街頭演説 維新の片山虎之助 応援

2019年07月19日

東京駅丸の内、街頭演説の様子です。日本維新の会 片山虎之助共同代表の応援演説もあります。Youtubeは37分あります。

文字起こしとともに載せました。

フジマキが政府の社会主義的な経済運営と戦う理由、ブレない背景、若者の夢と仮想通貨に対する思いを包括的に理解して頂ければ幸いです。

 

 

以下、演説内容の文字起こし

 

それでは、日本維新の会全国比例の候補者であります、藤巻健史からの演説でございます。

 

藤巻健史演説

 

皆さん、お仕事お疲れ様でした。

私、参議院 全国比例候補 藤巻健史、藤巻健史です。
是非二枚目の投票用紙、これは全国比例の投票用紙でございますけども、藤巻健史、藤巻健史とお書き頂ければ幸いです。

 

 

日本の問題~デフレ脱却問題、世界で最悪の財政状況、日銀の出口問題、年金問題、低金利

 

今、日本には非常に多くの問題があります。

経済的な問題があります。

デフレ脱却問題、世界で最悪の財政状況、日銀の出口問題、年金問題、低金利がゆえに問題が起きてきた銀行の経営問題、非常に多くの経済問題がある。

だからこそ、金融、経済、財政の専門家、藤巻健史、藤巻健史を是非、国会に送って下さい。

私は、JPモルガンで、モルガン銀行東京支店長兼在日代表を務め、そのあと、一橋大学で13年間そして早稲田の大学院で6年間教鞭をとってまいりました。

今でも日本金融学会に所属しております。また、アメリカのNewsweek誌では、世界が尊敬する日本人100人の内の一人に選んで頂きました。

その経験、知識を日本経済回復のために、役立てて行きたいと思います。

今、日本経済は非常に多くの問題がある。

 

日本は30年間で成長しなかった

 

それは日本経済が成長しなかった、30年間で全く成長しなかったということに起因していると思います。

30年間日本経済、たったの1.4倍にしかなりません。
アメリカ経済が、あの巨大なアメリカ経済で3.9倍、イギリスで3.8倍、シンガポールで9.2倍、韓国で13.1倍、中国にいたっては、57.7倍にもなっているのに、日本経済はたったの1.4倍なんです。
経済規模が大きくならなければ、どのように切り分けたところで、ひとりひとり国民が豊かになるわけがありません。

 

だからこそ、日本経済は大きくしなければいけない。
この優秀な民族で、勤勉な民族である、日本国、その経済がたったの1.4倍、世界の平均に行かない、ダントツのビリ成長ということは、何か根本的なミス、システムミスがあるに違いないんです。

それが何かということを分析し、それを直すことが政治家の最大の責務だと思います。

数日前の日経新聞、今ポピュリズムで政治家は身近な問題しか考えない、それは、身近な問題が票になるからだ、そう書いてありました。

票になろうとなるまいと、私は中長期的な問題を考えることこそが政治家の最大の責務だと思います。

世界平均どころか、最低のビリ成長の日本経済、そして財政が最悪の状況になっている。
これを考えることこそが政治家の役目だと思ってます。
この30年感のダントツのビリ成長を続けていけば、日本経済は近い将来、4流国、5流国になってしまうんです。
私どもの世代、孫の世代、お子さんの世代、とんでもない経済状況になってしまいます。

だからこそ、これがなぜ最大の問題なのか、そしてそれを今、大きな手術で治すことこそが最大の責務だ。

是非、そのためにも財政、金融、経済の専門家、藤巻健史、藤巻健史を是非国会に送って頂きたい。

 

在日外国人の日本の評価~世界最大の社会主義国家

 

私は、JPモルガンの在日代表兼東京支店長をしていたせいで、多くの外国人、欧米人の部下がいました。

その部下が長年、日本で働き、そして生活したあとに、私に言ったことがあります。ほぼ皆同じことを言って帰りました。
日本は世界最大の社会主義国家である。こう言って皆帰っていったんです。
大きな政府、規制がめちゃくちゃに多く、政府がなんでも関与する。

そして機会平等ではなくて、結果平等主義なんです。これこそまさに社会主義的な特徴です。

政府がもっと大きくなって、なんでも政府がコントロールし、そして結果平等になって、規制がめちゃくちゃにあるのなら、それこそ、「THE 社会主義」です。それこそ「THE 共産主義」です。

 

