極めて、由々しきニュース。そんなに金融機関は危ないのか?他

2020年10月07日

1.(極めて、由々しきニュース。そんなに金融機関は危ないのか?)

極めて、由々しきニュースが、日経に小さく載っていた。臭いものには蓋か??日銀と金融庁は、2019年度に行った米金融危機並みのショックを想定したストレステスト(戦争、大震災等普段想定されるリスクより大きなリスクに対する耐性)の結果を非公表としたそうだ。足元で金融システムが安定している点などを考慮した結果だという。え、~そんなのあり~?公表すればパニックになるから非公開と思わざるをえない。2019年度の結果がそのような状態なら、コロナ禍対応で、財務内容がさらに悪化下であろう日本の金融機関は大丈夫か?ちなみにFRBや ECBは毎年公表している。欧米で「都合悪いから、公表中止」などしたら、政府首脳も中央銀行総裁の首も吹っ飛んでいるだろう。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64682770W0A001C2EE9000/ 

2.(日米長期金利の見通し)

JPモルガン証券の山脇貴史氏は今後の長期金利の見通しについて「米大統領選でバイデン前副大統領が当選すれば、米国と日本の金利には上昇圧力がかかる」とみているそうだが、私はどちらが勝っても、上昇すると思う、日銀は危機。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64695590W0A001C2EN2000/ 

3.「(日本国債は)ドル建てでみた利回りが米国債より高い」エ、エ、エ???)

テニス仲間から、「昨日の日経新聞に中国が日本国債をジャンジャン買ってる」との記事が載っているよとの指摘があったので、回答しておいた。昨日、この記事を読んだ時の感想は、「中国が4~7月に日本国債を1兆4000億円買い越したということより、欧州が3兆円“売り越した”ことの方が、『買い越しから売り越し』への転換なのだから重要なニュースでは?」だった。日本国債の金利上昇を恐怖に感じている日銀あたりが、なんとか長期金利の上昇を抑えたくて書かせた記事だと思っていた。しかし、「(日本国債は)ドル建てでみた利回りが米国債より高い」との記述はナニ、コレ?だった。利廻りはドル建てだろうが、円建てだろうが変わるはずがない。外国人はジャパン・プレミアムのせいで、マイナス幅の大きな円資金が調達できる。だから日本国債を購入している。なぜマイナス幅の大きな円資金が調達できるのか?それは「日本勢は金利を上乗せしないとドルを調達できないので、日米金利差の拡大により外資は為替先物で非常に安くドルを買い戻せる。その結果、非常に安い円調達が出来る」のだ。この事実を「(日本国債は)ドル建てでみた利回りが米国債より高い」と書くのはあまりに???では?https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64623160V01C20A0EE8000/

4.(菅総理VSポンペイオ米国務長官)

私も体格も菅総理と同じようなものだから、言いたくはないが、ニュースを見ていて、残念ながら、体格差は印象面で不利だと思ってしまった。私の場合は印象面だけでなく、実際もそうだった。モルガン銀行の在日代表兼東京支店長の時、米国大使公邸に何度も呼ばれた。何人かの大使とお会いしたが、モンデール大使と初めて話をした時は、震えて、持っているコーヒーカップが皿に当たり、カタカタと鳴ってしまった。自分で自分のことが嫌になったことを思い出す。会社で普段会っている外国人には、全くビビらないのに、体がドでかく強面で、かつ副大統領だったモンデール氏に完全にビビッてしまったのだ。それまでに、面と向かったときに震えたのは初恋の女の子と家内だけ。私は女性に対して弱いことを認識していたが、「なんだ、自分は権威にも弱いのだ」と思ったものだ。菅総理が私のような性格ではないことを祈る。