「3メガバンクの巨額含み損は、かなりの円安/ドル高要因」「『GOIF がロシア関連資産をゼロ評価』はもうすぐ日銀に対しても起こる」他

2022年06月29日

1「3メガバンクの巨額含み損は、かなりの円安/ドル高要因」

「3メガバンクの外国債券含み損は3月時点で1兆7000億円を超えた」そうだ。それなのに「3メガバンクには今のところ、巨額の売却損を計上する動きはない」そうだ。私は期初から売却を進めたと思っていたが、まだ売却をしていないということ。ということは、今後、米短期金利が急速に引き上げられていく過程で逆ザヤに耐えられなくなり長期債売却の可能性が大ありになってきたということ。米長期金利上昇の大きな要因であり、日米金利差のさらなる拡大で強力な円安/ドル高要因だ。なお、この記事にもある通り邦銀は「ドル調達ドル運用」だから「米長期債を売却すればドル短期市場からの調達を減らす」だけ。売却は円高要因には全くならない。強烈な円安要因。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62141500Y2A620C2EE9000/

 

2「『GOIF がロシア関連資産をゼロ評価』はもうすぐ日銀に対しても起こる」

「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は実態に合った評価にするため、ロシア関連の株式や債券の価値を実質ゼロに相当する「備忘価額」まで償却した」その結果「GPIFは今後、ロシア関連資産に追加投資しない方針」だそうだ。たとえ、ロシアが「ロシアの株式や債券は価値がある」と主張しででも、だ。

黒田日銀総裁が、どんなに「日銀は簿評価しているから評価損は生じない。日銀は大丈夫」と主張しても、信用供与をするか否かは信用供与する側が、自分の判断基準で決める。世界では相手の信用評価は時価評価が常識。時価評価で債務超過になれば、国の格付けも下がるだろうし、外資は日銀当座預金を閉鎖する。日銀当座預金が閉鎖されれば、ロシア同様、日本はドル不足となる。円はドルとのリンクが外れローカル通貨となる。資源の無い国の通貨。為替市場でも、円など誰も受け取ってくれなくなる、日本経済は悲惨。それが一番わかっているのが日銀だから、日銀は必至で指値オペで、長期金利上昇に必死になる。物価高でどんなにたたかれようが、絶対に政策金利を引き上げられない。円暴落で、日銀は万事休す。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA27ASS0X20C22A6000000/

 

3「外国

が日本の事情に気が付いたとき、打つ(=日本売り)のがピストルから大砲に変わる」

これから円の暴落が予想されるようなインタビュー記事。このファンド曰く「日銀が金融緩和政策を維持すると予想した理由は、日本ではインフレがかなり抑えられているためだ」。「6月の上旬に(キャリートレードを)解消した。(中略)、政府による為替市場への口先介入が強まったため、円高に進むリスクが高まったと判断した」「(キャリートレードを再下賜する)可能性はあるが、現時点で再開するつもりはない。為替の変動が激しく、(中略)キャリー取引はリスクに対して期待できるリターンが魅力的ではなくなったと判断した」約21億ドル(約2800億円)の資産を運用する弱小ファンドで情報収集能力に限界があるせいかもしれないが、このヘッジファンドは、日本のことを全くわかっていない。まずは介入など出来ない。数円の円高効果が1日くらいしか持たない介入のために政府は貴重なドルを使う余裕などない。また日銀が金融を引き締めるか否か判断できない、のではなく、金融を引き締められない(=金融を引き締めれば、日銀が債務超過に陥ってしまうから、出来ない)ということがまだ分かっていない。いつまでも日銀が金融引き締めをしないことで、外国人が「なぜ?」と考えはじめ、日銀の窮状を知る。そうなれば外国人が打つ(=日本売り)のは、ピストルから大砲に変わる、

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB280OA0Y2A620C2000000/

4.「デリバテイブを理解せよ」

昨日、以下のリツイートが私のtwitterにきた。「日銀が躍起になって抑え込まなきゃいけない程、海外投機筋は金を持っているんですよね」

私の返信は以下の通り。

「今の金融はオプション、スワップ、先物など、レバレージを(個人の方では想像もつかないほどの)無茶苦茶効かせますから、お金など持っていなくても信用力さえあればいくらでもショートポジションを作れます」

5.「預金保険に守られた円VS守られていないドル」

昨日、以下のリツイートを私のtwitterにいただいた。「心配なのは、外貨預金には預金保険が付かない事です。都銀や地銀で外貨預金の口座を持ち、ドルを買っても、その金融機関そのものが潰れてしまうと、パーになってしまいます。citybankが日本から撤退したのは、日本の金融機関の破綻が予測不能されているからと思うのです」

私の返信は以下の通り。

「預金保険は平時に中程度の銀行が数行つぶれるくらいの事件を前提として作られています。地銀が2~3行つぶれると資金は枯渇。早くつぶれた地銀に預金していないと後からつぶれる銀行では保険は払ってもらえなくなります。円預金だと金融システム危機の時でも保険があるから大丈夫と考えるのは甘いです、なお私は個人では、税金の関係でドル預金よりドルのMMF を推奨です」

6.「『日銀債務超過』の現実をなぜ外国人は気が付かないのか?」

昨日、私のツイッターに以下の地ツイートをいただいた。「これを世界が認知できるかどうか。 意外と日銀の実態が周知されていないように見えることと、知っていても反応が鈍く、円安がそれほど進行していないので驚いている。 彼らの常識からして、信じがたいのだろうか。 何か裏があるだろう的な深読みとか」

私の返信は以下の通り。

「まだ債務超過ではないからだけ」の話だと思います。これから格付け機関、外銀審査部が目を皿のようにして注目してくるでしょう。時価会計で。だからこそ黒田日銀は債務超過にならないように「指値オペをしている」のです。(時価会計での)債務超過の恐怖は黒田総裁が一番ご存じ、だからです」

 7.「何時何分何秒に自信は来るのか?」

昨日、以下のリツイートが私のtwitterにきた。「『円、石ころ化』は秒読み段階」ならば年内ハイパーインフレ突入は確実と見ていい? 個人的には「円、石ころ化」が年内に起きる可能性をほぼゼロと見ている。藤巻健史氏はこのレベルで見通しを語れるだろうか。 時期を具体的に示して危機を煽ろう!

私の返信は以下の通り。

「秒読み段階だ」と言っても時期を表示したことにならないのですね。この方は「地震警報」が出た時「それでは地震は何時何分何秒」かを明確にしろと駄々をこねるのですかね?それとも秒の下まで当てよというのですかね?そんな子供みたいな駄々をこねるより対策を考えたほうがいいと私は思いますがね。