(本日第2弾)
(本日第2弾)本日は夕方第1弾をアップしています。そちらもお読みいただければ幸いです。
1時間前にX に「ついに10年モノ 長期金利が1.6%を越してきたと書いたが、1時間後の現在10年モノ1.611%にまで上昇してきた。まだ小さいかもしれないが、債券市場は明らかに警報を鳴らし始めた。更なる長期金利の上昇は日銀財務に致命的な、円には壊滅的ダメージを与える。
そもそも10年金利の1.6%など、この物価高経済、資産価格高騰経済において異常に低い。世界と比べても、日本の債券市場の過去と比べても明らかだ。
10年もの債券先物はクーポン6%、10年の架空債券を取引する。先物市場が創設された1985年時点で、10年金利の平均は6%だったから6%と定められたのだ。
その後、年金資金、資金運用部、日本の金融機関の大量購入によって日本の長期金利は極まて低く抑えられるようになった。金融抑圧である。最後の仕上げが長期国債市場に登場してはいけないはずの日銀の登場で(注:私が金融マン現役の時は日銀は長期債市場に姿を見せなかった)、異次元緩和という美名のもと、財政ファイナンスにまで氏を突っ込んでしまった。。
その限界がついに現れ始めた。伝統的金融論では党是の帰結である。今までの抑圧による膿があふれ出て長期金利は6%どころか10%、20%以上に暴騰すると私は思っているし、以前からそう書いてきている。
それは当然のことながら日銀と円の自死である。。