(本日第2弾)「FRBはタカ派に傾いているのではないか?」

2021年01月15日

今朝、本日第1弾を更新しています。そちらもお読みいただければ幸いです。

「FRBはタカ派に傾いているのではないか?」

昨日の日経新聞夕刊「ウォール街ラウンドアップ」は重要。いわく「(FRB)は金融緩和の縮小に前向きな『タカ派』に傾いているのではないか。米債券市場でそんな思惑が広がっている。FRB高官から将来の資産購入の縮小について言及する機会が増加。市場の長期金利が上昇しても、FRBから警戒感を示す発言は出てこない」からだそうだ。インフレ懸念が市場で出回り始めた時に長期金利を抑えきれないことはFRB は100も承知。長期金利を政策目標に置き、コントロール出来る、などと、とぼけたことを言っているのは世界の中央銀行で日銀だけ。その日銀も以前はホープページで「コントロール出来ない」と書いてあった。それを異次元緩和後「出来る」にこっそりと変えた。コントロールできるのは、後にハイパーインフレを起こす爆買いをしたときだけ。他の中央銀行は、それがわかっているから長期債を買うにしても、市場の一参加者に過ぎない。市場のモンスターになった日銀とは大違い。世界の長期金利が上昇したら、日銀と円はThe END..景気が良くなったり、コロナ禍が収まると中央銀行が危なくなるという、とんでもない国にこの国はなりさがった。長期債を大量補油している民間機関は、撤退すべき時は、早急に撤退すべき。日銀とともに轟沈するのではなく、生き延びて新中央銀行と仲良くやった方がいい。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68104050T10C21A1ENI000/