本日第2弾「「解決策は日銀を廃し新しい中央銀行が日本国紙幣を発行するしかない」

2020年10月26日

(今朝、第1弾を更新しております、そちらもお読みいただければ幸いです)

「解決策は日銀を廃し新しい中央銀行が日本国紙幣を発行するしかない」

「借金が増えていくと、自転車操業になり大変だ」という内容の先日のFB に対して、22日に池田信夫先生から「いくら国債が増えても日銀が全部買えばいいので、今は買い手が無くなることはありません。問題はそこではなく金利だと思います」というコメントをいただきました。日銀が買っている以上、今、現在、「自転車が倒れることはない」のは十分承知しております。しかし、この行為は歴史的に「禁じ手中の禁じ手」と言われる財政ファイナンスそのものです。財政ファイナンスには池田先生のおっしゃるように、金利も大きな問題の一つです。金利が上昇始めると(もしくは金利を引き上げなければならない状態になると)、日銀は債務超過に陥り、その発行する通貨は暴落。ハイパーインフレになります。日銀が発行国債を全部買うと日銀の資産はいずれゼロ%の資産。固定金利ですから長期間、日銀の収入はゼロ。負債は1000兆円まで膨れ上がる日銀当座預金で、金融を引き締め時に1%あたり10兆円の金利支払義務が生じる時限爆弾です。いずれにしても解決策は日銀を廃し新しい中央銀行が日本国紙幣を発行するしかないと思います。これが私がドル買いをお勧めしている理由です。なお、池田先生が引用されているアゴラの先生の文章の締めのお言葉「要するに反緊縮というのはゼロ金利が永久に続くと理由もなく信じているお気楽な素人さんで、経済学界では相手にされていないのです。それを真に受ける政治家の知能程度は、よい子のみなさんとあまり変わらないと思います」には完璧に同意です。