見かけだけ。給料や年金は毎月上がるがパンは1時間ごとに急騰。もらった給料は支給日2日後になくなる。国民生活は地獄」。

 

6.「7%のインフレを10年続けようとすれば、悪性インフレに。そしてハイパーインフレに」

借金は国であろうと個人であろうと返さなくてはならない。返さなければ二度と借りる事はできなくなる。10年債は10年で満期であり、その時の返還元本を借り換え債で借りられなければ、財政は破綻。 増税で借金を返せない以上、財務省や日銀の頭の良い方々は、名目では借金総額は変わらなくても実質的に借金を減額するインフレ政策しかないと昔から考えていたと思う。7%のインフレを10年続ければ実質的に借金の負担は半分になるからだ。しかしながら放漫財政と財政ファイナンスの結果日銀自身が債務超過に陥る危機段階までになっていることを考えると、日銀には既にインフレをコントロールする能力は無い。したがってインフレは7% に達した後も10% 20% 50%と急騰していくと思われる。そして最後は日銀の債務超過によるハイパーインフレ、円の法定通貨としての地位を取り上げざるを得なくなる(=円の紙屑化)だと思っている。

 

7,「若田部元日銀副総裁」

以下のリツイートを私のXにいただいた。 .

「若田部副総裁。当時、藤巻先生の答弁に苦しい反論していましたね。聞いているのが恥ずかしい内容なのに、顔色変えず淡々と反論していた。正に厚顔無恥ですね。」

8.「借換債が発行できない理由は何か?」

私のX に以下のリツイートがきた。

「借換債が発行できない理由は何ですか?日銀が国債を買いあげれば終わりですよね。これか・らもそれをやると言ってるしそれに日銀が持つ国債はべつに返済する必要はないのでは?」

以下のように回答した。

「基本がわかっていない。 日銀が国債を買えば、市中に金が流れる(=日銀当座預金残高が膨らむ)。お金が更にジャブジャブになり、お金の価値が棄損する。=(物価上昇が加速度的になる)。長期金利上昇のとき、日銀保有国債の評価損が天文学的になり世界の人々が円を見捨てる。見捨てないのは貴兄だけ」

 

9.「諮問会議でPB目標不要論」

(11月13日の私のX)

なに?この元日銀副総裁で早稲田教授の若田部氏の提案?ブルームバーグで英語で世界中に流されたら、世界の投資家が日本の財政はもうダメだと確信してしまうのではないか?

そもそもPB黒字化は2010年のG20トロントサミットで、G20諸国が2013年までに借金半減等の財政再建策をコミットした際、既に財政赤字が醜いほどだった日本にはそんな公約を強いるのは到底無理ということで例外として5周遅れのPB黒字化という公約を認めてもらったもので当初は国際公約と認識されていた。後に安倍政権の時に国際公約ではないと政府が強弁してからうやむやになってしまったが。その5周遅れの国際公約さえ達成できず10周遅れになってしまった状態を詭弁を使ってごまかそうとする。  日銀副総裁就任直後の国会質問で若田部氏は難しい金融用語を使って質問者を煙に巻こうというスタンスがありありだと思った。私が金融の専門家でその戦略は通じないことがわかってからは私に対してだけはやめたが、学者にあるまじき態度だとの感想をもったものだ。今回もまた学者としての矜持があるのか?と思った。どの点でそう思ったかについては後で詳しく述べる。本日はこれから二度寝してから1日外出なので、夕方もしくは明朝に詳しく書く。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-11-12/T5LE1UKJH6V400?srnd=cojp-v2

 

10、「ぐうの音も出ない」。

本日、以下のリツイートを私のX にいただいた。

「藤巻さんは結論が過激な為にトンデモ論者扱いされる事が多いが、そこに至る過程には疑問を挟む余地がない。曰く伝統的な金融理論と国際金融マーケットのルール、参加者の行動パターンに沿って考えればこの結論になる。 ぐうの音も出ない」。

 

11.「逆神フジマキ.狼じいさんフジマキ」

以下、2023年1月の私のX にいただいたリツイートです。

「この点だけは意見が分かれたね・藤巻さん、タイトルだけは煽っているけど、

20年間、メインは固定金利の日本円で借金して、ドル資産や日本の不動産に投資しているだけです。そもそもタイトルが藤巻プロパガンダです。で、真似した私は大儲けです」。

――>逆神フジマキ.狼じいさんフジマキの助言通りのポートフォーリオをいまだ保有していれば、さらなる大儲けをされていることでしょう。ド素人のなんちゃって教教祖様の助言をお聞きになっていた方々はいかがですか?教祖様たちは皆さんからのお布施で儲かっているかもしれませんが。正当派の学問を馬鹿にすると痛い目に合うということがお分かりになりませんか?ちなみに私の助言は皆様に儲けていただきたいと言うよりは、皆様がドカ貧に陥らないようにとの助言ですから、あしからず。

 

12,「ベネズエラはどこの国と戦争をしているのか?」

本日、以下のツイートを発見した。

「ベネズエラの通貨が急落「₹1 (約0.57円)が、1,381 ボリバルに!ハイパーインフレ」が ベネズエラ を激しく襲い、通貨の価値を劇的に破壊した。日用品の価格は今や数百万単位。地元住民は、必需品を購入するのに苦労している。

https://x.com/i/status/1988264883272753448

以下のリツイートを書いた。

「戦争じゃないとハイパーインフレが起こらないと言いはっている方々にお聞きします。今ベネスラーはどこと戦争しているんですか?」

 

13.「いろいろなところで足下の氷が薄くなっている」

昨日、自民党の河野太郎氏が以下のリツイートをアップされた。

「いろいろなところで足下の氷が薄くなっているような気がする。 三十年国債 3.189% 四十年国債 3.436% 円/ユーロ 179.32円」

以下のリツイートを書いた。

「やはり自民党の中にも河野太郎氏や村上誠一郎氏のようにわかっている方はいらっしゃる。ただ政権中心部に全く危機感がないのが情けない」

 

14,「そう言わないと本が売れないよね!」

本日、私のX に以下のリツイートがきた。

「そう言わないと本が売れないよね!」

以下のように返答した。

「そう言わなくても売れないよ。この3年間、本出してないんだから」。