.「日銀が債務超過になれば、どういう経緯でハイパーインフレになるのか」「財務省のポチ」

2020年09月16日

1.「政府万能主義、腑甲斐(ふがい)なき至り」

本日の日経新聞1面「春秋」の中の文章。渋沢栄一翁のこの言葉が「日本がこの40年間で世界段トツのビリ成長だった」理由を解く鍵。大きすぎた政府が民間の活力を奪い、莫大な借金を残した。「国有化に批判的だったのが、数多くの企業を設立していた渋沢栄一である。官営になれば気が緩み、経営改善が望めないとみたためだ。案の定、政府に助けてもらった鉄道会社はその読み通りとなった。このころ渋沢はしきりに国頼みを戒めている。『政府万能主義で、何事も政府に依頼せむと欲するは、国民一般の元気なき表徴であって、腑甲斐(ふがい)なき至りと云(い)はねばならぬ』(青淵先生訓言集)。民間は、自らの力で活路をひらく気概を持てと呼びかけた」

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO63894740W0A910C2MM8000/

2.「日銀が債務超過になれば、どういう経緯でハイパーインフレになるのか」

昨日、外為どっとコム社の「マネ育」というマーケット情報ページに「ハイパーインフレに備える資産運用」というタイトルでインタビュー記事を載せていただいた。前編・中編・後編の後編です。「日銀が債務超過になれば、どういう経緯で円が暴落しハイパーインフレになるか」を書いています。無料で読めます。質疑応答形式ですので読みやすいと思います。https://media.gaitame.com/entry/2020/09/15/191701

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3.「財務省のポチ」

財政危機を言うと、すぐMMT論者から「財務省のポチ」との揶揄が来る。 財務省の飼い犬ポチが(MMT 論者いうところの子会社の)黒田日銀総裁の手に噛みつくか~?ということで、妹の岡久美子にイラストを描いてもらった(笑)財務省のポチ