1,「長期金利の上昇が急になってきた」
長期金利超長期金利の上昇がかなり加速してきた。これに関してはこの数日X に連日ツイートしてきた。日本経済の命運を左右すると思っているからだ。
- 12月1日
「今、10年金利が1873%。上昇テンポが並足からギャロップになってきたか、走り出したら、日銀も円も一環の終わり。のんきな人たちが多くてあきれるばかり。
高橋洋一氏は昨日だったか一昨日だったが『金利が上がっても、円安になっても、日本財政には影響なし』とおっしゃっているが、長期金利上昇ペースが上がって、今頃、日銀財務省、弱小金融機関幹部は大慌てしているんじゃないの?」
- 10月3日アップ
現在、10年国債1.895%.ジワジワ上昇中。超長期債も。
多愛央策として「日銀が買いオペ減」との公約を破り、逆に国債買いオペ増やしたら、ここぞとばかりの円売り(公約破りのうえ、吸収するべきお金を逆にばら撒き価値を毀損させる)だろう。
いまや長期金利上昇を抑える手段は補正や来年度予算の半端でない削減だけど、それやると高市政権飛ぶだろうから、やりっこないだろうし。
- 12月4日朝アップ
「ついに10年国債は1.9%、数年前10年国債金利は上がって0.8%との予想が蔓延していた。アナリストは0.8%が上限だろうと予想し機関投資家は0.8%は魅力的だから買いを入れ始めるとの行動表明がマスコミに流れまくっていた。
私は経験上、そんな事はありえない。機関投資家が「0.8%以上金利は上がりませんよ」と言うのは「0.8%になったら、皆さん買いなさいよ。皆さんが買ったら、私も最後尾でついて行きますから」という意味に過ぎないとなんとも書いていた。 それが0.8%どころか2年半ほど前に0.8%を超えてから今や1.9%である。
保有国債の評価損が広がっている時に買い増すのはなかなかできるものではない。特に日本人のサラリーマン機関投資家にとっては。自分が損していても、他の人も皆損をしていれば、自分自身の評価が大きなマイナスにはならない。一方、大きなリスクを取って自分だけが儲けてもボーナスがちょっと増えるだけである。 我々外資のトレーダーのように100人中他の99人が損してもお前だけは儲けろ。そうしないとお前もクビだという世界とは違うのだ。
評価損が溜まってるときにマーケットを方向転換させるのは例えば補正予算を全部辞めてしまうとか、相当のエネルギーが必要だ。
お金が世の中にじゃぶじゃぶだった1979年から80年にかけて、米国の長期金利は20%に達し、日本の長期国債は11%にたっした。 今はその時より格段にお金がジャブジャブだ。
今、長期金利がむちゃくちゃに低いのは日銀が長期国債を爆買いしているからだ。 その日銀は、保有国債を減らしていくと公言している。インフレが加速してしまうし、日銀自身の財務が危機に陥ちいるからだ。
その日銀が長期金利上昇を抑えようと公言をひっくり返し長期国債の保有を増やし始めたら日銀の信用は失墜し、円暴落が起こりインフレ加速で逆に長期金利上昇は止まらなくなるだろう(中央銀行の国債購入は、通貨の発行増を意味し通貨の価値の希薄化を招くから) いまや突然パタンといってしまう金融機関が出てきてもおかしくない状態になってきた。
そういう場合、事後処理を円滑に進めるために金曜日マーケットが閉まってからの発表になることが多い。 中央銀行がマーケットリスクを抱え込むなど正当派金融論では信じられない行為であるのに、今日本で最もマーケットリスクを抱え込んでいるのは日銀である。 日銀が債務超過になりそしてその債務超過が一時的でないと世界の人々が認識したらば、世界の人々は誰も円など持たなくなる。すぐ他通貨に変える。通貨は円しかこの世界にないわけではないからだ。円はthe endである。
