1.「米国10年モノ金利が4.6%を超えてきた」、でもまだまだ低いレベル」
米10年物金利が4.6%を超え直近の最高金利に迫ってきた。と、言っても私の長いマーケット生活の中ではまだまだ低いレベル。次のtrading view社のチャートをみていただきたい。 ちなみに、私が邦銀のロンドン支店にいた頃は、また米国債は米国外ではほとんど取引されていなかった。源泉税を課されていたからだ。その後ロンドンで米国債先物が取引されるようになり私もその取引インフラを作り、取引を開始したものだ。隔世の感はする。
(以下Trading View 社のチャート

2.「外部環境も厳しくなってきた」
FOMC、7月利上げの確率は五分五分-金融引き締め観測が市場で高まる
(Bloomberg ニュース)
―――>FOMCの金融引き締め観測が出始めたということだが昨晩は米長期金利は上昇し、WTIも上昇し、N Yダウは下落した。 円安が再度進行しつつあり長期金利も一瞬下がっていたが、再び再高金利を超えそうな勢いがあり、この数日間株価が多少のリバウンドをしては叩き落とされる動きをしている日本には外部環境も大変厳しい状況になってきていると思われる。 「外部環境も」であり、「外部環境は」では無いことに注意。
3,「国に県債の発行を認めて貰わなくてはならない地方。赤字国債出し放題の国」
兵庫県「破綻リスク」自治体に転落恐れ 30年度ごろ、金利上昇が重荷 – 本日の日本経済新聞
――>地方財政が悪化すると、国に県債の発行を認めて貰わなくてはならなくなるのに、国自身の場合はいくら財政が悪化しても赤字国債出し放題。 本来は、財政悪化が進めば長期金利が上昇して警戒警報を鳴らすのに、日銀の国債爆買いによってその警報も鳴らず。 大丈夫、日本国? 国の財政は持っても、日銀の国債爆買いによって日本円の毀損(=円暴落)既が進みつつある。激しい物価上昇が起こるということ。 日本円の毀損はまだ始まったばかり。
4.「メガバンクの業績が好調なわけ」
最近のメガバンクの好業績は異次元緩和の際に、長期国債を日銀に大量に売りつけ、結果として、超高値(=超低金利)の長期国債保有を劇的に減らしていた成果である。首脳陣が「異次元緩和と言う財政ファイナンスをやっていれば、将来とんでもないことになる」と理解していた証拠。少なくとも私の知人の首脳陣に私は(公式ではなく雑談レベルではあるが)そうアドバイスしていたし彼らもその認識を共有していた。 保有国債を減らさなかった中小金融機関は苦しくなり大量に買い取り発行金額の半分近くを保有することになった日銀はその存在持続性が危険な状況になってしまった。そうなれば円は紙屑。
5,「小手先では、もうおできの大爆発は避けられない」
普通、長期国債マーケットに日銀などの市場原理の働かない者が参加し、それも発行額の半分近くを所有するモンスターになれば長期国債の市場は日本の財政に警戒警報を鳴らさなくなる。 普通の資本主義経済であれば、財政赤字が膨らみ赤字国債の発行が増えれば、長期金利が上昇し、「政治家さんよ.赤字国債を発行して財政出動すれば景気は良くなるかもしれないが長期金利は上昇して景気に水を浴びせますよ」と債務残高拡大に警報を鳴らす。 それを異次元緩和により日銀が国債を爆買いして、警戒警報をならさなくした。 いくら財政出動しても、日銀が国債爆買いで長期金利を低位に抑えたからである。 財政は極大化した。 特例公債法案も同じ。昔は毎年特例公債法案を通さなければ、赤字負債を発行できなかった。それを普通法の上位に位置する特例法を毎年でなく、5年ごとに制定すれば、簡単に赤字国債を発行するようにしてしまった。 すべての警戒警報を解除し、財政赤字拡大に突っ走った。 この気に至って姑息な方法で、何とかおできが爆発し膿が流れ出るのを防ごうとしているが、無理である。 そんな状態なのに、警戒警報を解除したまま、さらに170、兆円の骨と政策で赤字を増やそうとしている 本日10年金利はまた2.8%近くまで上昇してきた 株価下落が懸念されたときには、日銀が株価を買いささえた。 中央銀行が株など価格がボラタイルなものを買うのは禁じ手中の禁じ手であり他の中央銀行は保有などしていない(他の目的で小額保有しているスイス中央銀行を除く) 日銀だけが金融論の教えを大破りしている。 為替も介入せず、マーケットに任せるのが本来の市場経済。それを日本は投機的と称して絶えず国家の思った通りに誘導を試みてきた。 長いマーケットでの経験を通しても、これほどまでに政府日銀が市場をコントロールしようとしてきた事は無い。 マーケットにどっぷりつかってきた私には現在の日本の金融状況、財政状況からは危険の匂いがプンプンに感じられる。 小手先では、もうおできの大爆発は避けられない次元まで来てしまった感が非常に強い。ファースザシートベルトである。国に県債の発行を認めてもらわねばならないチ号、好き放題に赤字国債が発行できる国」
6.「日銀を監督する官庁は?」
以下のリツイートを私のX にいただいた。
「私は財政やマクロ経済学にとんと無学ではございますが、財政法、日本銀行法等、既存の法律とその目的論に沿った金融政策(日銀裁量)を法律の趣旨(或いは判決)に基づいて司法に監督、執行させることは畑違いなのですか?それとも、円が毀損しても見かけの数字が良ければ問題ないですか?」
以下のようにか哀悼した。
「国会議員の時に「日銀の財務が悪化している。もし破綻するようなことがあれば、どこが監督責任を取るのですか」と言う質問をした記憶がある(ひょっとすると質問通告をしたが、時間切れでできなかったかもしれない) 私の予想していた答弁は「明確な官庁は無い。あえて言えば、会計検査委員会か」だったがそういう答弁を聞いた記憶がないから、質問通告で終わってしまっていたのかもしれない」
7.「箱根」
忙しかったので先週温泉に行きたくなった。ただすぐ東京に戻る必要が出てくる可能性があったので、当初予定していた赤倉を辞め、箱根にした。
箱根は外国人も多く、観光課し過ぎているイメージがあってここしばらくは足が遠のいていたが、この旅館は静かで眺望もよかった。従業員の接客態度もいい。
健康年齢とガソリンが尽きる前に旅行は数多く楽しみたいと思っている。
電車で行くことも考えたが、せっかく高市政権がガソリンを安くしてドライブを推奨しているから車で行った(嫌味)



