(臨時版)売り上げ減は資金繰り倒産を生む他

2020年03月30日

1.異次元緩和のせいで地方銀行には、もはや企業を助ける余力はない

朝7時のNHKニュースで中小企業の資金繰りが苦しいと言っていた。銀行等が無利子融資で援助を考えていると言っていたが政府からの利子援助があっても企業が倒産すれば損は銀行が被る。日銀が長期国債の爆買いで長期金利を押し下げ長短金利差が縮小し利益の根幹をなくしているのだから銀行にはそんな体力は残っていない。異次元緩和で長期国債を爆買いし長期金利を低位に押しこめた弊害の一つだ。もとはと言えば、借金が溜まってしまった国の財政破綻を回避するための異次元緩和だったが、市場原理を否定する社会主義的経済運営は必ずや失敗するという一例だ。

2.売り上げ減は資金繰り倒産を生む

20数年前に亡くなった私の父は東芝のサラリーマンで総務・労務畑であまり経済についてのコメントは聞いたことが無い。然し唯一強烈に覚えていることは「タケシ、企業は売り上げが10%落ちると資金繰りが苦しくなるんだぞ」だ。10%が正しい数字なのかはわからない。しかし昨今の企業売上高の減少はかなりのものだ。このままいけば資金繰り倒産続出の可能性大だ。もしコロナ騒動が長期に渡るのなら、日経平均がこんなレベルでとどまるとは到底思えない。(損切りは大変つらいけど)私なら日銀が買い取ってくれるうちに売り切って大幅下落するまで待ち、それから買い戻す。私は大胆な勝負をすることで世界のヘッジファンドや投資家の中では有名だったつもりだが、再起できるよう、自己破産においやられるまでの勝負はしないが私の心得でもあった。それでも自己破産を覚悟したことが2度はある。元ディーラーからのアドバイスだ。(アドバイスにすぎませんので自己判断でお願いします)

3.世界樹でドルの調達不足

ドルの調達難は中国企業に限らず日本企業にもと聞く。危機が深まれば深まるほど基軸通貨が求められる。基軸通貨とその他通貨ではえらい差がある。世界中でドル不足になっているのにドルを売り発行する中央銀行の財務内容が最悪の円を買うのはどうか?と私は思う。ドル化を私はお勧めする。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57382280Z20C20A3FF8000/  

4.本日発売の婦人画報

本日発売の婦人画報には私の連載第2回「逆資産効果から起こる、円の暴落とは」が載ります。多くの美容院に置いてある雑誌です。目に振れましたら、ご一読、よろしくお願いいたします。婦人画報②-1

婦人画報②-2