「娘の健康が心配で心配で(97歳女)」「通貨発行権を持つ日銀は債務超過するのか?」

2020年10月18日

1.「娘の健康が心配で心配で(97歳女)」

またまた、川柳「娘の健康が心配で心配で(97歳女)」(確か、はるか昔、毎日新聞に載っていた)の世界の記事。97歳なら、まずはご自身の健康に気を付けてくださいね。日本の方をよほどに心配すべき!同じ日経新聞1面でも、この件に関しては、昨日の夕刊1面の記事の方が的確だった。夕刊では最後にきちんと、「米国はGDP比でも120%を超えたとみられ、(略)、日本(266%)やイタリア(162%)に次ぐ水準となる」と日本の方がはるかに悪いことを明記している。いつも書くように税収はGDPの大きさに比例する。だから借金総額は対GDP比でみる。日本は米国に比べて「借金を税金で返すのが2倍大変」ということ。日本は超大増税をしない限り(=きっと政治的に無理)、借金は返せないから国は借金踏み倒し(=円暴落でハイパーインフレ)に走ると私は思うのだ。現実問題として、歴史的に必ずやハイパーインフレを引き起こした財政ファイナンス(=異次元緩和)を全速力で進めている。それにしても、昨日書いたように、米国は財政赤字の深刻度が日本の半分程度にもかかわらず、知識層の間で「借金返せるか?」の議論が盛り上がりつつある。日本はボケ~としているどころか更なる財政出動論ばやり。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65144600X11C20A0MM8000/

2.「通貨発行権を持つ日銀は債務超過するのか?」

昨日、私のtwitterに、いつも絡んでくる方から「通貨発行権を持つ日銀がどうやって債務超過するんだろう?ドル円は長期的に円高傾向にしか見えないけど、どう説明するんたろう?」とのリツイートがあった。私の返事は以下の通り「そんなことは自分でお調べください。私の本に嫌というほど書いてあります。国会での私の度重なる質問に黒田総裁は、最後にはしぶしぶ『一時的にですが』との前提付きですが、債務超過の可能性を認められました(一時的なわけがありません)が、そう答えないと翌日、取り付け騒ぎが起きるからでしょう」