美意識(本日第3弾)

2019年07月01日

美意識
以下、昔、朝日新聞土曜版be[「藤巻兄弟の大人塾」に書いたこと。
① 私の文「父が強烈に持ち続けた美意識は、あきらかに幸夫に遺伝している。残念ながら、私には全くといっていいほど遺伝していない。身だしなみをみれば一目瞭然だ。一方、私に色濃く遺伝したのは「ドジ」なトコロだろう。」
② 私の文「先日、テニス仲間の久世さんから、こう言われた。「フジマキさん!その、黄ばんだテニスウエアと、くたびれたテニスシューズは、高校生時代に買ったの?それに、そのペーソス漂う後ろ姿!しょぼくれさにかけては他の追随を許さないわね。弟さんの面目、思いっきりつぶされちゃう」
③ 幸夫の文「留学後、兄貴はロンドンに赴任。英国文化に触れて、少しはおしゃれになるかなと思ったが甘かった。相変わらず靴は磨かず、カバンはいつも紙袋「そんな人とは。一緒に歩きたくない」と、思ったこともある。
④ 幸夫の文「兄貴のファッションセンスが全く向上しないのはナゼか?思うに、DNAと感性は関係ない。それにしても、兄貴のスタイルの一貫性はすごい。ヒトの目を全く気にしない生き方も、もしかしたら一つのファッションなのかもしれない。そう、自分の軸を崩さない生き方こそ、真のファッションなのだから。」ほめてくれているのやら、けなしているのやら(苦笑い)
⑤ 私の文「ロンドン赴任時代、大学生だった幸夫が1週間、居候しに来た。帰った後、掃除していた妻・アヤコが「エエエ?」と突拍子もない声を上げた。なんと客間のベットの下に、幸夫の洗濯物やいらない物が押し込まれていたのである。以来、私は「人の美意識とは何だろう」と考えてしまう」
懐かしい思い出だ。もっと長生きしてほしかった.
7月4日から参議院選挙が始まります。身だしなみだけは整えて戦います。