「あれ~方向転換、そろそろやばいのかも?」「プレジデント2022年編集部セレクション」「財政法の、法の趣旨」「特例公債法案は警戒警報のスイッチ切り」他

2023年05月12日

1.「あれ~方向転換、そろそろやばいのかも?」

本日の日経新聞の元日銀理事の門間さんの論考。あれ~、今まで、黒田日銀の異次元緩和を支えた異次元緩和推進役で、私とはいつも反対のことをおっしゃっていた方との印象が強いのだけど方向転換?それとも出口がないことが白日の下にさらされる前の責任回避発言?それにしても、この方が今ア発言をするようになるとは、いよいよ、日銀やばしか?門間さん曰く「そこまで2%目標にこだわるべきなのかも本当は問われるべきだが、今の日銀は2%目標への思いが強いので、ぎりぎりまで緩和を続けるだろう。すると、いざ2%目標が実現するという段になった時、短期・長期両方の金利を一気に引き上げざるをえなくなるというリスクがある。米欧でも22年から23年にかけ、予想外のインフレの強さに驚いた中央銀行が異例の速さで金利を引き上げ、金融不安の一因にもなった。日本で同じことは起きないと信じたいが、過信は禁物だ」

それにしても日本でこれが起きたら、その瞬間に日銀と地銀と円はThe END

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD0943Y0Z00C23A5000000/

 

2.「プレジデント2022年編集部セレクション」

昨年12月13日に書いた拙稿が「2022年編集部セレクション」として現在無料で読めます。プレジデントに書いた記事はしばらくすると有料化されますが、この記事は、現在、無料です読めます。

https://president.jp/articles/-/68912

 

3、「方策を考えるのがエコノミスト」

本日、私のツイターに以下のリツイートが来た。

「(ハイパーインフレの状態)にならないようにするのが『経済の専門家』のお仕事なのだが 何をしているのか? と 何度も申し上げておるところ」

以下のように回答した。

「何を言っているのか?だから私は、異次元緩和開始の時点から『これを始めたら出口が無い。日銀と円は終わる。歴史に学べ』と大反対しかつ別な方策を提唱していた(伝統的金融政策の延長線上の)。伝統的金融政策の延長線上のマイナス金利論だ(黒田日銀のマイナス金利政策とは違うは違う)。戦争開戦に必ず負けると開戦反対してきた人に終戦1週間前に『お前を陸軍大将にするから米国に勝て』と言われても、冗談じゃない」と私は答える。

 

4,「私は素人?」

本日、私のツイターに以下のリツイートが来た。

「この藤巻なんとかをプロというのはちょっと、、、」

以下のように回答した。

「そうですか?世界基準では経済誌は筆者を選ぶレフリーの陣容で権威づけが決まります。ドラキ、トルシエ、グリンスパン、サマーズ、クルーグマン等超超一流がレフリーとして集まっているThe International Economyが最も権威ある経済誌と言われている理由です。その中で最近、一番寄稿を頼まれている日本人がきっと私。僭越ながら世界の金融界隈ではプロと思われているんですがね~」

 

5「財政法の、法の趣旨」

本日、私のツイターに以下のリツイートが来た。

「国債保有が民間金融機関か日銀かの違いは、政府歳出の資金の提供者が誰かだけの違い。」 政府が発行した国債を引き受けてるのはあくまで市中銀行ですよね? それともせんせ〜は法律で禁止されてる日銀直接引き受けをしてると仰るんですか?(それに近い状況なのは知ってますよ!)

以下のように回答した。

「驚くほど読解力の無い方だ。日銀の直接購入が禁止されているから法律で禁止されているから民間銀行が入札で購入し、すぐ日銀に転売している。国の歳出の財源を担うのが(ほんの一瞬)民間で、それがすぐ日銀に変わっているということ。最近始まったこの行為は日銀の直接引き受けはハイパーインフレ(続続)を起こすから禁止との財政法の、法の趣旨を逸脱している」

 

6「特例公債法案は警戒警報のスイッチ切り」

本日、私のツイターに以下のリツイートが来た。

「これは単に無知というものだろう。 日本は赤字国債の発行については、その都度法律が必要だったが、あまりに煩雑なので、複数年化されたが、国会で法律を制定するという枠組み自体は維持されている。 予算は参議院で自然成立がありうるが、法律は参議院を通さなければならず、実質的な意味がある」

以下のように回答した。

「誰が無知?日本は財政法と言う普通法を特例公債法案という上位法で覆してきた。その特例法案を通すために首相の首が毎年変わったので最初3年間、その後5年間有効と骨抜きを強化。それに国会で先頭に立って反対していたのが私だが。本等の書き物でも昔から警戒警報の切断と強く非難していたのも私だが」

