1.「前門の虎、後門の狼」
本日の政策決定会合では、日経新聞が特報で伝えたくらいだから、まず日銀は利上げをしないだろう。
その後の総裁記者会見が日銀にとって頭痛の種。・
昨晩の海外市場で10年金利は2.469%まで上昇してきた。
この地合いで、タカ派発言をすれば、そろそろ限界に来ている長期金利が更に上昇し、金融機関の財務が危険水域に入ってしまう。
一方、タカ派色を弱めれば円安が進行、160円を超え、ぶっ飛ぶ可能性もある。
「前門の虎、後門の狼」。
2.「英国債下落」
日本の10年金利は2.469%まで上昇してきた。一方、イギリス国債は昨日6bp上昇し、4,97%。
長期金利は学問上、「実質金利+期待インフレ率∔政府の倒産確率」で決まるとされている。
日米の消費者物価指数は現在ほぼ同じ3%前後で「期待インフレ率」は日英でそれほど変わないであろう。
対GDP比の借金は日本約240%、英国100%弱だから、「政府の倒産確率」は日本の方がはるかに高い。
それなのに日本国債2.469%、英国債4,97%と日本の方がはるかに低いのは、日本国債は日銀が爆買いしマーケットをゆがめているからだ。
日銀が国債保有を減らしてゆけばレベル修正の長期金利上昇が起きるのは当然。日本の長期金利はまだまだ上昇する。
上昇を抑えるには、日銀が、ただでさえ微速前進の「国債保有減額のスピード」を落とさねばならない。となるとお金はじゃぶじゃぶのまま、インフレは猛スピードで加速していくだろう。そんな時に起きたのが米国、イラン戦争。
今後のインフレはとんでもないものとなり、長期金利もとんでもないところまで上昇すると予想する。
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-04-27/TE5YJIT96OSG00?srnd=jp-homepage#gsc.tab=0
3.「今回も、利上げをしなくて済む屁理屈が見つかった日銀。」
今回も中近東情勢という「利上げをしなくて済む屁理屈が見つかり日銀は胸をなで降ろしているだろう。
日銀の財務内容を理解していない海外投資家は「4月に利上げをしなくてもいずれは大きな利上げをせざるを得ない」と信じているようだ。
経済情勢、物価高、世界にまれなる政策金利の低さを勘案すれば3%や4%政策金利を上げてもおかしくないし、上げなければとんでもない部㏍上昇が起きてしまうと考えているだろうが、当然だ。
しかし「上げるべき」と「上げ得る」とは全く違う。
本日、利上げを行えば「利上げ出尽くし感。最後の利上げ感」が出て、これをきっかけに円暴落、長期金利暴騰が起こる可能性がある。
利上げをしなければ、失望感からだらだらと円続落だろう。いずれにしても日銀にドボンに向かっている。円の終焉もそう遠くはない。
4.「欧州で航空燃料不足、6月に欠航拡大の恐れ ANA・JAL途中給油探る 」
今朝の 日本経済新聞記事
―> 健康年齢が尽きる前にたくさん旅行しておきたいと思っていたが、健康年齢が尽きる前に、ジェット燃料が尽きる時が来るとは想像だにしなかった。
https://nikkei.com/article/DGXZQOUC246Q40U6A420C2000000/
5,先週同曜日放送の「渡邉美樹5年後の夢を語ろう!〈4月25日放送〉」
4月25日の「渡邉美樹5年後の夢を語ろう!」でお話した内容の要約は以下の番組ブログで読むことができます(録音は4月23日)
実際の放送は下の方にある「番組をpodcastで聴く」の4月25日のところをクリックしてください。
質問コーナーでは「夫の給料の上昇が物価上昇に追いつかないのですが、夫を変えるしか解決方法はないですか?」との質問がありました。
好きだな~、こういうユーモアのある質問。
まずは「取り替える前に「給料上げてもらえなければ、離婚しちゃうわよ」と
とご主人を脅すのはどうですか?ご主人、きっと音(値)を上げますよ」と回答したその後で、まじめに「給料をドルに換えておくのはいかがですか?」と回答した。
インフレとは「お金の価値が下がること(=1万円札でモノが少ししか買えない)。
日本でお金とは円のこと、したがってインフレが米国よりも激しくなると思うのなら円をドルに換えるべき、とお答えした。
https://www.1242.com/yume5/yume5_blog/20260427-358845/
6.「日銀が通貨をむやみやたらと発行すれば通貨価値は棄損する」
3日前、以下の質問が私のX に来た。
「円の発行主体である日銀が累積赤字になって起きることがイメージできません。 日銀自体は赤字でも支払いに支障をきたすことはなく通常業務ができるんじゃないかと予想します。 そうなると日本経済や金融システムに影響があるのかないのかよくわからないのです」
以下のように回答した。
「日銀は必要な時に自分で通貨を発行できますから資金繰り倒産はしません。しかしながら、何でもかんでも通貨を発行すれば、発行する通貨の価値が棄損することが分かりませんか?他国はそんな通から引き取ってくれませんよ。