日本は非常に多く社会主義的な要因がある、よく日本の識者で、「資本主義は終わった。

日本経済は成長してないからだ。」という人がいます。

違うんです。日本は社会主義的な経済経営をしてたからこその低迷成長なんです。

30年間世界ダントツのビリ成長、この優秀な民族の、勤勉な民族のこの国の経済が世界最悪のビリ成長、平均どころか世界ダントツのビリ成長、それは根本的に何かの間違えです。

それを今、分析して、大きな手術をしなくてはいけない。
小手先の手術では、このトレンドが続いていって、日本は、4流国、5流国になっていきます。

この問題を解かなくてはいけない。

 

日本のマーケットの日銀の支配の問題

 

私のJPモルガンの部下が言っていたように、日本経済は極めて社会主義的な経済運営をしている。

そしてまた今現在、日本の市場、マーケットは、完璧な計画経済主義になっています。

私が銀行マンだった時、金融マンだったときには、日銀は、マーケットに参加してなかった。

(手を振られて)ありがとうございます。

株式市場にも、日本国債市場にも、不動産市場にも全く参入しなかった。
これは、株式市場では、日本最大の株主になっているのが、日本銀行です。
数日前の日経新聞、原田論説委員長は書いてました。

企業の過半数の会社で、中央銀行が大株主になっている、そのようなことは、資本主義国家においては、異形である、と書いてあるんです。

異形どころではありません。中央銀行がその国の最大の株主という国は、まさに計画経済そのものです。

国債市場、日本国債の市場はさらにひどい。一時は年間発行量の80%を日銀が買っている。

今では発行残高の43%を日銀が持っている。こんな国際市場で、中央銀行が支配している国はありません。

これを計画経済といわずになんて言うのか。

不動産市場もREITを通じて日銀がコントロールしている。株式市場も国債市場も不動産市場も市場原理が働かない日銀がコントロールしている。

これを計画経済といわずに何と言う。

日本は大きな政府、規制がめちゃくちゃに多い。そして結果平等主義。
マーケットは計画経済そのもの、それはガラス板がポキッと折れるように非常に危険な状況かと思います。

それはソ連が計画経済、一見うまくいっているように見えたところ、膿がたまってポキッといってしまった。

それと同じような状況に、日本経済はあるのではないか。

これは、まさに私のJPモルガン時代の欧米人が言っていたように、日本が社会主義的体質だったから、他の言い方をすれば、政府がしゃしゃりですぎだったからです。

政府主導の経済、もちろん政府がなんでもやっていくためには、税金を沢山取らなくてはいけない。税金がとれなければ、とりあえず借金をしなくてはいけない。

政府が主導すれば、借金が大きくなるのは当たり前です。

 

民間主導の経済

 

民間がやれば、政府はお金はいりませんから借金は必要ない。
でも政府主導の経済では、借金が必要になるんです。

政府が借金をどんどんと積み上げて、その結果が世界最大のビリ成長。

平均どころか、世界最大のビリ成長。そして借金だけは、世界最悪の状況。

1100兆円もの借金なんです。

10兆円ずつ返して110年もかかる借金。今税収60兆円です。10兆円浮かすためには50兆円に支出を抑えなければいけないのに、100兆円使っている。
これでは、200年たったって、300年たったって、借金は返せません。

それほどまでに借金を積み上げてしまった。
それは政府がしゃしゃり出て、政府主導の景気回復を狙ってたからです。
政府主導の景気回復を狙った結果が、ダントツのビリ成長。

そして借金は山積み。

まさに、政府主導でうまくいかないことの、日本は、まさに証左なんです。
だからこそ、民間主導の経済にしなくてはいけない。

なるべく、政府が税金を取らずに民間にまかせる。民間にできることは、民間にまかせる。
規制はどんどん緩和していって、民間が活力を生かせるような環境を整える。

それがあるべき姿なんです。
私のJPモルガンの部下が、世界最大の社会主義国、といっていた理由が良くわかると思います。

日本は30年間のダントツのビリ成長、そして借金は世界最悪なんです。
今こそ、民間主導の経済を作り上げていかねばなりません。

 

経済、財政、金融の専門家を国会に

 

だからこそ、経済、財政、金融の専門家、藤巻健史、藤巻健史を再度国会に送って頂きたいと思います。
(同じ内容で割愛)
1970年代の栄光の日本経済、それを取り戻すべく頑張りたい。

是非、経済、財政、金融の専門家、藤巻健史を国会に送って下さい。

今、国会には、ほとんど、経済、財政、金融の専門家がいません。
皆さんが脳外科の手術をしなければいけないときに、内科医と、精神科のお医者さんしかいない病院に入院するでしょうか。