- 12月4日夜10時アップ
「ついに10年長期金利は1.938%まで上昇してきた。上昇速度が明らかなに加速している。どうも夜間になると上昇が加速するようだ。外国人の仕掛けが入ってき初めているのだろう。
今までいろいろなショックがあったが、1998年12月の資金運用ショックでは0.6%だった10年金利が3ヶ月で2.4%まではね上がった。日本最大の長期国債の買い手(全体の19%を買っていた)の資金運用部が購入をやめると発表したからだ。 慌てた財務省は国際購入を再開した。それで直近では元に戻った購入を再開しなければ、私は最低限10%上昇すると思っていた。この時もトレーダーたちはいざとなれば法律をひんまげてまで最後の砦である日銀が購入して事態を収めるのかと思っていた。
現在はその「最後の砦」の日銀自身が毎年発行金額の60%から90%を買っている。それが購入を減らしていくと言っている。
2.0%の長期金利などまだまだ低すぎる。ものすごい上昇を予想する。 学問的には名目の長期金利は実質金利+期待インフレリ率+財政破綻確率で決まるが、この式に当てはめても、現在の1.9%など、とんでもなく低い数字である事は間違いない」,
2,「高杯洋一氏VS 藤巻健史@国会 2015年4月15日」
12月2日、みーやん@政治 さんが以下のツイートをしてくださった。
「人間の行動が絡むのですから、100%計算などで求まる訳ではないのですよ… 貴方は次の瞬間他人がどう動くか予想出来るんですか? 行動心理学はまだ解明された学問ではないのですから、100%計算でなど求まらないのですよ… 藤巻さんは財政破綻などとは言っていませんが?
(↓、高杯洋一氏VS 藤巻健史@国会のYou tube)
https://www.youtube.com/watch?v=Qsr5gTaNcPU&t=36s
以下のように回答した。
「みーやん@政治 さん、またまたありがとうございました。先ほど高橋洋一氏とは、国会で議論したことがある、時間があるときに議事録探してみますと書きましたが、まさにその時〈2015年4月15日〉のYouTubeですね。高橋氏が一生懸命用意して講演した内容に対してその場で私が質問した様子ですが全く高橋氏は私の質問に答えられておらず、いかに逃げているかを再確認できました。
『CDSが低いから日本の財政は健全との髙橋氏の発言はおかしい、こんな財政ファイナンスをしていれば、物価が上昇し始めるのではないか?』と聞いたところの回答は『ちょっとCD Sを使っただけだ』と逃げていて私の『CDSレートはインフレのリスクを表していない』との質問には全く答えられていませんね。 また、この質疑が行われたのは8から10年ほど前だったと思いますが、私がその時懸念して質問した現実(物価上昇が始まったらどうなるか、異次元緩和が出口に近づいていって長期金利が上がり始めたらたらどうなるのか.とか)がますます現実味を帯びてきていますよね。髙橋氏はそんなこと起こりっこないとのスタンスでしたが」。
3,「高杯洋一氏VS 藤巻健史を見ての感想」
12月3日以下の感想をいただいた。
「10年前とは思えない、今まさに起こっていることを言い当てているような問題提起でビックリ。 高橋氏の答弁は言語明瞭意味不明。震災による原発事故を思い出しました。過去の平時を基準にした安全神話がいかに脆いか。 資産防衛の重要性を再認識しました」
以下のように回答した。
「ありがとうございます」
4、「FRBはとっくに債務超過なのになぜ日銀の債務超過だけを問題視する?」
本日、以下のリツイートが私のX に来た。
「そんなんいうたらFRBなんか数年前からとっくに債務超過やんけʔ」
以下のように回答した。
