1,(本日の利上げが最後の利上げになる可能性が強い理由①)
「政府が資本注入をしてくれなければ日銀の債務超過は大きな問題」
日経新聞のウエブページで「植田日銀新総裁の 寄稿35論文まとめ読み」を開き植田現日銀総裁が2015年8月の東大教授時代に書かれた論考「近づく国債買いオペの限界点」をお読みいただきたい。
「金利の全般的な上昇によって中央銀行が量的緩和時に購入した債券に含み損が発生し、債務超過に陥ちいるリスクがあるのではないか」との論考だ。
――>「債務超過に陥っても、何ら問題がない」と植田東大教授(現日銀総裁)が考えているのならこんな論考など書くはずがない。
植田教授は 「いくら債務超過になっても政府が金融政策の独立性を尊重しつつ日銀に必要な資本注入を実行してくれるのであれば問題は起こらない」とこの論文に書いていらっしゃる。
逆に言えば、「政府が資本注入をしてくれなければ日銀の債務超過は大きな問題」ということだ。
しかしこの点に関しての問題は
- 日銀の債務超過は巨額になり政府のとんでもないほどの巨大な資本投入が必要になる点
- そもそも政府の毎年の赤字額が大きく、日銀への資本投入に回す金などないこと。
③資本投入が必要になったら、日銀が赤字国債を購入し追加発行した通貨で政府が日銀に資本投入をするということ。ポンジースキームで(蛸が自分の足を食べるのと同じ)で世界中は「何だ、それ?」との発想になる。
日銀と円の信用は失墜する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL29AI90Z20C23A3000000/
2、(本日の利上げが最後の利上げになる可能性が強い理由②)
「長期国債の保有にともなう金利リスクが日銀財務にとって最大の懸念材料」(植田東大教授(当時)の論考)
日銀が今後、なんども利上げができない理由は植田総裁自身が熟知されている。
咲宇に述べた2015年8月15日に植田東大教授(当時)・現日銀総裁は「近づく国債買いオペの限界」という論考を日経ウ“ェリタスに寄稿されていらっしゃる。
いわく「長期国債の保有にともなう金利リスクが日銀財務にとって最大の懸念材料だ」
――>日銀の財務が不安定になると物価上昇に抑制が効かなくなるからこその懸念だ・。
総裁はこの論考の中で「物価の安定のためには日銀の財務が安定すること」が必要と書いておられる(「より重要なのは財政の安定つまり財政が維持不可能とならないこと」とは書いておられるが)。
ということは日銀財務が悪化すれば「債務超過による日銀と円の信用失墜」を恐れて金利引き上げも流動性回収ができなくなる」ということ。
今の日銀は、まさにその状態にあり、屁理屈を付けて日銀が利上げを渋る理由である。
物価統制能力を打いsなった中央銀行の元で日本の今後の物価上昇はとんでもないことになるであろう。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL29AI90Z20C23A3000000/
3.(本日の利上げが最後の利上げになる可能性が強い理由③)
「今がまさにその時」
再度、日経ウ“ェリタスウ“ェリタスに植田原日銀総裁が2015年に書かれた論考からの抜粋
「FRBや ECB の場合は『自己資本不足のリスクは小さい』と結論付けるものが多いようだ。日本において同様の試算を行ってみると結果は微妙だ」
-(藤巻注:現在の保有額の半分の時点で植田教授(当時)はすでにこう警告されている。なのに現在の植田日銀は当時の2倍にまで国債保有を増加)
植田東大教授(当時)いわく「財政の維持可能性が明らかに懸念されるような事態になると(藤巻注:日銀が国債爆買いをやめればそのような事態になる。日銀が爆買いを継続すれば円安はますます進み物価高となる)と民間の投資家は驚くような高金利でないと国債を買わなくなる。そうなれば政府は中央銀行の国債購入を強制するようになりインフレは止まらなくなる可能性が高まる」レ
――>(藤巻注:植田教授のおっしゃる「出口が展望できるような経済情勢となり金利が上昇し始める場合」が危ないーー>今がまさにその時だろう!)
4.「速水元日銀総裁も植田日銀総裁も中央銀行の国債爆買いを心配」
昨日、速水元日銀総裁の警告をSNS に書いたが、昨晩、以下のリツイートが私のX に来た。
「早過ぎるゼロ金利解除でデフレを固定化した日銀総裁として歴史の審判に立たされることが確実な速水の発言にすがるなど哀れですね」
以下のように回答した・。
「植田日銀総裁も東大教授時代、日銀の国債爆買いを心配しているんですがね~。
総裁になるところりと豹変」。