医療には専門家が必要なことは皆さんおわかりだと思います。経済、財政、金融の問題でも専門家が必要です。

特に日本経済、今非常に多くの問題を抱えている、それなのにほとんど専門家がいない、ではまずいと思います。

だからこそ、経済財政の金融の専門家、藤巻健史、藤巻健史を国会に送って頂きたい。
私は予算委員会と財政金融委員会に所属しています。
私の友人の、これは自民党の議員ですけども、おまえと麻生大臣との討論は、まさに「ハブとマングースの戦いのようだ」といいましたね。これは私が、金融財政の経験と、そして知識があるがゆえに、麻生大臣と日銀マンと議論が出来た証拠だと思います。

 

そして、今本当の意味で、財政、金融、経済のチェック機能を果たす国会議員はあまりいません。いや、ほとんどいないかもしれない。

だからこそ、この経済、財政、金融の専門家、藤巻健史、藤巻健史を是非、再度国会に送って頂きたいと思います。

 

日本を社会主義的な体質の経済運営から、真の資本主義的国家体制に持って行く。

そして、もう一つ、将来の日本の飯の種を育成することが必要です。

 

将来の日本の飯の種を育成する~日本はITの育成に失敗

 

育成というのは、政府がしゃしゃりでることではございません。

政府がしゃしゃりでないこと、民間の活力を生かすことです。

今、日本はITの育成において失敗しました。

インドは成功した。それは、インド政府が、ア○で、何も規制ができなくて、民間に自由にやらせたらこそ、発展したんです。

同じように、ITのミスをやることはできません。

まさに、民間の活力を生かすこと、それが国のあるべき姿です。
国が沢山税金を吸収して、そのお金で経済を発展させよう、それは間違えなんです。

 

民間にまかせるべきなんです。

だからこそ、私は、仮想通貨、IT、ブロックチェーンの発展にも尽力しているつもりです。

税金はなるべく低くして、そのお金を民間が使えるようにする。

それこそ、あるべき姿だと思います。

仮想通貨税制も同じなんです。

仮想通貨税制で沢山お金を集めて、そして官が主導して経済を良くしよう、そんな話ではないんです。

それでは国が衰退してしまいます。

税金はなるべく低くして、そのお金を民間が使えるようにする。

そして民間が活躍できるような環境を整える。それが重要です。

だからこそ私は、将来の日本の飯の種である、と思われる、AI、ブロックチェーン、仮想通貨の発展のために、尽力しています。
まずは、税制を変えなければいけない、仮想通貨税制を変えなくてはいけない、そのために国会で議論をしています。
まさに、日本、将来の飯の種、ブロックチェーン、仮想通貨それを育成するために、政府はしゃしゃり出ない、税金を低くする。当たり前の話だと思います。

私は、日本を、大きな政府、規制過多、結果平等主義、そういう経済から、民間が活躍できるような社会にできるように頑張っています。

 

そして仮想通貨税制を変えて、日本にブロックチェーンと仮想通貨のすばらしい世界がくるように、がんばっていきたいと思っております。
私の弟、藤巻幸夫、彼は、伊勢丹のカリスマバイヤーと言われていました。そして福助の社長。

残念ながら幸夫は、54歳の若さで、急性膵炎のため、急逝してしまいました。

もし彼が生きていれば、彼がミクロ経済、私がマクロ経済で、一生懸命日本経済を引っ張って行きたい、こう思ってました。

その弟の意思までくんで、私を再度、国会に送って頂ければと思います。

 

私が政治家を目指した理由~イギリス・サッチャーの登場

 

私は、JPモルガンで在日代表をやらせて頂きましたけど、その前は、日本の三井信託銀行というところに務めていました。
そしてフォーランド紛争真っ盛りの時に、ロンドン支店に転勤になったのです。

その時のロンドン、まさに老大国でした。
「もし、アルゼンチンから爆撃があったら、地下鉄に逃げるんだ」と。こう脅しともとれるような発言を得て、ロンドンに赴任しました。

その時のロンドン、本当に老大国でした。
地下鉄は動く灰皿。そして公衆電話は、7割から8割は壊れている。
組合が強くてしょっちゅうストライキ。地下鉄はしょっちゅう止まるし、そして清掃車はこないんで、町がくさくてたまらない。