「持ってはいけない株で巨大な債券評価損を埋め合わせている日銀と株など持っていないFR Bとでは危険度が全く違う。株が大幅下落しでも、経済下落はしてもFRB自身は屁でもないが、日銀は株とともに轟沈する。政策金利4%近くになって債務超過になったFRBと1%で債務超の始まる日銀とでは、全く危険度は異なる。政策金利4%になったら見るも無惨なのが日銀。世界の基軸通貨ドルを発行しているFRBと日銀では全く違う。受け取り利息が10倍以上もあるFRBは債務超過になっても簡単に損をカバーできるが、年間2.5兆円しかない日銀では一度債務超過に陥ったら、それを埋め合わせるのに途方もない年月がかかる。世界はそんなの待ってくれない。そもそも孫をカバーできる日がやってくるのかもわからない。」
5,「FRB の債務超過と日銀の債務超過。どちらが問題か?」
本日、上記回答に対して以下のリツイートが来た。
「どうして藤巻さんはこんなすぐに分かる間違いを投稿してしまうのでしょうか?? 22年3月時点でFRBは時価で債務超過ですよ、その時の政策金利はわずか0.5%です。 引退したとはいえ元国会議員として責任ある情報発信をお願いします」
以下のように回答した。
「何言っているのやら?もう少し自分の頭で分析し、考えたら?22年3月末は政策金利が今の日本と同じ0.5 %でも10年物金利はたしか3.5%程度。時価評価でやっと債務超過に陥他ところ。 時価評価に影響があるのは政策金利ではなく長期金利。 日銀は今10年金利がたった1.9%に過ぎないのに準備金や引当”損”。しかも日銀の年間受取収入が2.5 兆円程度なのにFRB は10倍以上の30兆円近く。政策金利が下がればすぐ評価損は純利益で霧散する。2,5 兆円の日銀は一度債務超過に墜ちいたら評価損解消は至難の業。 一番のポイントはFRB は中央銀行たるもの絶対に保有してはいけないと言われる株など1セントも持っていない点。日本一の株主になった日銀は株が下がれば一巻の終わり。それも自身の爆買いで買い支えられた株価で何とか今の状態を保っている。FRB は株の下落ではびくともしない」
6.「最近お座敷かからないか?」
本日、以下のリツイートが私のX に来た。
「>一気にXデイが来て崩壊する こういうことを言うからメディアが寄って来るんだね。 かれら「面白きゃあそれでいい」「売れりゃあそれでいい」 「おもしろいこと言ってる奴がいるから呼ぼう」 ただいつもワンパターンだと飽きられて呼ばれなくなる。 最近お座敷かからないでしょ?
以下のように回答した。
「確かに最近、おちゃらけマスコミからは声がかからなくなる一方、(何とか教教祖様などのド素人には1000年待っても声がかからないような)世界的な経済誌からは一層声がかかるようになりましたな」
7,「どこに?」
上記のリツイ―^とに関して、以下のリツイートが来た。
「どこに?」
以下のように回答した。
「The international economyに。何か文句ありますか? 欧米の経済誌の格付けは選考委員会のメンバーの質で決まる。The International Economy の選考委員は、「これでもか~」というお歴々。水戸のご老公の印籠と同じ」

8.「何故フジマキはソロスを首になったのか?」
本日、以下のリツイートが私のX に来た。
「The international economy記事の内容はなぜ、藤巻はソロスにクビにされたのか、か?」
以下のように回答した。
「そうね、ほぼ同時期にベッセント現財務長官と、その後の彼のボスになるドラッケンミラー氏とニックロディッティ氏(実際に英国中央銀行に勝った仕事をしたのはこの2大ファンドマネージャー)など中心人物が首を切られたり自発的に去ったのは何故でしょうね~?
