このブログを先日まで1か月間以上休止していました。
先日、その間に、X には書いていたツイートを転記した。後半部分だけだったので、残りの前半部分をここに転記します。
いまだ、皆様にとって参考になるツイートもあると思いますので。
時系列順の転記です。
(3月5日)①
1991年1月17日の事は今でもよく覚えている。米国を中心とする多国籍軍がイラクを空爆したのだ。ここで私は自信を持ってポジションを取り、大きな間違いを犯した。
3日続けて毎日30億円ずつ損を膨らませた。当時弟が勤めていた伊勢丹の年間純利益が60億円位だったときの話である。
私はストレスに対して胃には来ないが頭にくるのである。 人生3度目の円形脱毛症を発症した。 ニューヨークにいるボスにメールを打った。「毎日損失の数字を送るのには精神的に耐えられません。頭の後の方から写真を送るので、はげた部分の大きさでその日の損得を推測してください」
普段、ウィットを含んだ返信が来るのだが、この時は音沙汰なし。私は首を覚悟した。まだ終身雇用性真っ盛りの頃。英語は下手だけど、普通の人よりは何とかなるから成田と東京を結ぶ外国人相手のハイヤーの運転手になろうかと思った。
戦争のような先が見えなく、過去の経験も生きない事案で大きなポジションを持ってはいけないとその時強烈に学習した。
なお、名誉のために申し上げておくと、その後の11ヵ月間で何倍もの倍返しの利益を得ることがこの年もできたが、年初に大きなハンディキャップを抱えた その年の勝負は非常に苦しかった。
(3月5日)②
日本株から逃げ損なった人は、多少持ち直すであろう明日午前中が逃げ場かな? 今後、持ち続けて暴落するリスクと多少さらに持ち直すリターンはあまりに不均衡。 戦争のように先行きの予想がつかない事案に対しては、よほどの自信がなければ、一時的にせよポジションを閉じるのが懸命。特に利益上がっている人が多いだろうから。
(3月5日)③
以下のリツイートを私のX にいただいた .
「臆病だからこそ相場で生き残れる」
以下のように回答した
「私の長い経験からしても、これはその通り」
(3月5日)④
私の「戦争で大損した記憶」と戸のリツイートに対して以下のリツイートをいただいた。
「1991年1月に写真添付したメールを上司に送るのすごい 世界最初のメール添付は1992年らしいし、JPEGファイルフォーマットもなかったころだが フィルムスキャナとかがオフィスにあったのかな?」
以下のように回答した。
「頭の後ろからハゲの大きさを写した写真を送ると言うのは自虐ユーモアを絡めた冗談で、その時にEメールに写真添付機能があったかどうかは定かではありません。
しかしながら米国がEメールを使い始めたのは日本に比べてはるかに早くその中でもJPモルガンは米国でも最も早い段階で使い始めました。
会長がトップダウンで電話ではなくEメールを使えと号令をかけたからです。
その中で1番使用していたのが私です。 何せマネージングディレクター会議で、会長が『JPモルガンの中で1番Eメールを活用してるのはフジマキだ』と褒めてくれたそうなのです。
もっとも「フジマキはどこにいる?なんだ.会議に欠席しているのか」と言われたとNYのボスから連絡がありました(苦笑い)
しかし、私が最もEメールを多用していたのは先取の精神があったからではありません。 欧州の連中は米国と時間がダブるし、英語も得意だから、電話の方がはるかに簡単に済む。しかし、英語の苦手な私は夜の電話が終わるまで酒も飲めないし、特に負けている時などのエクスキューズを英語で電話で喋るのは苦痛でたまらなかった。
そこで『Eメールを使え』と言う指示を『これ幸い』と帰国子女の部下に日本語を英訳してもらって、日中にニューヨーク等にEメールで送っていたのです。
まさに私にとってEメールは救いの神でした。だからJPモルガンで1番多用していたわけですが、その意味では世界で最も早い段階でEメールをしていた1人となったわけです」。
(3月5日)⑤
実は、私の卒業論文はコンピューターシュミレーションで、当時はフォートランもPl1も屈してプログラムが出来ました。
ビジネススクール時代には『ピンボールのバーティカルバージョンのパチンコは儲かるか?』というシミュレーションを確率を変えながら行いました。それでビジネススクールではプログラムオブザイヤーの賞を取りました。
ところが現在息子たちに『お父さんはITに関しては日本人全てに抜かれたね』と言われております。情けなや。まぁExcelぐらいは使いこなしてますけどね」
(3月5日)⑥
Eメールを使い始めた頃会長から「マネージングディレクター会議を開くので、ニューヨークに参集すること」とのEメールが世界中のマネージングディレクター全員に届きました。
会議が大嫌いな私はニューヨークの直属のボスに『こんなくだらないメールが来たが何か理由をつけて休んでいいか?』との質問をボスに転送しました.
