「溜まった借金を返すのには3つの方法しかない」「経済再建だけでは財政再建など出来ない」「高橋洋一氏 VS フジマキタケシ」

2025年01月07日

(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません
私の個人的見解・分析であることをご理解ください)

1.「溜まった借金を返すのには3つの方法しかない」
溜まった借金を返すのには3つの方法しかないと昨日、書いたら、私のX に以下のリツイートが入った。
「哀れな…これが維新議員の考え方」
以下のように返事した。
「何をいうのやら?何党の議員だろうが関係ない。主義、主張、考え方の違いではなく、経済を理解できる頭脳の持ち主か、理解できるほどの頭脳を持ち合わせていないかの差。たまりにたまった借金を減らすのは①他国の資産をぶんどる②大増税をする③ハイパーインフレを起こして国民の富を実質的に債務者である国に移管するの方法しかない。他に方法があるのなら教示していただきたい。国債を刷ってまかなうなどの回答では、ばかばかしすぎてへそが茶を沸かす。ちなみに何度も言うが財政規律を無視したり、財政ファイナンスを行った国の国民が悲劇の犠牲者となったのは、歴史の教えるところ。経済知識のない、または自分の議席のために意図的に行う悪徳政治家のツケを払わされるのはいつも国民。
ちなみに何度も言うが私は「小さな政府&低い税金」論者。税金を低くしたいのならば小さな政府にしなければそれは不可能。イーロンマスクと同じ考え方。ただしばらまいて貯めてしまった借金は上記3つのうちの1つを選択しなければ返済できない。配った人から返してくれとは言えないのだから。だから借金を世界ダントツで貯めてしまった今の日本にはハイパーインフレは不可避だ、政治が何とかしてくれると頼るな。もう自分で自分を守るしかない次元に入っていると警告をしているだけ。政策でも何でもない。バリバリの実務家だった(=正当派金融論、財政論)人の警告や発言を理解する能力のある人がいる一方、ど素人のとんでも理論を信じてしまう人がいることを考えると、人間社会に富の格差ができるのは当然のように思える」

2.「経済再建だけでは財政再建など出来ない」
理屈の上ではもう一つの方法がある。それは自民党がばらまきをするためのエクスキューズに何年も使っていた方法。経済を発展させて財政再建を図る。しかしこの方法ではとても財政再建などできないほどに借金が既に溜まってしまっている。それを臨時国会での本会議の演説や財政金融委員会で追求した。
以下、2024年12月19日の財政金融委員会での議事録
「〇藤巻健史君 石破総理は、第一次安倍政権が発足した2006年度から2023年度までにGDPは60兆円増えたとおっしゃったわけです。もし経済再建すれば財政が再建するならば、GDPが60兆円も増えたのだから財政状況は好転しなくちゃおかしいはずなのに、どういうふうに財政赤字、政府財政赤字のGDP比が変わったのかについてお聞きしたいと思います。
財務担当者、どうでしょうか。
○政府参考人(中山光輝君) 日本の2006年におけます一般政府の債務残高は九百三十二兆円、そして、実績値となっている最新年、2022年でございまして、その時点の債務残高は1439.8兆円となっております。
また、日本の2006年における一般政府の債務残高対GDP比は174.1%で、2022年につきましては256.3%となっております。
○藤巻健史君 経済が60兆円も成長したにもかかわらず、財政状況は急落してます、非常に悪くなってますよね、174%が256%。これ、ですから、経済を再建すれば財政は再建するなんていうのは全くうそじゃないですか、いかがでしょうか」

「○藤巻健史君 ちょっと逆な言い方をされますと、財政出動をした、財政出動をむちゃくちゃにしているわけですよね。それにもかかわらず、60兆円しか増えなかったとも言えるわけです。何はともあれ、その借金が932兆円から1439兆円、500兆円も借金を増やしたのにもかかわらず、60兆円しかGDP増えていないと。要するに、政府の財政出動は全く非能率じゃないかと思うんですが、いかがでしょうか」

3.「高橋洋一氏 VS フジマキタケシ」
経済論と党とは関係ないという話の中で、「高橋洋一氏と私の意見が真逆なので、『どちらの人の本を読んだらいいですか?』との質問が私のX に載り、古荘雅博さんという方が以下の回答をしてくださった。ありがとうございます。
「高橋氏は、財務省出身で統計学が専門。藤巻氏は、元トップディーラーで金融財政のプロ。若い人や株をやってない人には知られていない。政党など関係はない。金融に関しては、高橋氏<藤巻氏だと思います」