馬券コイン、徴税、ブロックチェーンの実装、アゴラ出演など

2019年06月07日

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1.馬券コインはどうだろうか?

昨日はバンクガードの藤井社長他とお会いした。暗号資産に自動的に徴税力を組み込んだコイン(タックスコイン)の開発研究をされているという。競馬・競艇等で使用できるコインを国税と共同研究したら、と助言した。

当たり券を正直に申告する人が極めて低いとの新聞記事をつい先日読んだ。ならば法定通貨で馬券コインを買い、当たり馬券コインには所得税を差し引いた法定通貨額を返還する。通常の馬券も売るが、馬券コインの購入者が勝利馬を当てた場合には半分の税率を適用する、

脱税のリスクを冒すより税率さえ低ければ馬券コインを買う正直者が多くなるだろう。税収も増えるだろうから国税はハピーだし。脱税者が多いと出る世間の不公平感もなくなる。

この例のようにどこかで仮想通貨が実践で使われれば、仮想通貨の認知度が急上昇し、国税も理解をしめすことになり不合理税制の解決にもつながるのでが?頭の体操のレベルの話ではあるが。

 

2.グローバルな世界での徴税は仮想通貨しかないのでは?

本日の日経新聞に「エコノミスト360°視点」という渡辺博史さんの記事が載っている。渡辺さんは元財務省財務官。小・中・高の1年先輩でもある。

「財政金融分野でG20が取り組んでいるのは、膨大なデジタル取引に対する課税制度について20年までに合意するという喫緊の課題だ」長期的には、先ほどツイートしたように「徴税力を組み込んだ仮想通貨」でしかこの問題を解決する道はないのでは?そうなれば法定通貨から仮想通貨へ時代は変わる。これもまだ頭の体操の段階だが。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO45775280W9A600C1TCR000/?fbclid=IwAR0RGX-mIMzfCP5EArpR_M6lOnbYSEsWYubR7p9HbqrO6uoadDHiNI5MIvw

 

3.ダイヤモンドの取引でブロックチェーンが実装されている。

上記1に書いたバンガードの藤井さんと一緒に来られたIBMの方に「どの分野でブロックチェーンが実装されつつあるのか?」と聞いたら世界ではダイヤモンドだという。ダイヤモンド、プラチナ、不動産等、書込み情報が高価なものほどブロックチェーンの重要性がわかるとのこと。改竄がほぼ不能になるからそこに意義があるとのこと。確かにそうだ。

 

4.アダム・スミスのいう見えざる手は国債市場でワークしているか?

慶大の坂井豊貴教授はダイナミック・プライシングで「需要と供給に応じて市場で合理的に価格が決まると言う「教科書の世界に世の中が近づいてきた」とみる。それに逆行しているのが国債市場。市場原理の働かない日銀がモンスターである限り、「見えざる手」で適正な価格(適正な金利)が決まっているとは言わない。

 

5.今晩のYouTubeアゴラチャンネル

本日(6月7日)は午後3時から約40分間、YouTubeアゴラチャンネルの録画取り。MMTと日銀デジタルについて池田信夫先生と対談。仮想通貨についても多少触れています。

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6.阿波踊り

「阿波おどり実行委員会」が人気の「総踊り」について、四つの有料演舞場で日替わり開催すると決めたそうだ。
6年前の選挙前だったか、徳島の美馬さんに呼ばれて阿波踊りを踊りに行った。昨今は知らないが幸夫が亡くなってからも100人くらいの藤巻幸夫連が出ていたと言うことだ。嬉しいことだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00000113-kyodonews-soci

 

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