(本日第2弾)「株式市場の『アグレッシブな財政政策への期待』に答えざるを得なくなった高市さん」「物価上昇が加速するだろう、それでも日銀は何もできない」他

2025年10月06日

(本日第2弾)

本日は朝第1弾をアップしています。そちらもお読みいただけると幸いです。

 

1,「株式市場の『アグレッシブな財政政策への期待』に答えざるを得なくなった高市さん」

本日の株価上昇は「高市さんにアグレッシブな財政政策を期待しているからだ」そうだが、それなら、高市さんはその期待に答えざるを得なくなるだろう。答えないと株価の急落につながるから。

または調子に乗って積極財政政策を推し進めるかもしれない。

いずれにしろ、財政はより一層危険状態に陥り、長期金利上昇と円安進行がより強烈になるだろう。

 

2,「物価上昇が加速するだろう、それでも日銀は何もできない」

本日のような株価上昇が継続すると、資産効果で、ますます物価上昇圧力が高まる。土地や株を持っている人がお金持ちになったつもりになり消費を増やすからだ。それを見て株価がさらに上昇するという好循環が始まるのが資産効果。バブルの時、当時の最高級車シーマが馬鹿売れし、それを見て日産の株がさらに上がった。その結果、日産の株を持っている人が更に消費を増やす好循環が起きた。

バブル当時は毎年30円から40円の円高というデフレ要因が存在し狂乱経済によるインフレ要因を打ち消したから、物価は低位安定した。

しかし、今は円高どころか円安進行中だ。資産インフレを相殺する要因どころか加速する要因が沿因在する。

さらには、大不況でもないのに、日銀は実質金利を異常なほどのマイナスに抑え込んでいる。

これで物価上昇(CPI インフレ)が起こらないはずがない。

しかし、物価の番人日銀はそれに対してなす術がない。財政ファイナンスのせいだ。悪性インフレが始まる。長期金利は暴騰し、日銀の信用(=円の信用)は地に落ちる。

Fasten the seat belt pleaseだ。

 

3,「ニッポン放送のpodcast」

先々週に続きニッポン放送の「渡邉美樹5年後の夢を語ろう!」に出演した。ニッポン放送のpodcast(以下のぺージ)から無料で聞けます。総裁が決まる前に、総裁が誰になればマーケットはどうなるかを渡邉さんと議論しました。

https://podcast.1242.com/yume/?ep=356