1.「統合政府で考えると金利上昇期の今、日本は極めて危険。マネタイゼーションの結果」
財政ファイナンスとは、国の歳出を中央銀行が通貨発行によって賄うことであるが、英語ではマネタイゼイションと言う。 国の税収不足分は長期固定金利の長期債でなっていたものを、日銀がその国債を買うことによって現金化する(=日銀当座預金の増加) ことだからだ。 わからなければ統合政府で考えてみれば良い。統合政府では、政府の資産サイドと日銀の負債サイドが相殺され、政府の資産と日銀の負債が残る。日銀の負債とは大部分が日銀当座預金(=極めて短いマキのお金)である。 高橋洋一氏は統合政府で考えると、日本の財政は健全だと主張しているが、とんでもない話で金利上昇期には日本はとんでもなく危険な状況になる。(この点は確か国会でも高橋洋一氏に反論した記憶ががあるが単に本やSNSだけだったかもしれない。) 金利がこれから明らかに上昇するときに、住宅ローンを今まで固定金利で借りていたものを変動金利に変えるの同じ行為だからだ。 マネタイズーション(=財政ファイナンス)は、ハイパーインフレを起こすと言うことで確立された金融論では禁じ手中の禁じ手であるが、ハイパーインフレ段階の前でも上に述べたような問題点がある。
2.「過激なのは日銀。私ではない」
これも何度も書くが私の意見は過激だと言う方が多い。しかし過激なのは私ではなくて日本銀行である。 私は大学で管理会計のゼミに所属し、ビジネススクールではファイナンスがメジャーだった。そこで習ったことを実践に活かしリスクテイクでJ.P. Morgan 1の儲け頭だと言われるようになり、その実績で当時の東京市場では、唯一の日本人外人支店長になった。その実績でソロスにも誘われた。 その経験を生かし、13年間一橋大学経済学部、6年間早稲田大学大学院(商学研究科)で半年間ずつの授業を受け持った。 確立された金融論を信じて生きてきたバリバリの実務家である。 その私から見ると、現在の日銀は確立された金融論をはちゃめちゃに破っている過激な存在だ。 亡くなった昔の日銀総裁の方々が万が一生き返って、今の日銀をみればびっくり仰天、ショックで、すぐまたお墓に戻らるだろうほどの激変ぶりだ。 だから私の結論が中央銀行の取っ替えという一見過激に聞こえる結論となるのもいたしかたない。 確立された金融論では、禁じ手中の禁じ手の財政ファイナンスを大胆にやり、通貨の信用を守るために保有してはいけないと言う株を保有する世界唯一(金融目的以外で少額保有するスイスの中央銀行を除く)の中央銀行となり、しかも日本最大の株主にまでになった。 財政ファイナンスの防止のために、2001年に決めた自主ルールである銀行券ルールさえも今や無視もいいところである。 その結果が過剰な通貨の発行しすぎで円安を招き(円安の進行はまだまだこれからである)政策金利を上げなければならないこの時期に自死を恐れて大胆な利上げができない今の日銀の姿がある。
3.「株価が暴落したら中央銀行自体が危なくなるなど聞いたことがない。日銀の異常さ」
現在の世界の金利動向、為替動向を考えると、日銀には大胆な利上げが不可欠ではあるし、ベッセント財務長官からの強い要請もあるようではあるが、株価におんぶに抱っこの株本位制の日本銀行は、大胆なり上げができるのか?大胆な売り上げで株価が大幅下落したら、とんでもない状況になってしまう。 株価が暴落した場合、普通であるならば、中央銀行が金利を下げて何とかその国の経済を支えるものだが、株価が暴落して中央銀行自体が危なくなるなど聞いたことがない。 株価が暴落したら、中央銀行が何とかしてくれるとの最後の砦も日本はうしなった。 確立された金融論では通貨の信用を守るために、中央銀行たるもの持ってはいけないと言われている株を保有している日銀の財務はアグリーでさえある。
4.「海外投資家は中央銀行がそんな非常識なことをしているとは想像だにしていない」
少数の海外投資家は日銀の惨状を理解していると思うが、大多数の海外投資家はまだ理解していないと思う。 確立された金融論で投資行動をしている世界の投資家にとって中央銀行たるものがこれほどまでに確立された金融論に逆らっているとは想像だにしていないから、日銀の健全性をチェックするなど思いもよらないことなのであろう。 しかし、次回の利上げで、その事実がかなり世界に広く浸透することになるだろうと思う。
5.「世界的に利上げ観測、FRB上回る引き締めベースー債券分散投資に逆風」
本日のbloomberg ニュース。
――>ならば世界段トツに国債を保有している(対GDP)日銀は世界で最も苦しい。円の終焉は近い。 長期金利が上昇して中央銀行が危険になるなど聞いたことが無い。 確立された金融論では中央銀行たるもの長期債など大量保有してはいけないから。
6.「メガバンクはリスクを日銀に押し付けた」
メガバンクの業績が良いようだが、当然である。この十数年間にわたって保有国債額を大幅に減らし、日銀に売り付けてきたからだ。リスクを日銀に押し付けたともいえる。 なお、これは政府日銀の政策に乗っただけで、メガバンクが悪いわけでは当然ない。 その分、日銀にリスクが山積された。
7.「中央銀行が短期金利さえも制御出来ない史上初の事態が日本で起こるかも」
以下のようなリツイートが私のX にきた。
「金利上昇期には日本はとんでもなく危険な状況になる」 → なりませんよ。日銀当座預金の付利は日銀決定会合のみで調整できます。現にECBは実施しています」
以下のように回答した。
「このコメントはこの時点で利下げを要請しているわけで極めてとんちんかん。ちなみに私は政策金利は上げられなくても、ものすごい物価上昇で住宅ローンの変動もの等の市中金利は急騰すると思っている。 要は中央銀行が短期金利さえも制御出来ない史上初の事態が日本で起こると思っている。 こういう事態を解消するためには、世界が何度か経験したように中央銀行の取っ替えの他に策は無い。円は法定通貨でなくなり紙屑化する。自衛が必要」
8.「何故、垂涎の的の日銀総裁選びで日銀OB,財務省OB は固辞したか?」
以下のリツイートを私のX にいただいた。
「ハイパー黒田ならわかりますが、ハイパー植田はおかしいと思います。植田さんは黒田異次元緩和の尻ぬぐいをしてるだけではないですか」。
以下のように回答した。
「黒田前日銀総裁の任期が切れた2023年、かっては、垂涎の的であったポストを競い合っていた日銀や財務省のOBの誰もが手を挙げませんでした。それどころか辞退しました。 日銀財務の内情がわかってる人ほどその厳しさがわかっていたからだと思います。 その時点で誰も手を入れなかったり、金融を何も知らないトンデモ人が手を挙げていたら、国民も海外投資家もマスコミもその時点で日銀が抱える問題に気づき、大手術が行われていたと思います。 植田さんの問題点は、彼が総裁職を受け入れたことによってその時点で、大手術がおこなわれずに、おできがその後もどんどん大きくなってしまっていることです。 もし火中の栗を拾うつもりだったとおっしゃるのであれば、東大教授時代に主張されていた問題点の解決を果敢に行うべきだと思いますがおでき大きくなるのを放置しています」。
9.「テニスでは高齢者はシングルスなどしない」
以下のリツイートを私のX にいただいた。
昨日テニスをされたようですが、シングルスですか?


