1,来週にも〈注;12月7日の週のこと〉10年金利は2.0%を超えてくるかも?」
先週、金曜夜以下のリツイートをX に書いた・。
現在の10年も金利は、1.952%.来週中にも2.0%を越えてくるかもしれない。 以前から何度も言うように政治家がのほほんとしている間に「最大最強の野党のマーケットが反乱を起こしつつある。 長期金利の上昇を止めるには日銀の国債買いオペの増額か補正予算の完全放棄くらいしか考えられないが、前者を行えば日銀の苦脳を世界に知らしめるだけでなく、実際に円をばらまくわけだから円の価値のさらなる毀損(円安)をまねく。それも暴落のリスクがある。インフレ加速を意味し逆に長期金利の上昇を招くかもしれない。後者を選べば高市政権はぶっ飛ぶ。 長期金利上昇は止まりそうもない
2.「ドル/円の先行の見方」
日銀財務が危機に向かいつつある現在、ドル/円の先行きに関して日米金利差を気にするなど30メートル級津波の警報が出ている時に、今日は大潮か小潮かで安全性を議論している人と同じ。
3,「満期になれば額面が返ってくる国債の評価損は問題ないのか?」
長期国債を満期まで持っていれば額目額が返っててくるから問題ないと言う人がいるが、金融を理解していない。時価評価とは、その時点で満期までその債券を保有するために借金をしなければならない場合、満期までにどのくらいの逆鞘になることによって溜まってしまうかを現在価値引き直ししたものの合計金額である。オポチュニティーコストの場合もある。
4.「世界の政策金利比較」
先週金曜日に以下のようなツイートが私のX にあった。
「では世界を見てみましょう。
アメリカ 3.75 – 4.00 ユーロ圏 2.40 日本 0.50――・」
そこで以下のようなリツイートをした。
「世界の中央銀行の政策金利の比較ですね。正確性を私はチェックしていないが持ってるイメージと同じです。どなたか現在のCPIを併記してもらえると面白いですがね。日銀が政策金利を上げられない理由は、上げれば弱小金融機関が債務超過になってしまい住宅ローン変動金で借りする人に修羅場が来るから(昔は固定金利で借りてる人が大半だった)。そして最大の理由は他国並みに上げたらば、とんでもない債務超過で日銀自身が持続不可能だから。3度潰れる位の衝撃だろうね。
金利を上げられない以上、円安は無限に続き物価上昇は大幅加速する。やけっぱち利上げをすれば巨大債務超過に陥る日銀は信用を失い、その発行通貨.円は信用を失いtheエンド。放漫財政と財政ファイナンスのツケはかくも大きい」。
5.「各国政策金利 vs CPI」
一昨日、「どなたか現在のCPIを併記してもらえると面白いですね」と書いたら、知らべてくださった方がいた。
以下の通り、
「🇺🇸米 4% / 3.0%
🇪🇺欧 2.4% / 2.2%
🇯🇵日 0.5% / 3.0%
🇬🇧英 4% / 3.6%
🇨🇦加 2.25% / 2.2%
🇦🇺豪 3.6% / 3.8%
🇨🇭瑞 0% / 0%
🇨🇳中 3.5% / 0.2%
🇰🇷韓 2.5% / 2.4%
🇮🇳印 5.5% / 0.25%
🇧🇷布 15% / 4.7%
🇹🇷土 39.5% / 31%
🇷🇺露 16.5% / 9.5%」
以下のように回答した。
「ありがとうございます。いかに日本の実質金利が低いかがわかりますね。すなわち政策金利の方がCPIよりも低い国はほとんどない。それもこれほどまでに低い国はない。(=自金利が低い) これでは円安が進むのは当たり前。物価高が加速するのも当たり前。 なぜここまで日銀が屁理屈をつけて、政策金利引き上げを逃げてきたのか?それは政策金利を上げれば日銀自身がとんでもない債務超過になり、存続不能になるから。放漫財政と財政ファイナンスのツケはかくも大きい」。
