本日第2弾(日経新聞夕刊記事より)

2021年06月03日

本日は夕方、第1弾をアップしています。そちらもお読みいただければ幸いです。

(日経新聞夕刊記事より)

1.「米経済、回復1弾と」テーパリングは?

この地区連銀経済報告(ベージュブック)の肝は「景気回復に伴い雇用は着実に増えた一方、人手不足も鮮明だ」である。FRB が緩和を継続する最大の理由が「雇用情勢」のはずだ。人手不足だと緩和を継続する理由が無くなる。この報告は「公言しているより早くテーパリングを開始する」ための地ならしと私は受け取った。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72538170T00C21A6EAF000/

2.「日銀のとんでもない状態」

FRB は株など保有していない。2020年社3月に開始した社債購入もやめ、今後は売却を進めると決定した、いずれ保有ゼロにするだろう。長期債は確かに購入しているが、日銀に比べて段違いに少ない。「中央銀行たるもの通貨の安定のために値動きの激しいものを買ってはいけない」の鉄則を忘れてはいない。日銀は株、不動産のリート、社債の購入をかなり以前から始め、いまだ大量に保有し、長期債もとんでもないほど大量に保有し、減らす気配もない。どころか減らす術がない。日銀のとんでもない状態が、ますます顕著になる。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72538580T00C21A6MM0000/