それをサッチャーが首相になったとたんに、日に日に経済が良くなっていった。

まさに老大国の光景がまったくなくなったんです。

私はあの時、思いました。

政治家ひとりの力で社会が変わるんだ。

政治家ひとりで変わるんだ。

だからこそ、私は政治の世界に身を置きたい。これもひとつの私が政治家を目指した理由です。

そしてもう一つ言えること。当時はイギリスは老大国と称されていたんです。イギリス病と言われていたんです。

今、日本、皆さんはご存じないかもしれませんが、世界では日本は日本病と揶揄されているんです。
International Economyと、世界で権威のある雑誌があります。
昔の中央銀行総裁とか財務長官が寄稿している非常に権威のある世界的経済誌です。

私も僭越ながら時々寄稿を依頼されております。2年前の夏号のトピックは、「日本病が世界に蔓延するか」こういうタイトルだったんです。

世界的に権威のある経済誌が、「日本病は世界に蔓延するか」今、テレビ、ラジオでは、日本いいところ、という番組が目白押しです。

しかし、こと経済に関しては、世界では、「日本病」と揶揄されているのです。
当たり前です。30年間で世界の平均に行かないどころか、ダントツのビリ成長。1.4倍にしか経済が大きくなっていないんです。

アメリカが3.9倍、イギリスが3.8倍、シンガポールが9.2倍、韓国が13,1倍、中国が57.7倍にもなっているのに、日本経済たった1.4倍。経済規模が大きくならなければ、どんなふうに切り分けようとも、一人あたりの収入が豊かになるわけがない。

当たり前の話です。
だからこそ、経済を大きくしていかなければいけない。

 

年金問題

 

そして、もう一つ、今年金問題が大きな課題となっております。
政治家の人がいろいろいいます。少子化のせいだ、なんだかんだ。
しかし最大の問題は、経済規模が大きくなっていないことなんです。

経済規模が大きくなっていなければ、株価はあがりません。当たり前です。
1989年12月日経平均が市場最大の高値を付けたとき38915円をつけた。
それから30年日本の株価は半分。

これでは年金が十分積み立てられるわけがありません。それから長期金利が低迷してます。景気が悪いから長期金利が低迷する。それならば、国債の大半を保有していた年金の積立金が積み上がるはずがない。

年金というは、昔集めたお金を将来に支給するだけでは、成立しないんです。
集めたお金を保険会社等が上手に運用して、十分に積立金を大きくして、初めて年金が持続可能なのです。
当たり前の話です。

個人年金を考えて頂きたい。10年間10万円ずつ積み立てる。100万円積み立てた。それを65歳から10万円ずつ返してもらう。これでは年金の意味をなしません。

きちんと積み立てたお金を、運用を大きくして、運用を沢山して頂いて、そしてそれを支給してもらう。これが年金の在り方です。

ところが日本経済、世界最低のビリ成長。
株は上がらない、そして長期金利は低いまま。当たり前です、景気悪いんだから。
それであれば、積立金が十分に積み上がるはずがないんです。
だからこそ、年金問題は、経済規模が大きくなってないから。これが最大の問題なんです。

日本経済、世界ダントツのビリ成長。そして借金は世界最悪。この状況を直さなくてはいけない。まさに日本経済、まさに官が支えていた、官が支えるためには一生懸命税金を取らなければいけない、借金を増やさなければいけない。
そして、政府が経済を頑張って大きくしようとした結果、30年間平均に行かないどころか世界最低のビリ成長。

そして借金はめちゃくちゃ貯まった。

これは日本において、官主導の経済がまったく間違えていたということの証左だと思います。

官は大きくしてはいけない、官がしゃしゃり出てはいけない。
なるべく民間にやらせるべきだ。

規制を緩和し、税金を低くし、民間が活躍できる環境を整える。民でできることは、民にさせる。もちろん政府は最低限のセーフティネットを確立することは大切です。
本当に必要な人たちを助けるのは当たり前。

しかし自助努力できる人は一生懸命頑張って頂く。
機会は平等にして、機会でヨーイドンをして、そしてその後、より働いた人はより高い収入を得る、より努力した人はより高い収入を得る、より頭に汗を書いた人は、人より高い収入を得る、高いリスクをとった人は、それなりの収入を得る。
それがあるべき姿です。

まさに結果平等主義、それでは経済が発展する訳がない。結果平等主義、大きすぎる政府、規制が大きすぎる、そして計画経済、市場は計画経済、日銀がドミネートしている。

この体質が、日本経済が世界亜最低のビリ成長しかできなかった、そして借金が1100兆円たまってしまった原因だと思います。

だからこそ、私は社会主義経済的な体質を改めて、資本主義経済にする、そして将来の飯の種である、仮想通貨、ブロックチェーン、AIを育成する、育成するということは、政府がしゃしゃり出ないということ。

