「FRB新議長ケビン・ウオーシュ氏の主張とは」「なぜ日銀はこれ以上利上げが出来ないか?(東洋経済オンライン)」「財務省を悪者にするのは筋違い」他

2026年06月18日

1,「FRB新議長ケビン・ウオーシュ氏の主張とは」

昨晩、以下のリツイ―トを私のX にいただいた。

「FRBのウオーシュ新議長が繰り返しバランスシートに言及していますよね‥今後FRBのバランスシート縮小で インフレ退治に走る可能性があるかと思います・・ 世間では利上げにばかり注目が言っていますが・・ そうなら日銀の真逆・・」

以下のように回答した。

「まさにそうですね。 インフレがちっとも収まらないことに辟易したボルカーFRB議長(当時)が政策金利ではなくてばらまいたお金の回収に政策目標を変更した(= 1980年、ポルカのサタデーナイトスペシャルまたはボルカーショックと言われている)のを見習うのではないかと私は思っています。何度もSNSに書いている通りです。その結果、当時長期金利は20%、FEDFUNDレートは24%まで上昇しました。1980年の日本の長期金利は11%まで上昇です。 世界で、それが主流になると 対GDP比で世界最大、しかも異次元にお金をばらまいている日本は大変なことになります。 日銀と円の信用は失墜、円は紙屑化します。 過剰流動性の回収を意味しますから株なども暴落の危機です。 財政規律の無視と財政ファイナンスのつけは、かくも大きい。 金融論の教えの通り。日本は確立されていた学問を無視するべきではなかった」。

 

2.「なぜ日銀はこれ以上利上げが出来ないか?(東洋経済オンライン):

昨日書いた「何故日銀はこれ以上利上げが出来ないか?」と同じ内容を5月18日の東洋経済オンラインのインタビュー記事で述べています。参考にしてください。無料で読めます。

https://toyokeizai.net/articles/-/944018?display=b

 

3.「財務省を悪者にするのは筋違い」

財務省の仕事は国会で決まられた歳出を、どうやって賄うかを決めるだけです。歳出も歳入も両方管理しているわけではありません。

家計のように収入に合わせて歳出を決めるという手続ではないのです。

確かに各省庁から求めれた予算を削り取る仕事はあるのですが、歳出を要求する主体は族議員や各省庁であり、それを国会で決めた後、財務省がどうやってお金を調達するのかを決めるのです。

国会議員は選挙もあり歳出を増やすことばかりに熱心で削除しようとする人は少ないく削減には興味がない。

財政規律を軽んじる国会議員を選ばないようにすることが重要で財務省を責めるのは筋違いです。

私は「小さな税金&低い税金」論者ですが、今の政治にそれを求めるのは無理だということが、政治の世界に入って痛感しました。

ここに至っては唯一頼りになるのは最大最強の野党であるマーケットです。

今までため込んでしまった借金は(ばらまいた先に返せと言えない以上)、きちんと返すか踏み倒すしかありません。政府は、おそらう国民が気が付かない大増税、すなわち踏み倒し(=ハイパーインフレ)を選ぶことになるだろうと思っています。それが起きそうな時代にまさに突入しています。

 

4,「ちょっと恥ずかしい」

元日経新聞記者の磯野直之氏が下記の映像に対するツイートを見て「カーニー首相とメローニ首相、トランプ大統領とメルツ首相がそれぞれ立ち話をしているのに、高市首相はどの会話の輪にも入れない」とりツイートされていた。

https://x.com/xzjps/status/2066854147652223177/video/1

その映像を見た私のリツイートは以下の通り

「この画像が本物だとしたらかなり恥ずかしいですね。そもそも首相は米国でなんとか調査官の経験があるのだから英語はペラペラで会話に加われるはず。 最もJ.P. Morgan勤務時代、私が「歴代の日本の財務大臣は(宮沢元首相を除いて)英語はできないから他国とのコミニケーションがうまくいかなくてまずいのではないか」と言ったら、スイス人のボスから「それはよかった。英語がしゃべれたら、財務大臣の経済,財政、金融の知識がないことが世界にバレバレになってしまう」と返答された。 そうだとすると、英語がしゃべれないと思われて、黙っていたほうが良いのかも(皮肉) 脱線だが、この点、植田日銀総裁は素晴らしい。 なお会食等ではホストやメインゲストが座るまでは他のゲストは普通は着席しない。 万が一数人で座っていたとしてもホストやメインゲストが来れば、一応全員は立って彼らを迎え出る。それから座る。1人テーブルに座って待っているのは欧米人には異様か礼儀を知らない文化人に見えるのではないか? あと、椅子のぐるぐるもちょっとなぁ〜。 米国のなんとか調査官の経験があれば、そのくらいの常識はあったと思うのに。 日本人としてこの画像が都合の悪いところだけを切り取られただけであることを切に願う」