ちなみにソロスに幹部としてスカウトされることは世界でも飛び出るほどの業績が無いと無理なんだけどね~」
9.「日本人が先に逃げ切れることを同胞としては望んでいるのだが」
本日、以下のリツイートが私のX に来た。
「ちょっとだけだけど円が買われているようだ。金利差縮小で多くのドル建て資産を円に変えるだろうという憶測が外国人の中には一定数いるようだが。金利差縮小程度の話で行動する彼らを逆に心配してしまう」
以下のように回答した。
「日本の状況が全くわかっていない外国人が気がつく前に、日本人が逃げ切ることを同胞としては願っているのですがわかってない人が多すぎて」
10.「株式市場をも人為的に動かしている日銀」
本日、以下のリツイートを私のX にいただいた。
「ETF売却の時は市場に影響を与えない為に簿価(購入価格)で売却すると発言していました。 高値になったからと言って、高値で売ってしまえば、より多くの円を回収する事になってしまう為の処置だと思います。 中央銀行という立場上、利益=円の回収であり、特殊な会計処理になっているのではとも推察します。」
以下のように回答した。
「ちなみに日銀元理事の山本謙三さんが「日銀は株 ETFP売却時に市場に影響を与えないたまめ110年かけると、植田日銀総裁がおっしゃった。その額を10年で買い集めた日銀はどれだけ株マーケットに影響与えてきたのか?」と。 私が普段日本は計画経済(=社会主義経済)であり、至上主義経済(=資本主義経済)ではないと言っていた理由の1つ」
11,「MMT論者などと同列にしてくれるj
本日、以下のリツイートが私のX に来た。
「インフレになるでしょうね。ただ『ハイパーインフレで円が紙くずになる』とか『MMTだからいくらでも刷って大丈夫』みたいな極論には乗れないだけです。日本の状況って、そこまで一気に崩壊するフェーズじゃなくて、「じわじわ通貨安+じわじわインフレ」だと思ってます」
以下のように回答した。
「正当派金融論を思いっきり無視しているMMT論者と一緒くたにされたくはないですな。私のロジックは正当派金融論のど真ん中からひき出される結論ですから。 一気にXデイが来て崩壊するフェーズにあるとの認識を私は持っています。日銀が今やっているオペレーション(日本一の株の大株主になってしまった。かっては持っていなかった長期債を爆買いし、今や発行額の半分以上を保有してしまう)、一方政府は、世界最大のダントツの放漫財政状況。日銀の状況など既になくなられた元日銀総裁たちが生き返ったらびっくり仰天、卒倒するようなレベルで、その膿がじわじわとしみ出し初めている(円安進行,長期金利高)のですから私はおできが突然爆発して流れ出てくる時は極めて近いと思っているわけです。それにしては政治家を先頭に国民に全く緊張感が見られない。それこそ突然に日本経済が崩壊する前兆だとも思っています。「ロバの背に麦藁を1本1本積み増ししていくと、どこかの時点でロバの骨が折れる」状況だと思っているわけです」。
12,「日銀はもうQE (量的緩和)をやめたのか?」
昨日、以下のリツイートが私のXに来た。
「QE は継続していないと思いますが、いかがでしょう」
以下のように回答した。
「いまだQ E(量的緩和)真っ盛りである。理想体重60キロの人が体重300キロに達した後295キロに体重を減らしても痩せたとは言わない。太っているのに違いは無い」
13.「日銀は保有国債を途中売却してるのに時価評価に変更しなくていいのか?」一昨日、以下のリツイートを私のXにいただいた。
「日銀は長期国債を売却し利益を計上してるのに、なせ、評価損を計上しないのですか?ルール違反では?」
以下のように回答した。
「明らかにルール違反です。ただ、売却額が微小なので問題にされていないだけです。私は議員時代、この点も追求リストの中に入っていましたが、時間切れで質問する時間がありませんでした。しかし日銀が監査する民間金融機関がそんなことしたら日銀は許さないでしょうね。日本の会計では満期保有国債は簿価会計、途中売却のあるものは時価会計で1度でも満期保有目的されているものを途中売却すれば、すべての満期保有国債を時価会計に変更しなくてはならないのです。日銀の会計規定には、日銀の会計は民間の会計規定に準ずると明記しています。植田日銀総裁は、なぜ日銀には簿価会計が許されるのかとな質問に対し日銀は今まで一度たりとも保有国債を売ったことがないからとなんど答弁しています。厳密に言うと虚偽答弁です」