もし何でもかんでも通貨を発行して問題ないのらば日銀がバンバンに通貨を発行して世界中の原油を買い占めてしまえば良いわけで他国との原油争奪戦に買い負ける心配はなくなりますよね。そんなわけないでしょ」
7,「中東に原油を依存している国で需要抑制策をとっていないのは日本だけ」
以下、4月23日の日テレニュース
石油連盟・鈴木英夫専務理事 「中東に原油を依存している国で需要抑制策をとっていないのは日本だけ。いくら備蓄が長いといってもなくなりますから、できるだけ早いタイミングで(需要)抑制策も検討していただきたい」”. |日テレNEWS NNN
https://news.ntv.co.jp/category/economy/4fc49229bf1a430ea8ac46bd987dc890
8.「金利上昇期に取るべきポ^-トフォーリオと真逆のポ^-トフォーリオを持つ日銀」
金利上昇が予想されるときは「短期資産、長期負債」のポートホォーリオ、金利下落が予想されているときは「長期資産、短期負債」のポートホォーリオのポートホォーリオ理論の基本のキ。
金利上昇が続いてきた今までそして今後、「長期資産(長期国債).短期負債(日銀当座預金)のポートフォーリオ組んでいるのだからとんでもない状況になるのは当たり前の話。
9.「キリギリス国家・日本」
財政破綻の危機は財政ファイナンス(異次元緩和=長期国債超爆買い)で先送りするのに、油断危機には「補助金交付」などで前倒し対応する」のはなぜだろう。 今さえよければ、の精神か? アリとキリギリスのキリギリス。
10,「通貨発行益(受取利息−支払利息)が+に転じる可能性は当面ゼロ」
4日前に以下のリツイートが私のX に来た。
「金利上昇で日銀の損益が悪化する、というのは一つの断面。
ただ中央銀行は、単年の損益ではなく『時間』で見る存在でもある」。
以下のように回答した。
「その通り。しかしながら、通貨発行益(受取利息−支払利息)が+に転じる可能性は当面ゼロ。 購入した長期国債の利回りが極めて低く受取利息額の上昇が遥か先の未来なのだから。 中央銀行は保有してはいけないと言う株式を保有している中央銀行は世界でも日銀のみ。しかも日本最大の株主という異常な状況の日銀。 通貨発行益がプラスになる前に株式市場が崩れると、日銀財務は目も当てられなくなる。 そんな中央銀行がいつまで大丈夫なのか?今日は大丈夫でも明日はダメかもしれないと言う状況が続く。中央銀行の信用と円の信用は表裏一体」
11.「黒田元日銀総裁が1.5%まで政策金利引き上げ可能とおっしゃった理由」
黒田元日銀総裁が1.5%まで政策金利引き上げ可能とおっしゃった理由は黒田氏が1.5%まで政策金利引き上げ可能と言った理由は以下の通りと推測。 日銀の受取利息は年間約2兆円。1.5%まで政策金利を上げると支払金利は年間約6兆円。4兆円の赤字だがETFの配当金が約4兆円あるから損の垂れ流しねか回避可能。 しかしいつまでET F配当金に頼れるのか?
12,「日銀の累積赤字は時がたてば解消するがその時まで日銀は持たないだろう」
4日前に以下の質問が私のX に来た。
「先生に質問があります。 黒田前日銀総裁が成田悠輔氏との対談で保有国債は日銀でいう再投資(借換)で利回りの高い国債に徐々に入れ替えられるとしています。その収益が日銀の銀行への付利の損失を次第に上回るとしています。 日銀は一時的な債務超過はあるが長期的な債務超過は免れるのでしょうか?」
以下のように回答した。
「昔の日銀は、3ヶ月までの国債しか買っていませんでしたから、3ヶ月経てば、新しい利回りで収入が増えます。 しかし最近の日銀は10年国債購入が主体で20年、30年債まで買っています。固定金利債ですから10年、20年、30年たたないと金利収入は増えません。 一方、支払い金利の元になる日銀東西金は、政策金利を上げれば、翌日から上昇します。 徐々に高い受け取り利息の国債に変わると言ったって、その頃には日銀はとんでもない累積赤字で消滅しているでしょう」
13.「入試問題に採用された文章」
4月19日に以下のリツイートが私のX にいただいた。
「好き嫌いは別に、やはり朝日なんだろな。 先日飲み会で、天声人語で漢字の勉強してたと話したら、何人も同じ勉強法やってました」
以下のように回答した。
「私の文章も駄文ながら確か3度ほど入試問題に使われたことがありますが、全て朝日に載った文章だったと記憶しています〈100%自信があるわけではありませんが)〉
14.「拙著『物価高・円安はもう止められない』」
3年半ぶりの親書がPHP ビジネス新書から発売になりました。
[物価高・円安はもう止められない! 政府と日銀がひた隠す日本経済の不都合な真実 (PHPビジネス新書)]
拙著のアマゾンのリンクは以下の通りです。
https://amazon.co.jp/dp/4569861059