 

7.「数字が無いと議論はロジカルではない?」

本日、私のツイターに以下のリツイートが来た。

「この方は期日や限度を数字で説明する事の出来ない方ですし、ハイパーインフレの定義も一般的なものとは違う様なのでねぇ……

このツイートの中にだって、一文字たりとも数字がない。

刷りまくれば→〇〇刷れば

激しく刷れば→×✖️✖️刷れば

ハイパーインフレ→△△パーセントのインフレ

って書けない人」

以下のように回答した。

「昔、台風の被害のニュースでこの度の停電による運休で、135,170人の方が足止めをくいましたと放送していたリポート―がいましたが、どこでそんな詳しい数字が分かるんでしょうかね。数字さえ出せばロジックが正しいと思っているのでは?年率10125%になるとハイパーインフレですか?それとも100873%?」

 

8「ハイパーインフレの原因は中央銀行の信用失墜」

本日、私のツイターに以下のリツイートが来た。

「そりゃあ供給を輸入に頼った国では、そうなるが、日本のように供給力がある国でハイパーインフレになるほどの需給バランスが乱れるのかと言う話しだ。藤巻のおっさんは需給バランスによる物価決定のメカニズムなんぞ全く分かっとらんでは無いか」

以下のように回答した。

「1日に2度もコピペを張らせるとはよほどに読解力の無い人だ。インフレの原因は需給。ハイパーインフレの需給は中央銀行の信用失墜で原因が違うとは100回以上行っている。以下、昨日のコピペ。「2018年10月20日の日本金融学会で、雨宮日銀副総裁(当時)は『中央銀行への信用が一たび失われればソブリン通貨(注円やドルなどの法定通貨)といえども受け入れられなくなることは、ハイパーインフレの事例が示す通りです』と講演。要は日銀が信用を失えばハイパーインフレになると明確におっしゃっているでしょうが

https://www.boj.or.jp/about/press/koen_2018/ko181020a.htm

」。

 

9「バラマキをするかしないかに、資金の出し手が誰かは関係なし」

国債って政府が発行して金融機関が引き受けて政府が何か(公共事業等)に使った時点でばら撒き(ばら撒きの定義が曖昧だけど)になってませんか?

日銀が買ってばら撒きって・・・

藤巻せんせ〜流石だわ!

何言っているのやら。国債保有が民間金融機関か日銀かの違いは、政府歳出の資金の提供者が誰かだけの違い。

バラマキをするかしないかに、資金の出し手が誰かは関係なし。民間から日銀への国債転売は、融資で貸主の権利を他の機関に転売することと同じ。

 

10.「米国は満期待ちで国債保有を減らしている」

本日、私のツイターに以下のリツイートが来た。

「藤巻さんの大好きなアメリカも、国債は借換をしていると思いましたが。借換と償還しないは、別ではないでしょうか?」

以下のように回答した。

「地銀問題で中断してましたが、FRBは満期時に保有国債を借り換えず減額することを金融政策の柱の一つとして実行中。お金を回収しなければインフレ退治が出来ないから(インフレとはお金の価値の劣化)。ECBもBOE も同じ。日銀は出来ない。借り換えどころか追加購入が必要。購入を辞めれば長期金利爆騰」

 

11「国内金融機関は、国債をせっせと購入しているのか」

本日、私のツイターに以下のリツイートが来た。

「それでも国内金融機関は国債が発行されたらせっせと引き受けてるのが現実だよ〜!

以下のように回答した。

「メガを中心に日本の金融機関がいかに長期国債保有を減らしてきたかの推移をよく見るべし。日本の金融機関が現在入札に参加し国債を購入しているのは、大部分が鞘を抜いて日銀に転売するため(日銀トレードと言う)。日銀が購入(=お金をばらまく)を辞めたら肝っ玉が.どでかくない銀行しか買いません」

 

12「償還されない国債など誰が買う?」

昨日、私のツイターに以下のリツイートが来た。

「このホラ吹きのおっさんは何も理解していないね。

国には徴税権の他、通貨発行権がある。財政法や日銀法とかまるで分かってない様子」

以下のように回答した。

10年国債を10年後に償還してくれない国債を誰が買うのか?満期に『償還しない、利子だけ払う。満期延長、又は継続借入』などと宣言したら、それはデフォルト扱いされます。満期が来た国債を買うか買わないかは買い手の意思であり義務ではありません。借り手(国)の権利でもない。基礎の基礎を学ぶべし」