14,「満期保有が崩れるような事態とは?」
一昨日、以下のリツイートを私のXにいただいた。
「FRBが特別な制度を持っているのは勉強になりましたが、満期保有が崩れるような事態ってどういう状況なんでしょうか、、、? そのような状況は基本なければ、やはり当初の質問に戻って、なぜ日銀だけこんなに慎重にやらないといけないのか?に戻ってきてしまうと思いました」
以下のように回答した。
「『満期保有が崩壊する事態』とはインフレが加速してばらまいたお金を回収しなければならないとき。ばらまいたお金の回収は中央銀行が国債を市場に売り戻すことでしか達成できない。なぜ日銀がなかなか金融引き締めはできないのかは正当派金融論でいう「やってはいけないこと」の基本のギである財政ファイナンスを異次元の規模でやってしまったから。金融引き締めを行えば日銀自身が莫大な債務超過で存続できなくなる。日銀は通貨を発行できるから資金繰り倒産はしない。しかしその発行する通貨を誰もが信用しなくなる(=ハイパーインフレ)と、ハイパーインフレを収めるには、その中央銀行を新しい中央銀行にとっかえるかまたは旧法定通貨(今の円)を廃止し、新法定通貨をにしなければなくなる。放漫財政と財政ファイナンスのツケはかくもおおきい」
15,「中央銀行の債務超過が、通貨崩壊やハイパーインフレに直結した例はないのか?」
一昨日、以下のリツイートが私のX に来た。
「藤巻さんのご指摘は短期の市場変動の視点だと思います。ただ、中央銀行の債務超過は世界でも何度も起きており、通貨崩壊やハイパーインフレに直結した例はありません。日銀は自国通貨建ての負債しかなく、構造的には企業とは異なる点が論点の違いかと感じました」
以下のように回答した。
「中央銀行たるもの価格がボラタイルな株や長期国債を買ってはいけないというのが正当派金融論の基本のキです。かってハイパーインフレを起こした経験からできた理論であり、世界の中央銀行で、その基本のキをここまで大破りした中央銀行は日銀以外、近世ではありません。近年では他国の中央銀行も、多少はその基本のキを破っているところもありますが、その規模は微々たるものです(受け取り利息との対比、GDPに対するバランスシートの規模(=経済規模に対して、お金をばらまきすぎているかどうか)の指標等から) 従って、基本のキを守っていた中央銀行が通貨崩壊やハイパーエフを引き起こしていないのは当たり前です。そのために基本のキを守っているのですから。 そもそも、西南戦争の戦費の調達で、政府自身がお金を刷りすぎてハイパーインフレを引き起こした経験から政府自身が勝手にお金を刷りすぎないように日銀を創設し日銀のみが紙幣を刷れるようにしたのです。 ちなみにここからもわかるように、戦争でハイパーインフレが起きたのではなく、紙幣の刷りすぎで、ハイパーインフレが起きたのです」
16.「懐かしい朝日新聞土曜日版&週刊朝日」
一昨日、以下のリツイートを私のX にいただいた。
「藤巻兄弟の「虎穴にいらずんば藤巻に聞け」楽しかったです。ありがとうございます。色々言われながらも、ユーモアのある対応は本当に面白いです。
藤巻先生は、太平洋戦争開戦時の山本五十六連合艦隊総司令官の行動と似ていたし似ていると、自分は思ってます。先生のおかげで資産3億円を越えました」
以下のように返信した。
「ありがとうございます。ただ『虎穴に入らずんば藤巻に聞け』は私個人が単独で8年間週刊朝日に連載したときのタイトルだったと思います。その前の8年間にタイトルを変えながらも弟と一緒に『藤巻兄弟』という連載を朝日新聞土曜版beで連載させていただきました。私は全部自分で書いていましたが、10歳下の弟、故幸夫は編集者の方がインタビューして書かれていました。弟が福助の社長になった時、私の友人からEメールが来ました。「職が人を作るとはよく言ったものだよな〜。お前の弟は、福助の社長になった途端に文章の品格が上がった」 偶然.社長になったタイミングと編集者が交代したタイミングが一緒だっただけなんですけどね。(笑)」