ところが、転送のつもりが、会長に返信してしまったのです。
慌てて私は直属のボスに『会長にこんなメールを出してしまった。どうしたらいいだろう。やっぱり出席しようか?』とメールを書きました。
翌日、ニューヨークのボスから会長宛のメールがCCで私にも届いたのです。
『フジマキは会議には出席しなくても、良きコーポレートシティズンです』と。
こうして上司のおかげで私は救われた。
しかし、しばらくの間、ウスイ嬢を始めとしてた部下から『あの時の支店長のあわてぶりは凄まじかったですね。サーバーを切れだとか、会長の秘書に電話して、会長のEメールから私のメールを抹消してもらえなど、わけのわからんことを叫びまくっていましたね…』と。あらお恥ずかしい。
(3月6日)①
ただいまW T Iはさらに上がり86.36ドル。産業の米と言われる原油の上昇が急。世界的にスタグフレーション(景気低迷下の物価上昇)のリスクが大きくなってきた。 ホルムズ海峡の封鎖解除が短期に解決されれば話は別ですが。
(3月6日)②
いつも言うように、エネルギーとITを抑えている米国、基軸通貨を持つ米国並びにドルは強い。万が一ドルがくしゃみをすれば、円は肺炎を起こす。為替は相対論。コイントスと同じ。どちらかが表がならばどちらかは必ず裏。
世界中がドル回帰している理由の1つ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB048B60U6A300C2000000/
(3月6日)③
『地政学リスク、極まれば「現金が王様」 金も売られ勝者は米ドル – 日本経済新聞 』
――>今こそドルMMFか。インフレが心配ならば、それにTM V (米国長期債券ベアファンド。インフレで長期金利が上がれば価格が上昇する)を絡めて。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB048B60U6A300C2000000/
(3月6日)④
今は、来冬まで続くなど誰も想像していないけれども、国会だけは能天気ではなく、来冬まで長引くテールリスク(起こる確率は極めて低くても、起これば甚大なる被害が起こるリスク)への対処の議論も必要ではないのか? (社会主義国家ではないだから格差是正、格差是正とばかり言っていないで)国民の命と財産を守るのが政府の最大の仕事なのだから。 ド素人なのでわからないが小型原子炉の建設などしかないのかな?といっても、建設地選定など選ぶ時間もかかりそうだし。 早く終戦になるよう祈るしかないのかね? 凍え死ぬのだけは絶対嫌だし。
(3月6日)⑤
長引けばどうなっちゃうだろうとの恐怖感を持ってしまう記事。特に、アジアでエネルギー供給が逼迫とのこと。日本は三週間しか在庫のないLNGに大きく依存しているのも痛い。 夏に向かう時期だったのが不幸中の幸いだが。
(3月7日)①
「ガソリン補助金反対」
補助金つけなければ価格急騰で夏のドライブ等が抑制され石油在庫急激で価格急騰なのに政府は補助金つけて夏のドライブ推奨してしまうんだよな〜
(3月7日)②
日経が書くように「ヘッジファンドは、売りを仕掛けた」のか?それとも「情報通のプロが一般投資家より先ににげただけ」なのか? 現在、海外市場は東京クローズより1500円安い54400円
https://nikkei.com/.resources/k-components/icon/x.rev-d099ece.svg
(3月9日)①
為替介入で多少ドルが下がったところで大量にドルを買おうと思っていた筋が、もう我慢しきれなくてドル買いに走らざるを得なくなる頃。
(3月9日)②
「東京市場は世界的危機の時、いつも最も鈍感」
韓国株11%の下げに対して日本株は5%の下げ。私の長い経験からすると東京市場は世界的危機の時、いつも最も鈍感、そして最後にドカーンと来る。 それは日本人が戦争に限らず何事にも平和ボケだから。 そしてサラリーマンマーケットだから。 損をしても他人も損をすれば叱責されない。一方、我々は「100人中99人が損してもお前だけは儲けろ、儲けなければお前も首」の世界だからだと思っている。 最近は外国人がかなり東京市場に参入していると聞くから、かなり変わったのではと思っていたがそうではないようだ。
(3月12日)①
「今、備蓄原油の放出には大反対」
