「信金の国債含み損2.5兆円弱 金利上昇うけ1年で3倍、金融庁が点検へ」「日銀が政府の子会社になると」「銀行の本来の業務とは」

2025年10月24日

1,「信金の国債含み損2.5兆円弱 金利上昇うけ1年で3倍、金融庁が点検へ」

昨晩の日経新聞記事。信金の国債含み損2.5兆円弱ハ2025年3月末の数字。

その時の10年金利は1.48%、現在の10年金利は1.66%。状況はさらに悪化しているはず。日銀が利上げなどできないと私が言っている1つの理由。2.5兆円の評価損はでかいなぁ、といっても、日銀自身は0.1%の長期金利上昇で2.5兆円評価損が増える。金融庁は日銀を検査すべし。といっても、日銀の監督官庁は金融庁ではなく、あえて言うならば、会計検査院であろう。統合政府論者の言うように日銀が政府の子会社であるならば日銀財務の悪化を指摘しないまま、日銀が危険に陥った場合、会計検査の責任も問われるのかしらん?

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD078D80X01C25A0000000/

 

2.「日銀が政府の子会社になると」

財務省出身の片山財務大臣が我が高校(東京教育大学附属.現筑波大学附属)で3年生の時、内田日銀副総裁は我が中学3年生。校舎は違ったが、校庭は同じ。我がイメージ的には日銀は政府の子会社になっちゃうなぁ〜.もち論.冗談。日銀の独立性は健全な金融政策には不可欠。政治家は自分が次の選挙に受かるか否かで政策を判断することが多々あるから、ポピュリズムに陥りやすい。金融政策が、そうなると国が滅びる。

 

3,「銀行の本来の業務とは」

本日、以下のリツイートを私のX にいただいた。

「前から思ってたんだけど 地銀ってもう今の時代ビジネスモデルとして相当厳しいのでは そもそも安定的に儲けられるんだろうか 相当薄利なのでは 国債買いまくるくらいしか安定的なビジネスが無いとかって…」

以下のように回答した。

「銀行業務とは本来相手の信用リスクを判断できない個人が倒産リスクが低いと思われる銀行に預金をし、信用能力判断の専門家である銀行がより信用リスクの高いところに融資をし、預金金利よりも高い金利を取る。そこで本来の銀行業務が成立するはずです。 しかし、今の信金や地銀等の民間金融機関は、預かったお金を自分より高い信用の国に貸しています。 それでは、信用リスクを判断する専門家としての銀行の業務を行っていないわけで、そのような金融機関は淘汰されるべきです」

 

4,「アニマルスピリッツのある民間で経済を引っ張るのが資本主義国家」

本日、以下の立位咎私のX に来た。.

「アベノミクスに回帰とは言ってないし、 危機管理投資、成長戦略に力点を置いています。 責任ある積極財政で経済成長を目指す。 先生は経済成長は不用とお考えでしょうか?」

以下のように回答した。

「何を阿呆なことを言っている?経済成長は必要に決まっている。だから、政府はでしゃばるなと言っている。昨日の日経新聞にあるようにサッチャーは政府の歳出は増税か国民の貯金からかりるしかないと言っている。その通り。いずれにしろ政府が財政出動のために民間のお金を吸い上げれば、民間の投資用の資金がなくなる。アニマルスピリッツのある民間に任せることが経済成長の肝。私が小さな政府論者である理由。政府は小さくし税金を低くしろ!政府が再分配を金科玉条として税金を多くとっている社会主義国家だからこそ日本は沈没した。日本は平等に貧しくなる国家へ向かって一直線」