6.「住宅ローンは固定型か変動型かどちらがいいのか?」
日銀が政策金利を上げられないからといって変動金利型で住宅ローンを借りている人は安心しない方が良い。日銀が政策金利で短期金利を抑えられない事態が歴史上初めてやってくる可能性があるからだ。日銀が中央銀行としての体を失っている。 私が以前から早く固定金利に変えといた方が良いと言っていた理由。 理論的には金利上昇期の変動金利型から固定金利型への変換は事務手数料だけで済むはず。もっとも最近は事前に各金融機関が契約書に他の条件を書いている可能性はあるのでチェックした方が良い。 今、変動型から固定金利型に変えると相当な支払い金利が上昇するので躊躇する方が多いと思う。難しい判断だが自己責任で決定しなければならない重要なポイントだ。 ド素人のなんちゃって教祖様の言うことを盲信し安心し切っていた人たちには特に辛い時期に突入しつつあると思う。彼らの罪は重い。 放漫財政と財政ファイナンスをつけはかくも大きい。
7,「変動金利で住宅ローンを組んでる方は救われないか?」
一昨日、以下のリツイートが来た。
「変動金利で住宅ローンを組んでる方は死亡フラグですか…?」
以下のように回答した。
「ここは確たることを言う自信がないので、各自自己責任で判断してください。もっと前ならば早く固定金利に変えろと自信を持って申し上げていましたが」
「私は円安をあおっているのか?」
昨日、以下のリツイートが私のX に来た。
「だから藤巻さん どうするの また円安煽るの」
以下のように回答した。
「あほか?通貨を煽って通貨が動くならば世界中で物価高に悩まされたり通貨安に悩まされたりする国など、一国たりとも出現しない。トランプ大統領がいくら煽ってもファンダメンタルズに反した動きを扇動出来ないのに。私がしているのは予想に過ぎない」
この後、以下のようなツイートが続いた。
「特定の人が煽って為替(も含め金融市場)が動くなら日銀会合もFOMCも要らない」
8.「SNB(スイスの中央銀行)の方が財政リスクは高いのか?」
昨日、以下のリツイートが私のX に来た。
「SNB(スイスの中央銀行)の方が「財務リスクは遥かに高い」んですよ? SNBの資産=ドル・ユーロなど外貨建て 負債=スイスフラン つまり フラン高=即・巨額の為替差損(2022年は GDP17%の赤字) 日銀は 資産=円建て 負債=円建て 為替リスクゼロ 為替リスクを抱えて実際にGDP17%の赤字を出したスイス中銀が無事で、 為替リスクゼロの日銀だけが「破綻する」という理屈は通るの? 中銀の債務超過と通貨崩壊は無関係。 これをスイス自身が証明しているね」
以下のように回答した。
「なにを知ったかぶりをしている!SN Bはスイス高対策で外貨買いスイスフラン売りを行った。それでもスイス高が進み保有外貨資産の価値が下落し債務超過になった。しかしながら対策が功を奏し、スイスフランが安くなれば、すぐに債務超過は解消する。私がいつも言う中央銀行が債務超過になっても大丈夫な三条件の1つ。マーケットが、債務超過は一時的と判断した時は中央銀行が債務超過になっても大丈夫に合致している。日銀は債務超過になった場合、どんどん債務超過が加速し、解消するのに想像を絶する期間がかかる」
9,「沖縄」
先週土曜日から先ほどまで沖縄。気温24度。海に足を入れても冷たくない。
緊急車両に道を譲ったら、自衛隊の「不発弾処理班」だった。生まれてから75年「不発弾処理班」の車に道を譲ったのは初めてだ。
「↓左 「なきじん 美人多し わき見注意!」の交通安全標識

10。「我が家のパパイヤVS 沖縄のパパイヤ」
やっぱり負けた~!
(↓ 上 我が家のパパイヤ、下 沖縄のパパイヤ)



