(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません
私の個人的見解・分析であることをご理解ください)
1,「この数日、私の長年の分析と同じ意見が湧き出してきている その①」
昨日のブルムバーグニュース
「JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、債券市場の混乱は『いずれ起こる』と警告した。米政府と連邦準備制度理事会(FRB)が支出と量的緩和を『過度にやり過ぎだ』結果だとの考えを示した」
==>対GDP比の借金額が日本の2分の1でFRBの財務内容が日銀より各段に良い米国で、国債市場の反乱がおこるのなら日本の国債市場など木っ端みじんである。金融システムも危険となる。一番危ないのは、莫大な量の国債を保有している日本銀行そして円。放漫財政と財政ファイナンスの漬けは極めて大きい。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-05-30/SX34MGT0G1KW00?srnd=cojp-v2
2,「この数日、私の長年の分析と同じ意見が湧き出してきている その②」
昨日の集英社オンライン
Yahooニュースを見ていたら、今売出中のエミン・ユルマズ氏の書いた集英社オンライン記事が載っていた。「財務省も日銀も気づいていない世界的な“パラダイムシフト”…今後の高インフレ時代、日本人が資産を守るためにすべきこととは?」というタイトルである。
読み進んでいたら「先述のエコノミスト藤巻氏が言っていたように、1ドル=500円になるかどうかは分からないけれど」との記述があった。触れていただくのはありがたいが、1ドル=500円は一瞬の通り道だと思っている。
なお「先述の」は何が書いてあったのか知らない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1160defbf5d6bc623c7661c31059072e0d6fa049
3,「この数日、私の長年の分析と同じ意見が湧き出してきている その③」
昨日の東洋経済
「日本の『財政破綻』はすでに始まっているが、それが誰の目にも明らかになる『きっかけ』は何か? 考えられる「4つのシナリオ」というタイトルの小幡 績 :慶応義塾大学大学院教授の論考だ。
小幡教授曰く「『日本の財政破綻リスクが高まってきた』、と、私以外の人も言うようになってきた。
東京財団は「財政危機時の緊急対応プラン」という研究プログラムを行っており、今年3月17日に『プランB:財政危機に政府はどう備えるべきか』というシンポジウムを行い、3月31日には『財政危機時の緊急対応プラン2025』という報告書を公表している。
4.「国債のこと、もっと勉強しろ!」
昨晩、以下のようなツイートが私のX に来た。 .
「国債のコの字も理解できないのに何を言っているのやら」
以下のように返信した。
「はい、国債のコクくらいは理解できるように一層の知識獲得に勤めます。ちなみに私が東京支店長に昇格した時、米通信社が「JPモルガンは日本国債のスタープレーヤーを東京支店長に昇格させた」と全世界に向かって全世界に発信しましたけど、まだまだ勉強が足りないのだと気をつけます」
5.「政策金利に連動して当座預金の金利を上げなくてはいけないと言う法律でもあるのか?」
昨晩、以下のようなツイートが私のX に来た。 .
「政策金利に連動して当座預金の金利を上げなくてはいけないと言う法律でもあるんですか?黒田日銀なんか預金者から金利を取るようなめちゃくちゃやってたやない。
以下のように返信した。
「法律はありません。政策金利は市中金利を操作するために中央銀行が操作する金利。異次元緩和を開始するとき私は「将来どうやって市中金利を引き上げるつもりなんだろう?」方法が見つからない」と言っていました。誰もその方法を見つけられませんでした。日銀ほどではないにしろ、他国中央銀行も量的緩和を始めましたが、どの中央銀行も金利引き上げが必要になった時、その方法を見つけられませんでした。しかし、私は「さすがFRB!」と思いましたが、FRBが見つけたのです。それがFRB当座預金への付利金利を引き上げて高め誘導する方法です。他国中央銀行も(日銀を含め)全てその方法に追随しました。誰も市中金利を引き上げる他の手法を今だ見つけだしていないからです。その辺をわかっていなかったのが高〇〇〇氏をはじめとする方々で、日銀当座預金に付利する必要はない、当座預金金利はゼロのはずだ、などとのトンチンカンなことを言うのです」
6.「日銀が債務超過になっても、だからどうなんだ」
昨晩、以下のようなツイートが私のX に来た。
「金利上昇局面になったら中央銀行は債務超過になりやすいけど、だから何なんだ?と言う話。現にFRBはここ数年もの凄い債務超過だけど、別に誰も非難しないし、ドルの信用が落ちる事もない」。
以下のように返信した。
「私の1番上に固定してあるツイートを読みなさい!ちなみに万が一日銀総裁が債務超過になったらダメです。などと言ったらばその瞬間、円と日本経済は終わりますけどね」
なお、固定してあるツイートと巴以下の通り。
「中央銀行が債務超過になった場合で金融政策運営に『悪影響を及ぼす』という見方も、『悪影響を及ぼさない』」という見方もある」という学説があると植田日銀総裁は2023年9月30日の日本金融学会で講演している。
総裁は「『悪影響を及ぼす』という見方は、収益や資本の減少をきっかけに(略)あるいは、中央銀行が財務改善を優先する政策運営を行うなどの思惑が高まることにより、インフレ予想の大幅な上昇が生じる、といった理論が示されています」
と述べている。
今まで、国民が物価高に不満を抱いているのに、日銀が利上げを渋り、実質金利を大幅なマイナスに据え置いているのは、まさに、この「中央銀行が財務改善を優先する政策運営を行っている」からである。祖rほど債務超過の怖さを植田総裁は理解している。
「日銀は一時的だが債務超過に陥るリスクはある」と私の質問に答弁されたものの日銀総裁が一歩踏み込んで「債務超過になったらお仕舞」とは答えられないだろう。そんなことを言ったら、その日に日銀は終わってしまうからだ。
ところで、「(中央銀行が債務超過になっても)金融政策運営に『悪影響』を及ぼさない』」という学説も理解出来るが、それは「中央銀行たるもの株や長期国債など値動きの激しいものは買わない」「財政ファイナンスをしてバランスシートを極大化しない」という金融論では常識中の常識を守っている中央銀行にのみ言えることである」