「第1次世界大戦後、マルクにしがみついたドイツ人は?」.「日本が世界ダントツのビリ成長だった理由」他

2020年10月14日

世界地球会議①

1.「第1次世界大戦後、マルクにしがみついたドイツ人は?」

第1次世界大戦後のハイパーインフレに関してアダム・ファーガソン氏が書いた本より。「ほとんどのドイツ国民は、慣れ親しみ信頼していた通貨であるマルクを手放そうとしなかった。もうこれでマルクは終わりだという暴落が何度も起こっても、それは変わらなかった。マルクにしがみつく以外に選択肢が無かったものも多い」。そうして何もしなかった人たちは財産のすべてを失った。歴史は繰り返す。当時は手段がなくても、今の日本人は、ドルに替える手段を持っている。情報も流している。あと、どう行動するかで、その結果は自己責任だと私は思う。

2.朝日新聞主催「世界地球会議」

昨晩は20:30より収録。参加を申し込まれた方は明日(15日:木:10:30-11:30)是非ご覧ください。先日のプライムニュースの時は熱くなりすぎましたが、今回はだいぶ冷静に話せたかな?と思います。「ポストコロナの日本経済 財政破綻は避けられるのか」原編集委員。小林東京財団政策研究所研究主幹と。世界地球会議②

3.「日本は緊縮財政国家か?」

昨日、私のtwitterに「世界ダントツのビリ成長は緊縮財政によるものだろう」というリツイートが来たので、以下のように返事した。「財政出動とはなにも公共投資に限りません。go to travel、go to eatも財政出動です。税収よりも大きな歳出を行うのが財政出動であり、対GDP比世界ダントツの赤字国日本が放漫財政であるのは世界の常識です。それを緊縮財政と呼べば、体重300キログラムの人が「俺はやせすぎ」と主張しているのと同じで笑われます。日本が緊縮財政なら米国は超超緊縮財政、欧州も超超緊縮財政。ドイツなどは超超超超超緊縮財政となってしまいます、ドイツは健全財政、日本は放漫財政です」

4.「世界中が、コロナ禍で財政出動」

本日の日経新聞の1面記事にあるように「(コロナ対策で)主要国は合計で12兆ドルもの巨額の財政出動を打ち出し」ました。今、世界がやっているのは公共投資ではない。税収以上に、給与補填、失業補填、医療援助。これも財政出動。日本は世界最悪の財政赤字国(歳出>税収)。これを緊縮財政というから笑われるのだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64946710T11C20A0MM8000/

 5.「日本が世界ダントツのビリ成長だった理由」

本日の日経新聞1面。国際通貨基金(IMF )いわく「先行きは巨額の公的・民間債務が経済成長を抑えるため、回復力は鈍化するという」財政出動して、借金をため込めば、将来の経済成長を抑える。世界最大の財政出動をしてきた日本が世界ダントツのビリ成長だった理由。由/https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64946710T11C20A0MM8000/