「秀逸なる論考『成長への悪影響生む社会保険料依存』」.「為替介入はあるか?」「新FRB 議長ケビン・ウォーシュ氏は何故一人だけ将来の金利予想を提出しなかったのか?」他

2026年06月19日

1,「秀逸なる論考『成長への悪影響生む社会保険料依存』」

本日の日経新聞「エコノミスト360°視点」派基本私の考え方と同じだが、秀逸だ。ぜひ読まれることをお勧めする

いわく「先般公表された経済協力開発機構(OECD)の対日経済審査報告書は、日本の消費税率が主要国に比べて低いことを指摘した上で、18%まで1%ずつ段階的に引き上げることを提案した。

18%を「高い」と感じる人は多いだろう。しかし、政府債務残高が今よりずっと低かった01年の「経済財政白書」は、長期的な財政均衡を達成するためには、消費税率23%に相当する負担が必要だという数字を示していた。多くの研究も、高齢化が進む中で日本の財政を持続可能にするためには、消費税率を20%程度ないしそれ以上にする必要があるとしている。

いかなる形であれ、負担の増加は経済成長率を押し下げる方向に働くが、消費税はその影響が相対的に小さい。(略)これは専門家の間ではほぼコンセンサスであり、OECDの報告書も同様の指摘をしている」

「潜在成長率の一層の低下を避ける観点から望ましいのは、消費税を中心とした負担増だろう。しかし、消費税率引き上げに対する国民の忌避感は強い。近年は国政選挙のたびに、多くの政党が消費税率の引き下げや撤廃を主張し、消費税率引き上げを極力回避しようとしている」

==>私は、日本では、議席獲得第1主義の政治では、消費税引き上げは無理だと思う。・引き上げどころが食料品の消費税引き下げをしようとしている、(なお、これ自体消費税を下げて、それ以上の物価価上昇を促す政策だ)、

したがって、ここはインフレ税の導入、しかも大増税に相当するハイパーインフレしかない。その結果、究極の財政再建はなされるが国民生活は地獄となる。

今の政府は知ってか知らないか知らないが、インフレ加速政策に驀進中だ・

インフレとが債権者(国民)から債務者(日本最大の借金王は国)への実質的富の移行。

ばらまいて一時的に国民をいい気持にさせ、その後インフレ税で搾り取る。最悪・

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD092V90Z00C26A6000000/

 

2.「原さんのニュースレター」

朝日新聞元編集委員の原さんがニュースレターを発信された。

https://hara-makoto.theletter.jp/posts/1aef7ee4-910b-41fd-bd01-b2952992aa5b

 

.「為替介入はあるか?」

昨日生出演したYouTube番組の一つのテーマは今後介入特に協調介入はあるか?だった。私は「ないだろう」と答えた。理由は

  • 米国でも次回は利上げが予想されるようにインフレ懸念が強まってきた。そんなおり、日本をはじめ各国がドル売り介入などしたらドル安進行で米国のインフレがさらに強まる。長期金利を下げたいトランプ大統領、ベッセント財務長官の意向と真逆。
  • 4月(?)の米国のレートチェックの際、日本政府の介入資金源として米国債売却説が流れた。過剰流動性供給源である日本マネーの日本国内への資金還流観測が欧米人の間に流れ、米国、米国債が大幅下落した。これはベッセント財務長官やトランプ氏が絶対に避けたいシナリオ。あの時の経験から米国は日本に介入に待ったをかける。
  • 米国は資本主義(市場経済主義)の国である。政府・中央銀行の市場への介入は悪(=副作用が多い)と考えている
  • すでに介入が効かなくなっている。経験を積み重ねてプログラムを改修させていくアルゴは、人より早く買い戻しをするプログラムに書き換えているだろう。そのうち介入など全く効かなくなる。

1980年代だったか株のPKO (価格保持のための年金の買い支え)が行われたが、「年金が今日は買いに入る」との 報道で逆に値が下がるようになってしまった。そして株PKOは終わりになった。

財務省はそれを怖がっているだろう。介入が効かないとなれば円を支えるものは何もなくなり、円が奈落の底におちる。政権の交番につながる恐れさえある。そんな怖いことを財務省は出来ないだろう・

  • ベッセント財務長官はソロス時代、1992年にドラッケン・ミラー氏とニック。ロディチ氏が為替介入する英国中央銀行に勝ったことを目の当たりにしてみている。 ソロスを去った後,仕えたドラッケン・ミラー氏も介入はファンダメンタルズに勝てないという考え方の強い人。その人を尊敬しているベッセント財務長官が介入に乗り気になるはずがない。

 

4、「新FRB 議長ケビン・ウォーシュ氏は何故一人だけ将来の金利予想を提出しなかったのか?」

昨日生出演したYouTube番組の一つのテーマは「ケビン・ウォーシュ氏は何故一人だけ将来の金利予想を提出しなかったのか?」」だった。

私が答えた回答は「ケビン・ウォーシュ氏がインフレ抑制のためには

金利引き上げより過剰流動性の回収の方が重要とみているから」

昨日のSNS にも書いたように、ケビン・ウォーシュ氏は盛るか―元FRB g医長と同じ戦力を取ろうとしているからだと関上げる。金利に飲み目を向けるなよ」とのメッセージだと私は思う。

 

5.「昨晩生出演した YouTube番組へのアクセス」

「昨晩生出演した YouTube番組 」 は以下で見ることができます。 上記の論点等を議論しています。JP モルガン時代、一緒に働いた酒匂さん(レギュラー出演されている)からお声がけをいただきました

https://youtube.com/live/Vq606sctqAw

 

6,「『物価高・円安はもう止められない!』の紹介動画」

私が4月に上梓した「『物価高・円安はもう止められない!』(PHPビジネス新書)

の本紹介動画(本の内容を簡単に動画(漫画)で説明)が出来たようです。

動画を見て「これは読む価値がある本だ」と思っていただいた方に買っていただくための動画です。漫画ですから初心者の方にもわかりやすいと思います。

私自身もPHPも監修・編集にタッチしているわけではありませんが、ざっと見るところ大筋申し上げたいことと合致していると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=3H2220QVQ7o&t=228s