1.「超長期債を買って損が出たなら経営側の責任」
本日11時に配信の日経新聞デジタル版
「国債運用について、ある日銀関係者は「これ以上段階的にやれるかというくらい徐々に利上げしてきた。超長期債を買って損が出たなら経営側の責任」とも話す。
日銀内からは「0.5%までの利上げなら影響は少なかったが、今後はそうはいかなくなる」との声が聞こえ始めた。約30年ぶりに政策金利を0.75%に引き上げるには、金融システムへの警戒を一段と高めることが求められる」
――>。私が、利上げは出来て、あと1回という理由。
政策金利0.5%で通貨発行益(「受取利息」-「支払い利息」=ゼロ。0.75%にあげれば「損のたれながしがはじまる。米国のように4%まで上げたら天文学的数字
受け利息は約2.1兆円。支払利息は政策金利0.5%で2.5兆円(日銀当座預金残高500兆円×0.5%)」
- 75%で3.75兆円炎(日銀当座預金残高500兆円×0.75%)」
令和6年度の受取利息は2.1兆円。保有国債の大部分は長期固定金利債だから、満期が来て新しいクーポンになった分しかり受取利息は増えない。
物価上昇に対して日銀は何もできない。とどまるところを知らない物価上昇が起きる。円の急落はこれから。
放漫税債干支財政ファイナンスのツケはかくも大きい。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB124A50S5A910C2000000/
2.「第10章ある小説の、第1章第3項」
昨晩、以下のツイートをアップした。
「ドル円が151円に接近してきた。ただし、このレベルは第10章ある小説の、第1章第3項あたりは過ぎない」
3.「為替は何で決まるか?」
枝葉末節で現在の為替を語らない。 通貨とは国力を反映する。強い国は景気がいいから金利が高く、株価が上昇しているし、直接投資のチャンスもある。 したがって弱い国から、強い国にお金は流れる。金利差は国力を合わらす一つの指標に過ぎない。ただ簡単に比べられるのが金利のレベル。株はNY ダウと日経を比べてもどちらが強いのかわからない(上位同じ数の会社数合計の時価総額で比べれば話は違うかもしれないが) しかし、「為替が国力を反映する」のは、「中央銀行の財務が健全であれば」との前提があっての話。 日本は、40年間、世界ダンとつのビリ成長(GDP)で国力が劣っているのだから、円安が進むのは当たり前。 それにもまして前提となる日銀財務が世界中の中央銀行の中で最悪もいいところなのだから円が弱くなるのは当たり前中の当たり前。 絶対に債務超過にならない(=絶対につぶれない)中央銀行に戻るためにはミニマムリザーブ(日銀当座預金残高≒法廷準備預金残高)が不可欠。 ミニマムリザーブに戻すためには株式の売却に110年、長期債の売却にきっと200~300年はかかる。 それまで通貨は世の中にじゃぶじゃぶで価値の棄損はどんどん進む。 こんな中央銀行は世界中にも、歴史上にも、今でも日銀以外に存在したことがない。 円の紙くず化があるかないかの議論の時期は既に過ぎた。いつ紙くず化するか?だけの問題。 放漫財政と財政ファイナンスのツケはかくも大きい。
4.「時価下落でも減損計上は不要か?」
昨日、以下のリツイートが私のX に来た。
「さすがに分かっていてミスリードしているのでしょうが、実際の日銀の会計処理は独自の「日本銀行法・日銀会計規程」に基づく。確かに『民間に準じる』との一般原則はあるが、個別規定で、国債を含む円貨建債券は移動平均法による償却原価法と明記され、時価下落でも減損計上は不要」
以下のように回答した。
「日銀の会計規定とはいわば日銀の憲法みたいなもの。満期保有の国債は簿価評価。途中売却の可能性がある国債は時価評価が民間の会計基準。 日銀の会計規定に従えば日銀の個別規定もそれに従うべき。 1997年だったか(?)日銀が会計規定を作った時、日銀はほぼ3ヶ月までの短期国債しか保有していなかったから満期保有は当たり前。 中央銀行は成長通貨と言って回収する必要のない金額に相当する長期国債は小額持っていたが、その趣旨からして満期保有。だから、個別規定に貴兄の言うように当時は憲法には抵触しない。 しかし、現在は長期国債を保有しており、償却原価法で良いと言う個別規定は日銀憲法の違反。 私が国会で植田総裁に質問した時も植田総裁は、今まで日銀は保有国債を1度も売ったことがないから簿価会計で良いと答弁された。これは会計規定を守らなければならないことを理解していることを意味する。もっともこの発言は万が一物価が急騰して日銀がお金を回収しなければならなくなった時、当然のことながら保有国債の売却が行われるだろうが、そうなると保有国債全部を時価会計に変更しなくてはならないことを認めたもの。評価損が実現損に変わるということで、とんでもない赤字が計上される。世界はびっくり仰天。日銀の信用並びにその発行する円の信用は地に落ちてしまう。
5.「令和6年度の日銀の決算を見ると、長期国債を毎年売却しているように見えますが、違いますか? 」
以下のように回答した。
