「本日は決算日。今日の買いはお化粧買いなのか本音の買いなのかをみきわめる必要あり」「紛争の長期化を懸念した時、備蓄石油は放出すべきなのか?」「おこがましいもいいところ」他

2026年03月31日

1。「本日は決算日。今日の買いはお化粧買いなのか本音の買いなのかをみきわめる必要あり」

昨晩も海外市場の日経平均は東京クローズより650円安い51,222円で引けた・

この1,2週間、海外市場で大きく下げ翌朝、東京市場で多少押し戻されて下げ幅を多少縮小。しかし翌朝、又海外市場で大きく下落という毎日だった

海外勢の日本株からの撤退を日本人株主の犠牲で助けてあげているような動きとも見えた。

この動きを見ていると、東京市場で誰かが必死で買い支えを行っているように思えなくもない。

本日は期末。

以上の分析が万が一正しいならば、本日も、苦しい決算を何とか和らげようと官民総出の必至のお化粧買い(株、長期債、円)が入る可能性もある。

しかし、そう(=決算を乗り切るための買い支え)だとすれば明日以降、買いは消える。逃げるなら今日、ということになる。

本日の買いはウインドウドレッシングのお化粧買いなのか、本音の買いなのかを見分ける努力が必要。

過去には4月2日に大崩れしたこともある。

2.「紛争の長期化を懸念した時、備蓄石油は放出すべきなのか?」

今朝の7時のNHKニュースで赤澤大臣が「紛争の長期化を考慮し、備蓄石油の更なる放出を考える」との趣旨のことをおっしゃっていたが、長期化を懸念するのなら、備蓄原油の放出など、今の時点では禁じ手ではないのか?

3「国際協力VS 日本国民の負担」

今朝の7時のニュースで「フィリピンに日本が輸出した軽油を積んだ初めての船が到着した」とのニュースをやっていた。

その直後に、軽油不足で公営バスが軽油の入札に買い負ける状況も出てきた、とのニュースも。

国際協調と、国民へのダメージのバランスをどうとるか?等国会で審議しておくべき論点ではないの?政治に危機感が無さすぎるのでは?と思わざるを得ない。

 4「おこがましいもいいところ」

最終取引日が近づくと、先物価格は需給で決まる現物価格に限りなく近づいていく。日本政府が先物を1バレル60ドルで売っても需給が逼迫し、取引最終日に現物が150ドルであれば売りっぱなしだった日本政府は150ドルで買い戻さなければならなくなる。60ドルのままならば先物で60ドルで買って150ドルで売ろうという裁定業者が山のように出てくるからだ。 油を産出しない国の政府である日本政府が、世界の原油市場をコントロールできると考えるなどおこがましいも良いところ。

 

5.「実際にマーケットに参加した人じゃないとわからない恐怖」

昨晩以下のリツイートを私のX にいただいた。

「私も、ガソ-ケロのサヤ取りをやってて、灯油ショートがなかなか決済できず、冷や汗いっぱいの経験あります。たかが50トンでも個人では現渡できないですから。 国レベルでやれば、国家備蓄分で足りず、ホルムズ海峡を強行突破で輸送して現渡分を持ってくるのでしょうね。その警護に自衛隊さんの命を使ってほしくないなぁ」

以下のように回答した。

この恐怖は実際にマーケットに参加した人じゃないとわからないですね。 金融商品という現物デリバリーが原油などよりもはるかに簡単な商品であってもスクイーズ(売りが出てこす買い戻しができない締め上げ)がそれなりに怖い。 ただJPモルガンのような大手金融機関として取引していた時は大損するだけの恐怖。 その後、私自身の会社でやっていたときには最終日に反対取引をやってポジションをクローズできないときの恐怖が凄まじく国債先物取引からは手を引いた。 何十倍のレバレッジをかけてやっていると(JPモルガン時代は、何百倍何千倍だった)デリバリー用の現物を買うお金が、ポジションの何十倍、何百倍必要となりそんな金、簡単には借りらないよなと恐怖にかられたからである。 ちなみに、ミニJGB先物は差金決済のみであるが流動性が少なすぎる。本来、JGB先物とミニJCB先物にはアビトラジャがいてもおかしくないのだがマーケットが薄すぎて採算が取れないのかも。