これが一番重要な問題であると思います。

是非、全国比例、二枚目の投票用紙には、藤巻健史、藤巻健史をよろしくお願いいたします。

 

片山虎之助 共同代表 応援演説

 

今私どものボス、片山共同代表、初代総務大臣がお見えになりました。
是非、片山虎之助先生のお話を聞いて頂ければと思います。
どうもご静聴ありがとうございました。

それではただいま、初代の総務大臣、日本維新の会、共同代表が到着いたしましたので、さっそく応援演説をお願いいたします。

どうも皆さんこんにちは。今、いろいろとご紹介頂きました、日本維新の会の共同代表を務めております参議議員の片山虎之助でございます。

いよいよこの選挙戦は、あと四日間なんです。五日目は投票日。いろんなメディアが今予想しておりますよね。その予想を見ますとね、藤巻先生お出になっているんだけど、当落線上なんですよ。

確実に当選でもないけれど、落選でもない、当落線上でね、どうしても皆さんに押し上げて頂いて当選して頂かないと、もったいない。ここで落としちゃ。是非参議院議員に残して頂きたい。藤巻先生を。

そういうことでお願いに参りました。今予算委員会や国会の、財政金融委員会でね、麻生さんや日銀総裁の黒田さん、麻生財務大臣、一番苦手なのは、藤巻さんなんですよ。

藤巻さんが一番嫌いなの、彼らは。言わば天敵ですよね。なんでかと言うと、藤巻さんは財政、金融の専門家なんです。質問が一番厳しい。

本当のことを言う。するどい、急所を突く。だから困るんですよね。藤巻さんをいやがっているんですけどね、こういういやがるような政治家を、財務省や日銀が、それを残しておくのが国民のためなんですよ。

是非、そういう意味でね、皆さんにお願いしたいと思います。藤巻先生は、国会でいろいろなことを言われている。

今日もそういうお話がこれからあるかもしれませんが、例えばですよ、今の国の財政はめちゃくちゃじゃあないかと。借金が1100兆円なんですよ、1100兆。一年の予算が100兆ですよ。

ところが借金が1100兆もある。もう利子だけでね、20何兆ですよ。こんな低金利でも。
こういうむちゃくちゃな財政にしたのは、何が原因だと。

このことを藤巻さんは質問する。またアベノミクスはいいんだけど、金融緩和でね、じゃんじゃんじゃんじゃん、国債を政府が出して、それを全部日銀が引き受けて、日銀の国債はもう、400兆かなんかになっているんですよ。

このままいくと、出口戦略というのをうまくやらないと、日銀は倒産するし、日本はハイパーインフレになるんじゃないかということをね、藤巻さんは大変、警告している。

こういうことを言う人は是非残さないかん。

低金利で、マイナス金利で、地方銀行はおかしくなっているし、利子を当てにしているお年よりは、皆困っているんです。利子を上げてもらわなければいけません。

そのためにはどうするのか。国債的な経済や金融との関係もありますよ。
そういうことがしっかり分かるのはね。藤巻さんしかいない。

モルガン銀行の東京支店長だった。
モルガン銀行の東京支店長時代ね、伝説のディーラと言われた。
株かなんか買って大もうけしたんでしょ。伝説のディーラ。

だから詳しいんですよ。是非こういう人を残して頂きたい。そのことをお願いに参りました。
是非、この財政、金融の専門家を残して頂きたい。
本を沢山書いて知名度はあるんだけど、どうもその知名度が選挙の投票に結びつくかどうか心配なんです。

そこで私は、ちょっと、足や腰の具合が悪いんですけど、是非皆さんにお願いしようとおもってやって参りました。

我が日本維新の会はですね、今回の選挙でいつくかのことを皆さんにお約束しております。
その一つは諸費税反対です。本当に三度目の正直でやっとった。
私は二度あることは三度あると思った。もう一回安倍さん伸ばすかと思ったけどね、消費税上げるという。消費税あげない方がいいんですよ。

無駄がまだ一杯ある。国の財政、いろんなところに。これをまず徹底的に行政改革で明らかにする。そういうことが必要です。また実のある改革をやる。国会議員の数を三割減らせばいいんですよ。

やっていることはね、たいしたことないんだから。
あるいは国会議員のに歳費をですね、三割削除すればいいんです。

今、我々日本維新の会は、二割カットしています。
他の党に一緒にやろうといっても賛成はするんだけど、やりません。
我が党だけがですね、手取りの二割を出して、これを被災地の地域に寄付している。

