「ライヒスバンク紙幣」「東証、取引時間中として29年ぶり高値」

2020年11月09日

1.「ライヒスバンク紙幣」

「ドイツは、自国の銀行システムを通じて、極端な通貨の供給過剰を許すような財政政策を取っていた、それが戦後、制御不能なインフレを招いた」(アダムフーガソン著、「ハイパーインフレの悪夢」p30)その結果、当時の中央銀行ライヒスバンクは廃され、ライヒスマルクは紙くずとなった。日本で歴史は繰り返されるのだろう。国会議員時代、そして今でもIT関係をみていただいている広瀬さんから、亡くなったお父様が保有されていたライヒスマルクの写真を送っていただいた。 

ライヒスマルク

2.「出た~!!心理誘導」

この春「出た~」と思った日経新聞に載った表。センセーショナルにしたければこういう表を作る。講演会でチャートに騙されるなと述べ、その一方で私自身が、心理誘導に使う手法(笑)。縦軸をもっと上下に引き延ばせば読者はさらに驚き、横軸をぐっと伸ばして縦軸を縮小した表を作れば読者は安堵する。

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3「東証、取引時間中として29年ぶり高値」

この表現も強いマーケットを強調したい心理誘導記述。裏を返せば、29年かかって、やっと29年前の株価に戻ったということ。情けない。ちなみにNYダウは29年前(1991年末)は3,1688㌦、今28,323㌦と8.9倍。私は当時から「強い国のリスク資産を買え」と米株、米不動産を本等でお勧めしていた。為替は予想に反して当時の134円から103円と23%減だが、株価が8.9倍なら円貨では6.9倍。(もっとも私自身は米株から早く降りすぎ悔しい~!!のだが)

http://www.msn.com/ja-jp/money/other/%e6%9d%b1%e8%a8%bc-%e5%8f%96%e5%bc%95%e6%99%82%e9%96%93%e4%b8%ad%e3%81%a8%e3%81%97%e3%81%a629%e5%b9%b4%e3%81%b6%e3%82%8a%e9%ab%98%e5%80%a4/ar-BB1aOJFO?ocid=ientp

4、小松空港そばの夕日その③

小松空港近くの夕暮れ