17,「『職が人を作る』とが?」
「職が人を作る」という言葉で思い出すのは、三菱信託銀行の社長を務められた上原さんです。 上原さんは、私が三井信託銀行でロンドン支店に転勤になったときのディーラー仲間です。信託銀行同士のディーラーは仲が良かったのです。上原さんの方が数年上でしたが、ベランメ〜調の話しぶりには驚かされました。ディーラーはそもそも銀行員とは思えない話ぶりをします。昔はスクリーンを通しての取引ではなく仲介業者を通してのデイーリーリングだったので、ディーリングルームに入るとほぼ喧嘩腰だったのですが、その中でも上原さんのベランメ〜調は群を抜いていました。 ところが、20年後位に三菱信託の社長になられた上原さんにお会いして旧交を温め昔話に花を咲かせましたが驚きました。紳士も紳士、最上級の品格ある言葉を駆使する紳士に豹変していたのです。私が「職が人を作る」と実感した時です。
18.「懐かしい『フジマキに聞け!』
朝日新聞、週刊朝日の連載に関してはいくつものリツイートをいただいた。
本当にありがとうございます。
「懐かしい!『フジマキに聞け!』大好きでした。あの時のテンポよい話が普段新聞を読まない若かった自分にもスッと入り毎週楽しみにしていました」
「虎穴にいらずんば藤巻に聞け」は私も愛読していた。今の状況を理解する上で、基礎知識となっている。感謝」等々。
19,「高橋洋一氏の国債本」
一昨日、以下のリツイートを私のX にいただいた。.
「国債について理解を深めたくて、高橋洋一氏の著書を読んだ。 第一章、国債は安心だ 第二章、国債は安全だ! 第三章、絶対安心だ! 第四章、やっぱり安全だ! てゆー内容で、何で安全なのか?はまったくわからない。お気持ちだけの内容だった」
以下のように回答した。
「私は読んでいませんがこの本の第5章は「でも私は絶対買わないが」だったんじゃないんですか?(笑い)」
20,「すごい理論が現れた」
一昨日、以下のリツイートが私のX に来た。
「ハイパーインフレ? 本当ですか?長期金利が上昇するのは、国もそうだけど、それだけ投資をしようとする企業や個人が増加しているからだろ」
以下のように回答した。
「すごい理論が現れた。そんなこと言いそうなのは何とか教の教祖様達だけ。長期金利が上昇すると言う事は価格が下がると言うこと。国債の買い手が増えると、価格が下がるんですか?それに国は国債の売り手で買い手ではありません」
21.「どのくらいでX デイは来るのか?」
12月1日、以下のリツイートが私のX に来た。
「それはどのくらいの確率で現実的に起こりそうなんでしょう?」
以下のように回答した。
「ある若い男女の会話 「ねぇ、結婚しようよ」 「あなた私のことどのぐらい愛しているの?」 「ものすごく」 「それじゃあわからないわ.数字で言ってよ.数字で言ってくれないと信用できないわ」 「まだ独身でいたい気持ちもあるから、90%位かな?」 「そんな数字じゃいや、結婚しないわ」 「ごめん.ごめん98%だ(心の中 どうせ、そんなもの計算できっこないんだから)」 「そんな曖昧なものじゃ嫌。もっと正確に言ってよ」 「わかった。98.2898732548%だ」 「わかった。あなた私を愛してくれているのね。じゃあ結婚しましょう」 と言うような話。阿保らしい」
22.「いつ日本は破綻するのか?」
12月1日、以下のリツイートが私のX に来た。
「15年ぐらい、日本が破綻する破綻するって言い続けて本を出してる人が居まして。 中には破綻する時期まで予言してる本もありますが、一向に日本は破綻しません。 この方が亡くなる前に日本は無事破綻」
以下のように回答した。
「そうですか?それでも文中て警告した通りの世界(物価高.金利上昇.円安.財政継続の拡大)に今なってきていてリコメンドしたことをされていれば、今かなり儲かっていると思いますけどね(正確に書けば儲かっていると言うよりは、将来の危機に対応できる状況になっている)」
23,「財務省の本音」
12月1日、以下のリツイートが私のX にいただいた。
