「ビットコイン予想」、「くすぶるドル調達不安」他

2021年01月14日

1.「3カ月で120万円400万円超」ビットコインはさらに高くなると断言できるワケ」

本日15時にプレジデントオンラインに拙稿がアップされました。ビットコインの先行きを予想していますが、その理由となる解説は株、為替、国債の取引の参考にもなると思っています。無料で読めます。

https://president.jp/articles/-/42364 

2.「くすぶるドル調達不安」

世界各国でのお金ジャブジャブ政策(その中でも日本が断然飛びぬけているが)法定通貨のさらなる減価は避けられないだろう。しかし物々交換の世界に戻らない限り、どれか一つの法定通貨は残る。それは世界の基軸通貨であるドルだ。この記事からも感じ取れるはず。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF00045_X01C20A2000000/

3.「世界のワクチン接種率」

昨日、次男に、イスラエルの話をNHKでやっていたよ、とラインしたら、以下の資料を送ってくれた。一つは世界のワクチン接種率の表。「イスラエル22.2 %、アラブ首長国連邦 12.9% 、英国4.19%、米国2.82%、デンマーク2.02%、イタリー1.31%、スペイン1.04%、カナダ0.95%、ドイツ0.82%、中国0.63%、フランス0.29%、等々」

次男が送ってくれたもう一つはワシントン大学の行っているワクチン接種が一番進んでいるイスラエルの死者数予想(条件による減少数の予想:一般的には感染と死亡との間に17日から21日のラグがあると書いてある)」

https://covid19.healthdata.org/israel?view=total-deaths&tab=compare

4.「Modernaのワクチン」

ロイター通信によると『一昨日のJPモルガン・ヘルスコンファランスで、Moderna が、当社が開発したワクチンは1年間効果が持続し、変異株にも有効』と発表したそうだ。

これが正しいとすると景気回復は早く、欧米でささやかされ始めた「景気回復と過剰流動性によるインフレ懸念」が本物になるかもしれない。日本は、景気が良くなったり、インフレが加速すると、中央銀行が危険になるとんでもない国になり下がった。コロナが収まったら次は金融危機がはじまるとは、「異次元緩和」という政策ミスのコストが、でかすぎる。そして政治は国難に対して何も準備をしていない。

https://www.reuters.com/article/health-coronavirus-jpm-moderna/moderna-says-covid-19-vaccine-immunity-to-stay-at-least-a-year-idUSL4N2JM3RG

5.「ワクチン接種開始後は自己責任」

日本では他の先進国に比べて、ワクチン接種が相当遅れるようだが、ワクチン接種の服作用を怖がり、「当面、接種をしたくないという人が日本人の半分近くいる」と昨日、ニュースでやっていた。しかし、皆にワクチンが行き渡る体制になったら、後は自己責任だと思う。「ワクチンを打って通常生活に戻る」か「打たずに引きこおり続けるか」「打たずに通常生活に戻るか」を各人で判断しかねればならない。「副作用が怖くてワクチンは打たない。でも他人には外出を自主せよと自粛を強要」又は「先日の石破さんのような会食を非難」は許されなくなるだろう。

.「1月25日発売小説「EXIT」(日経 BP) & 1月27日発売「「藤巻健史の資産運用大全」(幻冬舎)」

昨日は日経BP社で1月25日発売の小説「EXIT」(日経 BP)の著者・相場英雄さんと対談(対談記事はいずれ日経ビジネスに載る)。私の既刊「日銀破綻」(幻冬舎)も参考文献に入っていた。相場さんは時事通信記者時代、日銀記者クラブに属し、当時、支店長だった私のオフィスに取材に来てくださったこともあるそうだ。国会議員時代の私の質問は必ずモニターしていてくださったとのこと。私は、普段、時代小説しか読まないのだが、この現代小説はとても面白かった。この本を読んで危機感を持たれた方は1月27日に発売される「藤巻健史の資産運用大全」(幻冬舎)も読んで、その危機に処する「プロの技」を学んで欲しい。今まではドルと暗号資産の運用とのみ書いてきたが、もう少し上級の内容とした。

Exit

相場さん

参考文献②