今月下旬以降に原油輸入が大幅減少するならば、備蓄放出は供給不足のそれ以降であるべきではないのか?まだ順調に輸入が入ってるときに値段を抑える目的で備蓄を放出したら不急不要の需要が減らず備蓄を1層減らすことになる。輸入再開が遅れると日本を危機におとしいれる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA117180R10C26A3000000/
(3月12日)②
「ファンダメンタルズで説明できないギャンブルは嫌い
「日経平均株価、一時1600円超高 イラン情勢の収束に期待」だそうだ。
私は、株は相変わらず株は、買いポジションも売りポジションも持っていないけど、もしポジションもっていたら全てこの機会にスクエアだな。
3半規管が弱いのでジェットコースター嫌いだし、ファンダメンタルズで説明できないギャンブルは嫌いだから。
一方ドルは買い、債券売り(長期金利上昇)ポジションまま。米国イラン戦争が終わっても財政も日銀の財務を良くなるわけではないから。最悪事態が多少早くなるか否かだけの違いに過ぎない。
(3月13日)
「イラン米国戦争が長期化するのか?」
以下のようなリツイートが私のXに来た。
「よろしければ、なぜ(イラン米国戦争が)長期化すると思われるのか教えてください。
以下のように回答した。
「米国・イラン戦争は長期化するか短期で終息するのかは全くわかりません。 しかしそうであれば国の政策は最悪を想定して立てなければなりません。 国の予想が外れたから国民が餓死や凍死したなどの事態は許されないのです。 株も同じ。全くわからないのにポジションを傾けるのは運を天に任せた単なるギャンブルと同じです。勝負すべき時ではない。私ならポジションをスクエアにします」
(3月13日)②
本日の日経聞「私の履歴書」(村木厚子元厚生労働次官)の中に以下の文章がある。
『プロが意見を言うのはいいけれど、結論はド素人の我々に任せて』 現在、日経新聞「私の履歴書」
――>思うところが多々あるシリーズで読みごたえがあるが、3月11日の中にある記述にはう~んと唸ってしまった。・
村木さん曰く「審議会の運営は役人として何度も経験してきた。しかし法制審は勝手が違った。中心になるのは、法曹や大学教授などの法律の専門家たち。『素人が意見を言うのはいいけれど、結論はプロに任せて』の空気をひしひしと感じる。 正しい知識で発言しないと、意見を聞かない口実にされる。少しでも間違ったことを口にしないよう、毎回、弁護士さんを家庭教師に受験生のように必死で予習をした』 ―――>財政・金融政策の現状は法制審とは真逆で『プロが意見を言うのはいいけれど、結論は財政・金融ド素人の我々に任せて』と金融界や財界で全く相手にされない高橋洋一氏や藤井京大教授の言うことを首相が妄信しているように見えることだ。それも確立された金融論、財政論と真逆の主張を。 これでは国が道を誤る。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD057X30V00C26A1000000/
(3月13日)③
「外為準備や備蓄原油は国民の人気取りに使うべきではない」
外為特会に溜まっているドルはいざと言う時(=円の信用失墜時=外国が円ではものを売ってくれなくなる時)に日本が原油や海外農産物、高額医療品を買うために使うべき日本人の命の綱。
備蓄原油は輸入が止まってしまったときに、日本人を凍死から守ってくれる命の綱。世界中で原油輸入が止まったときに、自国民も危険にさらされている他国が日本に原油を融通してはくれない。
そのようなドルや備蓄原油を価格安定のために使うとはリスク管理ができていない。
双方ともテールリスク(起こる確率が極めて低いが、起こったら甚大な被害を及ぼすリスク)に備えたもののはず。 国民の人気取りに使うべきではない。国民の命を守るために使うべし。 なお政府日銀が市場に介入して思った通りに市場価格を操作したいと思う国のことは計画経済/社会主義国家と呼ぶ
(3月15日)①
維新が高橋洋一氏を国会に参考人として読んだというニュースには沢山の非難のツイートやメールをいただいた。
中の一つに以下のようなリツイートが私のXに来た。
「藤巻先生が今でも議員を続けていたら まさか維新が『外為ウハウハ』さんを国会の中央公聴会に推薦することもなかったでしょうに・・・・・・」
