1.「ハイパー植田」
「ハイパーインフレといえばフジマキ」と思っている市場関係者が多いかもしれない。
「ハイパーフジマキ」とのあだ名がることも承知だ。
しか~しそれならば「ハイパー植田」とも命名いただきたい。
植田日銀総裁は、いまはハイパーインフレのリスクなどおくびにも出さないが、東大教授時代は私と考えがかなり近く、ハイパーインフレのリスクについても何度か触れられている。
2.「私と植田日銀総裁の考えが似ていた理由」
失礼しました。私と植田日銀総裁の考え方が似ていた」という表現は不適切でした。 「私と植田総裁は確立された金融論に則って考えを進めるから主張が似た」との表現が正しかったです。
3.「ハイパー植田 その1」
以下2015年8月の日経ヴェリタスのコラム「異見達見」への植田東大教授の寄稿論文「近づく国債買いオペの限界」 より。
「こうして歴史上、多くのハイパーインフレは中央銀行が政府の財政の尻拭いをしたために発生した」
――>トンデモ教信者の言うように「ハイパーインフレは戦争で供給施設が破壊されたのが主因ではない。中央銀行の信用失墜によって起きたのだ。
財政ファイナンス(=政府の歳出を中央銀行が通貨をあたらに発行することで賄う)は財政の尻拭いそのものだ。
4,「ハイパー植田 その2」
以下2016年7月の日経ヴェリタスのコラム「異見達見」への植田東大教授の寄稿論文「無利子国債の危うさ」 より。
「日本銀行が)どんどん拡大していく)債務超過を抱えたままで引き締めを貫徹できればよいが、財政の後押しも無く、資産も無い中央銀行の信認は地に落ちるリスクが高い。それは制御不能のインフレリスクと表裏一体である」
――>保有国債の評価損が膨らんでいるのは、日銀の資産が無くなっているのと同じである。
(ハイパー植田シリーズは後日、まだまだ続けます)
5,「債券自警団は目覚めるか」
昨日の日経新聞夕刊、ウォール街ラウンドアップの記事・
最後を「財政懸念も忘れてはならない。BCAリサーチでチーフエコノミストを務めたマーティン・バーンズ氏は、利払い負担の増加が歳入をむしばむ悪循環に陥るなかで「財政規律を求める『債券自警団』が5年以内に目を覚ます」と警鐘を鳴らす。債券の不人気化に歯止めがかかる要素は少ない」で結んでいる。
――>バーンズ氏は「5年以内に目を覚ます」とのんきだが、この記事の最初にあるように「(FRBの)年内利上げ観測は後退する。それでも長期金利には上昇圧力がかかる」と始まっている通りで、この数日、日米ともに長期金利に上昇圧力がかかっている。もし米国債の金利上昇圧力が続くならば、日本の長期金利も引っ張られて上昇していくだろう。
全世界でGDP比での通貨発行増が目立っているのでどの法定通貨も価値の棄損(=インフレ)は避けられないだろう。
しかし為替はコイントスと同じで裏と表は同時には出ない。どちらの通貨がより棄損するかで為替は決まる。
FRBも対GDP比で通貨発行を増やしてはいるが、日銀には遠く及ばない。ドル/円は急騰する。
それがゆえに私が講演会や著書の中でドルのMMFと日米の債券ベアファンド(長期金利が上昇すると儲かる投資信託)をお勧めしてきた理由だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL141PG0U6A810C2000000/
6.「高橋洋一氏のトンデモ理論を信じる状弱者」
私のX に以下のリツイートが来た。
「日銀の債務超過は基本的に問題にならないが、メディアが騒ぐなら、日銀の決定会合で超過準備高の付利を低くすればいいだけの話(基礎残高+マクロ加算残高は政策金利)」
以下のように回答した。
「高橋洋一氏にごまかされてるようだが、日銀は異次元緩和をした以上、超過準備への付利の上げ下げでしか政策金利を動かせない。 すなわち、超過準備への付利をさげろとの主張は今、政策金利を下げ物価上昇を計るべきとの主張と同義。アホかいな」
7,「強いドルは米国の最大の国益」
私のX に以下のリツイートをいただいた。
「そもそも基軸通貨は自国経済以上に通貨発行しない限り世界経済が停滞してしまうのだが…」
以下のように回答した。
「その通り。通貨は経済成長に合わせて供給することが大事。経済に比べて通貨を発行しすぎれば、通貨価値が毀損しインフレが起こる。一方経済に比べて通貨発行が少なければ、通貨価値が上昇しデフレになる。 金本位制の限界は後者。 基軸通貨はおっしゃる通り、世界経済の拡大規模に合わせて発行する必要がある。発行すればただで世界の富が手にはいるのだから基軸通貨としての地位は最高の国益。基軸通貨としての地位を保つためには、通貨は強くなくてはならない。そうしなければ、世界の人々はその通貨で貿易しようと思わないし、富の貯蓄をしようとも思わない。だからドルを基軸通貨として保ちたい米国は強いドルを望む。 一方、基軸通貨以外の国は、自国の経済成長以上に通貨を発行すればインフレに陥る。日本は経済成長以上にとんでもない量の通貨を発行したから、今の円安進行があるし、まだまだ円安は大きく進む」
8「異次元緩和実は財政破綻先送り策」
私のX に以下のリツイートをいただいた。
「いまのこの状況はアベノミクスが発端ですね こうなることがわかっていても、デフレをとめる劇薬を投入せざるを得なかった時代のせいなのか、、、? それとも、今流行りの長さんみたいに、自分は通貨量を増やしたから、後のインフレは知ったこっちゃない、だったんですかね?」
以下のように回答した。
「異次元緩和は、デフレ脱却のためと言うのはエクスキューズで、税金で政府の歳出をまえなくなったから日銀が、国債を買って新しい通貨を発行することによって、政府が歳出をまかなった財政破綻(危機)を先送りすること政策だと異次元緩和当初から解説しています。 しかし、そんなことをすれば、歴史が証明する通りに大量発行する通貨の価値が毀損していき、とんでもないインフレ、そしてハイパーインフレになると言う予想でしたが、その通りに今、日本は進んでいます」。
9、「本日は珍しくテニスを2ゲーム」
夏の間、1ゲームしかテニスをやる体力はなかったが、今日は涼しかったので2ゲーム。ただし2ゲーム目は0-6で負けたので運動量は1ゲーム半かな?
しかし0-6で負けるとは、なんとも「円」のようで情けなかった。