「うかつにも気が付きませでした。確かに微量ではありますが、これが事実だとすると、植田総裁が「今まで国債を売却したことがないから簿価会計のままでよい」とした私への答弁が虚偽になりますね。国会の答弁は、重いもののはずですが。 ただこの背景をきちんと調べてからでないと虚偽とは断定はできませんが」。
6.「満期前売却をしていないから簿価会計でよいとの植田日銀総裁発言」
私の質問に対して植田総裁は答弁は「国債については、過去一部の例外を除くと売却を行っておらず、そうした点も踏まえて償却原価法を採用している」と答弁した(「第217回国会 参議院 財政金融委員会〔2025年3月24日)〕。
――>満期前売却を微量していたことは正直にお答えされていました。
ただ、この答弁からして、インフレが加速し、市中から急速にお金を回収せねばならず、国債の満期前売却をした場合には「償却原価法は適切ではない。民間の会計規則同様、保有国債全てを時価会計が適用される」ことを認めています。
そうなると、満期前売却を刷ると、とんでもない実現損を計上せねばならず、日銀存亡の危機に陥ります。棄損した通貨価値の回復のために不可欠な満期前売却が出来ないということです。どんなに物価が上昇しても、です。
物価上昇が未来英語に加速していくでしょう。私が、日銀はもはや体をなしていない、という理由です。
7.「そもそも時価会計が世界のスタンダード」
本日、以下アのリツイートを私のXにいただいた。
「そもそも時価会計が世界のスタンダード。日銀が日銀独自の基準で簿価会計適用で問題なしと言い張っても何の説得力もない。まして日銀は認可法人としてだが曲がりなりにも上場しておりその株価(市場の評価)は長期では右肩下がりとなっていることを忘れてはいけない」
以下のように回答した。
「まさにその通りです。日銀がどんな会計基準を取ろうと、格付け機関や外資系金融機関の審査部など日銀の信用調査をする人たちは時価評価で審査します。彼らがまだ騒いでないのは、株式本位制の日銀が株の評価益でまだ純資産であり、べき論を言っても何の意味もないからです。日銀や世間を説得するのが彼らの仕事ではなく、彼らの顧客や株主を守るのが彼らの仕事だからです。 しかしながら彼らがどう動くかが日銀の命運を握るのです。 もっとも中央銀行が持つべきではない株式で純資産状態を保っていることに対して、日銀を懸念している機関は既にかなり存在すると思っています。外資系金融機関が撤退すると、日本は円を売ってドルを獲得する手段がなくなります。俺はドルとのリンクを外れ、ローカル通貨化します。外貨準備が枯渇すると原油も外国産の産物も高額薬品も買うすべがなくなります」
。
8「今まで日銀は保有国債を1度も売ったことがないとは驚き」
本日、以下アのリツイートを私のXにいただいた。
「今まで日銀は保有国債を1度も売ったことがない」の所で、いきなり目が覚めた」
以下のように回答した。
「そもそも私が金融マンだった頃は、ほぼ全てが3ヶ月もの短期国債でしたから、途中売却など考える必要もありませんでした。なお日銀は長期国債を1回だけ微量売ったことがあります。ただこの時私は落選中で追求することができませんでした。現職だったら好き勝手主義を徹底的に追求したと思いますが。 植田総裁がどんな詭弁を使って逃げ込もうとするか興味があるところです。
何はともあれ全てにおいて日銀は追い詰められています」
9.「ドルは円と同様に危険か?」
昨日、以下のリツイートが私のX に来た。
「財政ファイナンスはアメリカもやってるからもう逃げ場ないす。ゴールド持ってようとBTC持ってようと構造が壊れる」
以下のように回答した。
「何度言ったらわかるんでしょうね。体重30キロの子供が10キロ体重が減らすのと体重200キロの力士が20キロ体重を減らすのとは意味が違います。絶対値と相対値の違いを小学生から学び直しましょうね。しかも後者は既に医者に通い始めています」
10「デフレ脱出の方法」
昨日、以下のリツイートが私のX に来た。
「では先生はあの時点でデフレを解消しろというマスコミや世論がある時にデフレ容認派だったんですか? デフレ解消出来ない自民党を叩く記事しか無かった思い出ですが」
以下のように回答した。
人の主張を調べもしないで偉そうなことを言わない!私が主張していたことはあらゆる本に書いてきた。伝統的金融政策への固着。今ではハーバード大の著名なケニス.ロゴフ教授が同じ主張をしている」
11,「大増税がハイパーインフレ税か?」
昨日、以下のリツイートが私のX に来た。
「対外純資産も過去最高。企業純資産も最高ですやん」
以下のように回答した。
「対外純資産も企業純資産も民間のモノだから、貴兄は民間から大増税で借金を返済という主義ですね。当然消費税も大増税。私はそれの方が痛みがまだ少ないと思うけど、貴兄のように大増税を認める日本人はごく少数。したがって、もう一つの選択肢である目に見えない大増税であるハイパーインフレを選択すrのではないかと私は思うわけ。国の債務はチャラだけど国民生活は地獄。放漫財政と財政ファイナンスのツケは大増税かハイパーインフレという目に見えない大増税、ツケはかくも大きい」
12「You’re Welcome」
昨日、以下のリツイートが私のX に来た。
「今日も誤字を感謝します」
以下のように回答した。
「You’re Welcome」