 

国民の皆さんに消費税の負担をお願いするんなら、まず自分の実をきらないと、自分の実を切ることによって国民の皆さんが、これじゃあ、しょうがないなと、思うんですよ。

そういうことをどこもやりません。

徹底的な行革をやったらいい。どうも安倍内閣はいいこともやってるんだけど、行革はきらいですね。地方分権もきらいだ。だが、こういうことを直させないといかん。

こういうふうに思いますよ。

消費税は我々は反対です。

それから次の問題。年金の問題。年金2000万問題。年金は老後の柱です。
しかし年金だけでやれるわけがない。
今回ですよ、これも麻生大臣、麻生金融大臣が、金融審議会に報告を求めたんです。

老後所帯の、高齢所帯の老後の資産形成をどうするのか。
その答申の中にですね、今の65歳のご主人と60歳の奥さんがいて、その生活費を見ると、大体付きに5万5千円位いると、三十年間生きると2000万円いるというてんですよ。

しかし、それはモデルを作ったわけでもきちっと精査した訳でもない。
割にラフな報告なんです。

しかし、政府がそれをね、ちゃんと頼んだんだから。受け取らないというのは大間違い。
それから今の高齢所帯は平均2484万円の預貯金を持っているんです。2484万円ですよ。
2000万円より多い。平均で2484万円持っている。

 

もちろん平均だから、非常に低い所帯も沢山ある。持ってない人もある。それをどうするかきという議論があるんだけど、平均論だけだと、今の高齢者は2000万より大きい預貯金を持っているんです。

 

だからこの年金の問題は与党・野党ではなくて、皆が周知を集めて、国民のために、安心な年金を作るべきなんです。それからもう一つ一番大切なことは、今の年金は賦課方式といいましてね、現役の皆さんの保険料で、高齢の皆さんに仕送りをする制度なんですよ。

ところが、昔と違ってお年寄りの数が増えて平均寿命が延びている。
これは現役で持たなくなってきた。いつまでもこんなことをやるとね、現役は払うだけでもらえないということで、保険料もらえませんよ。

 

だからですよ、我々は賦課方式をやめて、今の現役のお金をお年寄りに回すのではなくて、自分で自分のお金を積み立てて、それに税金を追加して運用して、それで年金の額を出すように積み立て方式に移行することを主張しているんです。

それには莫大な額がかかる。切り替えの時に。今お年寄りの給付をどうするのかというのと、これからの若い世代の積み立てを両方やらなきゃいかん。

しかしそれは、国鉄の清算事業団のような方式を考えて、是非いい知恵を出して、積み立て方式に年金を変えていくべきなんです。

年金が老後の柱ですよ。

しかし年金だけではやれない。年金というのは皆な国民のお金なんだから。あとは自助努力をどうやるかということを、政府が奨励することが大切なんです。

是非、我々はこのことを政府案として奨励していきます。

 

藤巻健史にも主張してもらいます。

 

それから最後に憲法についてですよ、一番の問題は、今の憲法に国民が参画してないということなんです。

前の明治憲法もそうでした。今回の憲法もそうなんで、主権者である国民が参画してないというのが一番の問題なんですけど、そのためには、憲法の議論をですね、なるべく広くすることなんです。

 

まず国会で議論を始める、議論をしてもらう。その議論によって、国民の皆さんが触発されて、国民目線で関心をもって認識をお持ちになる。

こういうことを展開していくのであって、9条をどうするのかではないんです。
憲法を国民のものにするために、憲法の議論を始めるということです。

我々は、今の憲法に三点の改定をしたらいいといってます。
ひとつは教育の無償化、ふたつは地方分権・統治機構の改革、もうひとつは、憲法の判断をする憲法裁判所を作ると言うことです。

 

我々はこの三点を憲法改正のテーマとして、これからもやっていきます。
憲法の議論をすることなんです。何をどうするかはこれからなんです。

まず国会で議論を起こしてもらって、国民の皆さんも議論して、憲法を国民の者にするというのを我々は主張しています。

どうか、話がいろいろになりましたけど、あと四日で参議院の投票でございます。

 

藤巻先生に、圧倒的な支援を賜りますように、この財政・金融の専門家を是非参議院議員に送り出して頂けますように、心からお祈りいたしまして、私の推薦の挨拶といたします。

どうか皆さん、藤巻先生をよろしくお願いいたします。