以下のように返信した。
「おっしゃるように、いまだに維新が高橋洋一氏の言説に惑わされているのならばがっかりです。 国会で維新が高橋氏を公聴人候補として推薦した後、多くの金融界の重鎮だった友人や見識のある友人から、これでは今フジマキが維新と距離を置くのは当然だろうの連絡、電話がありました」
(3月15日)②
「維新派財政規律を守る政党?」
以下のようなリツイートが私のXに来た。
「足立さんが抜けた頃は財政規律の政党というイメージもありましたが、藤田代表になってからダメダメですね…」
以下のように回答した。
「足立さんも私の財政規律重視にはえらく反対でSNSでずいぶん攻撃されましたが。 もちろん、今でも財政規律を重視してくださるとてもまじめで見識のある先生も何人かいらっしゃるのですが、うずもれてしまっていますね~」。
(3月16日)①
「ホルムズ海峡閉鎖はテールリスクではなくリスクだった」
米国がイランを爆撃する直前にホルムズ海峡閉鎖はテールリスク(起きる確率は極めて低いが起きれば、大変な事態になるリスク)である。ポジションを取るときには、絶えずテールリスクを考えて取らなければならない。従って今株のポジションはスクエアが懸命と書いた。
しかし、ではなかった。起こる確率が低いリスクではなかった。もっと高い確率で起こり売るリスクと認識すべきだったと反省。 現在の日本経済のテールリスクは原油が枯渇するリスクにとどまらずや貨物船が燃料を確保できずすべての輸出入が止まるリスクだ。当然日本経済は崩壊し国民生活も崩壊する。 そんな悪夢だけは想定したくないが最悪シナリオに備えるのは政府の仕事。それなのに、価格安定のためにせっかく貯めた備蓄原油を放出するのは最悪政策。
(3月16日)②
「政治にリスク管理の概念がない」
備蓄原油も外為特会計のドルも、日本が最悪事態を乗り切る国民の命を守るための貴重な日本の資産。 最悪事態の際には、たとえ将来世代に負担をかける(=将来の増税で回収するから)としても財政出動は必要。 しかし、財政は世界、最悪の放漫財政の結果、最悪事態にも出動不可能。 平時に使うべきではない備蓄原油、備蓄ドル、財政の赤字枠を使てしまおうという日本の政治にはリスク管理という概念が全くない。 マーケットに学ぶべきだ
(3月16日)③
「実務論であり、実務で実証された金融論にもっとリスペクトを!」
高市総理がトランプ大統領に会えば、日本も自衛艦のホルムズ海峡への派遣を強く要求されると思われる。 昔のように金を出すから、許してくれとでも言うのだろうか?そんな国のタンカーには、米国艦隊の護衛は未来永劫つけないぞと言われないだろうか? 日銀がどんどん紙幣を増刷し、それを渡しますから、お許しくださいと言って、ウンと言うほど米国は頭が悪くない。 いい加減、高橋洋一氏や藤井京大教授のように、日本の財政は健全、だからどんどん日銀が紙幣をを刷ればいい、その結果、円安になっても、日本はホクホクなどと言うど素人/めちゃくちゃ理論に、政治家たるもの騙されてはいけない。 実務論であり、実務で実証された金融論にもっとリスペクトを!
(3月16日)④
「MMTへの皮肉」
以下のようなリツイートが私のXに来た。
「2回読んだけど何を言いたかったのかわからない。 高市さんはトランプさんに会うべき?会わない方が良い? 主題が読み取れない、金融論??」
以下のように返信した。
「わからなければポイントだけもう一度言ってあげましょうか? 昔の湾岸戦争の頃と違って、自衛艦派遣の代わりにお金で解決をと言って、日銀が紙幣を刷って米国に渡してもそんな紙幣に何の意味がある?とけとばされるだけと言っている。 要はMMT論者への皮肉。 政府の最初には税金(インフレ税を含む)のみが財源。 政府の歳出を必要なたびに日銀がお金を増発して賄っていれば、円の価値は毀損し、そんな通貨を相手国は受け取らないぞと言う話」
〈3月19日〉
中東での戦争の将来など誰にも予想つかない。私も全く同様。だから日本株から離れて売りも買いもやらないほうがいいと言っている。一方、為替や長期金利はどっちにこんでも円安、長期金利高。どっちに転ぶかによってものすごい円安か、すごい円安か、ものすごい長期金利高か、すごい長期金利高かの違い。だからそのポジションは保持と言っているだけ。