 

5·「英上げしたのに円安が泊まらない理由」

昨日、以下のツイートが私のXに来た。

「日本は利上げをしたのに円安が止まらないのはどういう理由なんでしょうか?」

以下のように回答した。

「何度も言うように豆鉄砲だから。豆鉄砲で目を丸くするのは鳩だけ。 だからといって火縄銃を撃とうとすると、暴発して射手(日銀)が死んでしまう, 機関銃を撃てる他国中央銀行とは財務の健全性が桁違い」

6,「日銀が債務超過になったらどうしてつぶれるのか?」

昨日、以下のツイートが私のXに来た。

「これだけ経済やってて本当に恥ずかしいんだけど、日銀の超過債務でどうして日銀がつぶれるのかいまだにようわからん。 日銀に預金している民間銀行にお金を返せなくなるからまずいのか?え、そんな事態は起こるのか? 起こったときは元ツイの③をすることでハイパーインフレまっしぐらなのはわかる」

以下のように回答した。

「つぶれるではなくつぶす。新しい中央銀行を作り、(もしくは同じ建物、人材は使うが通貨を全く新しくさせる)中央銀行をとっかえるしかハイパーインフレが収まらない。第2次大戦後のドイツ(昔の中央銀行ライヒスバンクをつぶし新しい中央銀行ブンデスバンクを作ったように)」

 

7、「植田日銀総裁の金融政策決定会合欠席の不可解さ」

原真人元朝日新聞編集委員が6月16日に出したニュースレターの中に以下の記述があった。

「 (内田日銀副総裁は)その矢先に白血病で長期療養を余儀なくされたのだ。
 だが、そこからの行動には内田氏の執念を感じさせるものが見えた。
 
 昨年12月に利上げを決めた決定会合には、病院からわざわざ日銀本店まで駆け付けた。伝染病対策のために日銀の執務室からリモート出席を余儀なくされたものの、「利上げ」会合には欠席できないという内田氏の意気込みを十分に感じさせる出来事だった。
 
 その後も病室から電話で日銀幹部たちに指示を与え、財務省幹部らと情報交換をし、「ほとんど通常と変わらないくらい働いている」と部下に言わせるほどだった。

https://x.com/makotoha/status/2066735565379441017

―――>

植田総裁の入院は当初2週間とのことだった。肝嚢胞感染症をAI に聞くと、抗菌薬の投与だと2~3週間の入院、重くなるとドレナージ処置が必要で1か月以上の入院が必要になるとのこと。 入院2週間だとするとそれだけから判断するに幸いなことに重症ではなさそう。 しかしだとすると、せめてZOOM 会議参加で議決くらい参加出来なかったのか?という疑問は残る。 もちろん、健康第1であって欠席でも致し方がないと思うが、金利を変更する重要な会議で、火中の栗を拾うつもりでなった総裁職なのだからせめてZOOM 会議の一部にでも参加できなかったのか?という疑問だ。 とくに私は当時は知らなかったのだが、この原さんの記事によると内田副総裁は白血病で6か月の入院中であったが前回の決定会合の時には日銀に出社し、感染予防の観点から別室からではあるがZOOM参加したという話を聞いて、そう思った次第。 どこがどう内田副総裁と違うのか?

後でいいから説明を聞きたいものだ。

1番不可解だったのは、植田総裁は入院中、通常の公務はリモートで病室から行うと公表しているのに、政策決定会合だけは欠席と言う点。記者会見は通常公務より体力的に重荷だと思うから内田副総裁の代行で構わないと思うが、政策決定会合への参加は、通常の公務がリモートで可能ならば、可能だったのではないかと言う点。 特に総裁職には、通常の公務より金利変更の会合はより重要だと思うから。 リモートを使っての通常の公務も 不可能な健康状態であれば、政策決定会への不参加も充分納得できるのだが、そうではないから変な憶測を産む。

 

8.(6月16日の私のX より)「カブス機市場には警戒感を」

今回の米国イラン戦争が始まる今年2月28日の前日の日経平均終値は58,850円。戦争終結だとはやして急伸した終値は69,318円。別に戦争で大幅値下がりしていたのではないのに戦争終結での急騰は浮かれすぎじゃあ、ありませんかね?

米国の利上げが遠のいたせいでの急騰とも新聞に書いてあったけど、2月27日には利上げが遠のいたどころか利下げをマーケットが織り込んでいたと思うのだけど。

1080年末のバブル末期と似てきた。

 

9,「今晩20時からの生出演する YouTube番組 」

今晩20時から生出演するYouTube番組です。

JP モルガン時代、一緒に働いた酒匂さん(レギュラー出演されている)からお声がけをいただきました。

https://youtube.com/live/Vq606sctqAw