「おっしゃるとおりだと思います ただし、財務省も、高市総理、リフレ派にはいいお灸でミニトラスショックが起きた方が、財政状況の深刻さに気づいてもらえる、と思っているのではないでしょうか 税収の上振れ分を財政出動の財源ではなく、異常な国債残高の償還に回すべき」
以下のように回答した。
「私も財務省は財政の厳しさを十二分にわかっているので本音はそうだと思います。植田日銀総裁も日銀審議委員時代は「こんなことしていたら危ない」派でしたから十二分に事態をご理解しているはずです。しかし、現在の立場でそれを声に出しては言えない。だからこそ今はドキドキしているしかないのだと思います」
24「そんなこと言ったらモルガンスタンレー支店長に失礼です」
12月1日、以下のリツイートが私のX に来た。
「しかし、マジでこんなでたらめな金融知識で、モルスタの支店長なんてやれていたのか。 ありえん。 まあ、バブル崩壊後の停滞期だから、誰が何やっても似たようなもんだったろうし、だからこそ目立たずさせてもらえたのかもしれんな。
以下のように回答した」
「そんなこと言うとモルスタの支店長に失礼ですよ。誤った方がいいですよ、 ちなみに私はJP モルガンの東京支店長でしたが」
25,「インフレ制御は目標があれば大丈夫か?」
12月1日、以下のリツイートが私のX に来た。
「インフレ目標があるので問題ない。 円が紙屑とはいつまでにどのくらいの確率で起こるとお考えなのでしょうか」。
以下のように回答した
「目標があれば大丈夫なら私だって東大卒だ。 破綻確率など計算できっこないのに、そんなここともわからないのか?根拠がないいかげんな感想の数字でも数字を出せば正しいと思うのなら、私も出すよ。日銀倒産の確率は、78.979894657799875432245%だ。すごいだろ、この数字は感想でしかないが、私の方が細かい数字だぞ。尊敬してくれる????」
26,「筑駒VS筑附」
12月1日、以下のリツイートが私のX に来た。
「今の筑駒以上の実績な気がするけど藤巻さんの時代は筑附の方が上だった?」
以下のように回答した
「はい」
27.「名誉棄損」
12月1日、以下のリツイートが私のX に来た。
この人、財務省の国債の担当課の元課長補佐に国債の事でダメ出ししてるけど、自分は単なる金融屋だったというね。 俺も元実務担当者だけど、こういう輩って単なるポジショントークかましているか、スポンサーから金貰ってロビイングしているかだから、渡邉哲也と大して変わらないゴミカス」
以下のように回答した
「スポンサーから金貰ってロビイングしているかだから」ーー>どこの誰から金もらっているか、はっきり言ってみなさい。名誉棄損になりますぞ。議員時代だって、パーティー1度も開いたことなくて、寄付金も7年半で515,000円。旧文書交付金や政党交付金もやめる際、政党や国に少なかじ金を返しているのに、どのスポンサーから金もらうのか?証拠もなくフェイークを流すと法治国家においてはかなり高くつくこともありますよ。私はスポンサーからそんなことで金をもらうほどにお金には困っては全くない。
28、「藤巻は実務家として使い物にならないか?」
12月2日、以下のリツイートが私のX に来た。
「太陽はいつか燃え尽きる」の類の思想家さん。 いつか必ず、ばかりで「いつ」が言えないから実務としては使い物にならないですね」
以下のように回答した
「そうでもないんだよなぁ。予想した現実が起こるのに時間がかかっていても、日々そちらの方向に動いており、日銀破綻の回避策を誰も発見していないから、私の忠告を聞いて行動した人は、儲かっちゃっているんだよなぁ。〜(正確に言うと、これからの悲劇に何とか耐え得る)。 なにせ70円台だったドルが今や155円。何せ我々トレーダーと言うバリバリの実務家は儲かってはじめて人格を認められる世界に住んでいるんでね。実務家として認められちゃってるんですよ」
29.「1ドル1000円?」
12月2日、以下のリツイートが私のX に来た。
「あんた、昔ドル円1000円になるとか言ってなかった?」
以下のように回答した
「1ドル1000円は単なる通過地点」


