週刊朝日「コロナショックを乗り越える!」他(臨時版)

2020年05月13日

週刊朝日2

1.週刊朝日「コロナショックを乗り越える!」

昨日発売の週刊朝日では「コロナショックを乗り越える!」というタイトルで朝日新聞編集委員の原さんとの紙面対談を3ページに渡って載せていただいております。お読みいただければ幸いで す。

①週刊朝日

2.トヨタ VS GAFA

コロナで多大な悪影響を受けるトヨタが率いる日本経済と、逆に業績を伸ばすGAFA率いる米国経済では、ますます差が開いていく。日銀の債務超過がドル買いをお勧めする主因だが、それ以外のドル買い推奨理由。(今は買う気にならないものの)米株のほうが日本株よりはるかに力強い動きをすると思う理由。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58994430S0A510C2EA2000/

3.ドル1強時代?

日経曰く「とはいえ(藤巻注:ドル不足の)構造的な需給の不均衡の図式は変わらない」やはり世界の基軸通貨としてドルの1強時代になると私は思う。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58769880T00C20A5SHA000/

4.日銀自身「日銀資産は健全性、流動性、中立性の確保が重要」と説くがーー。

日銀の保有国債の平均利回り0.26% (2029年9月末)と異常に低い。ほんのちょっとの金利上昇で、日銀の債務超過、その結果としての円暴落を予想する。ところで日銀は異常に利回りの低い国債を発行済国債の半分近くの486兆円も保有している。そのうちの476兆円が長期国債だ。流動性に乏しい。

日本銀行金融研究所が2011年3月に出版した「日本銀行の機能と業務」には、「日本銀行は、政策を遂行していくにあたって、資産等の健全性、流動性、中立性の確保に努めている」とある。その流動性の詳細説明では「資産の流動性が低下すると、負債を機動的かつ円滑に調整することが困難になる。こうした観点から、保有する資産について、償還期限のバランスに留意し、全体としては残存期間が長期化しないように、また、必要なときには、いつでも容易に売却できるものであるように努めている」私が金融マンだった頃の日銀はFB(短期政府証券)加短期国債で、せいぜい2~3か月の国債しか保有していなかった。今は長期債ばかり。10年国愛の爆買い。黒田総裁は、この本を読んで勉強したことあるのだろうか?