「サマーズ発言:住宅上昇がインフレを誘発し、他の価格を押し上げる可能性が強い」他

2021年07月05日

1「サマーズ発言:住宅上昇がインフレを誘発し、他の価格を押し上げる可能性が強い」

民主党政権の時に財務長官だったサマーズ氏(元ハーバード大学学長)は2日のブルムバーグテレビで、米住宅価格の急上昇に関し「恐ろしい」ことだと述べたそうだ。同氏は「住宅上昇がインフレを誘発し、他の価格を押し上げる可能性が強い」とも語った。私が主張する「日本のバブルの経験から、資産価格上昇が狂乱経済を招くこと。資産価格急騰は自国通貨高という強烈なデフレ要因が無ければCPIは急騰する」という意見にますます近づいてきた。「The International Economy」は世界的に権威のある経済誌だが、彼なら、この経済誌には必ず目を通していると思う(それほど権威ある雑誌)し、最近連続して寄稿を依頼されている私の論考にも目を通してくれていると(僭越ながら)思うのだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/00f672f837b0b0fbf6b161430a34b0c0cc2d0087

FRB(連邦準備制度理事会)は早くパーティ―の幕を閉じるべき。

世界経済

 

2「借金は返さなければいけない」

先週土曜日、新情報メディア「サキシル」に「フジマキは『増税論者』で『緊縮論者』なのか? 『日本が緊縮財政』は世界の笑い物」という記事を載せてもらったら、翌日、私のtwitterに以下のツイートが来た。

「借金は返さなければいけない」→理由は?日銀が国債買い取ってるので、政府は日銀に借金を返すってことになるんですが、日銀は金を作る機関なのに返されてどうするんですかね?(フジマキは)「増税論者」でも『緊縮論者』でも『小さな政府論者』でもなく、『返す必要のない借金をどうしても返したい人』では?」

私の返信は以下の通り。

「日銀は、金を作る機関ではありますが、無尽蔵に金をばらまくべき機関ではありません。世の中に適切な量のお金を供給する機関です。お金もモノと同じで需要<供給となると値段が下がる(=お金の価値が無くなる=一定のお金でモノが少ししか買えない=インフレ)ので、返された(=今までバラマキすぎた)お金は償却するのです。ただし、それができるのなら私はハイパーインフレなど心配政ません。現状、それが出来ないからハイパーインフレを心配しているのです。

なお、先週土曜日に、新情報メディア「サキシル」に載った記事は以下の通り。無料で読めます、

https://sakisiru.jp/5313