「市場を揺るがす最大のリスクはコロナの次がインフレ」他

2021年01月13日

1.「市場を揺るがす最大のリスクはコロナの次がインフレ」

日本では全く議論を聞かないが、欧米ではインフレ懸念論議が日増しに強まっており、相場の次のテーマになりそうな気配である。こんな時、長期債を大量保持していたら爆死だ。日銀、円は危機を迎える。昨日のNYでは米国長期金利が多少下がったので円高が進んだようだが、欧米でインフレ懸念が強まれば日米長期金利拡大で円安が加速しよう。

以下、本日の日経新聞ニューヨークからのレポート。「バンク・オブ・アメリカが20年12月に実施した調査では、市場を揺るがす最大のリスクとして、24%の投資家が『インフレ』を挙げた。『コロナ』(30%)に次ぐリスクとして意識されている。インフレが進めば、株式など様々な市場の前提となっていた金融緩和の長期化が揺らぐためだ」「米長期金利 上昇に勢い 新政権の国債増発・インフレ観測 :10年債、10カ月ぶり高水準 ドル安に歯止め」「米国で長期金利の上昇が勢いづいている。バイデン次期政権での財政拡大観測に加え、物価が将来上昇に向かうとの見方が市場で広がっているためだ。金利上昇をきっかけにドル安にも歯止めがかかっており、」「インフレが進むとの観測も広がった。新型コロナウイルスがワクチン普及で収束に向かえば、経済対策と金融緩和の効果で需要が急回復する可能性があるためだ」https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN100210Q1A110C2000000/

2.「イスラエルのワクチン接種」

昨年末(12月31日)のSNS に「医師の息子(ただし外科医)が『データはそこまで正しいか分からないけど、イスラエルの数字を今後チェックするのはアリかもね?』と言っていた。コロナワクチン接種では、イスラエルの動きが世界に先行しているからだそうだ」と書いた。

今朝のNHK7時のニュースでは、イスラエルに送られた特派員が、ワクチン接種の状況をレポートをしていた。すでに国民の21%が接種を終えたそうだ。イスラエルが先行しているのは政治家の力によるところが大きいと分析していた。ネタニヤフ首相が先頭に立って、ワクチン確保に奔走してきたからだそうだ。「国民に自粛を」と呼びかけるだけのどこかのリーダーとは違う。

3.「『命を守るために外出を控えましょう』といわれても」

昨晩のニュースで「命を守るために外出を控えましょう」と訴えていた。しかし、そんなこと言われてもな~。昨日の東京の死者は2人、一昨日は4人、10日は3人。警察署の前に掲げられた交通事故の死傷者の掲示板を見ている感じ。あれ見て外出、辞めようとは思わなかったし。皆コロナを怖がっているのなら、ワクチンを先を争って打ちたがるだろうが、そんな雰囲気もないし。私個人で言えば、東北大震災の際の、原子炉の状況の方が今の1000倍怖かった(本能的な感性の問題だから非難しないでいただきたい)。あの時は、メルトダウンが怖くて、政府が何も言われなくても外出しなかった。シェルター買おうかとさえ思ったくらいだ。