(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません
私の個人的見解・分析であることをご理解ください)
1.「膨張に膨張を重ねる日本の歳出VS歳出を3分の2に削ろうとしている米国」
政府は27日、2025年度予算案を閣議決定した。税収が増えるからと言って予算を増やす。そして25年度も巨大補正予算をも組むのだろう。歳出は膨張に膨張を重ね赤字はますます増える。その歳出の財源は税金ではなく、刷りまくるお金。
一方、米国の政府債務の対GDP比は100%前後と250%を超す日本より段違いにまともであるにもかかわらず、多くのリーダーたちが財政破綻の危機を説き、財政規律の重要性、小さい政府の必要性を説いている。説くだけでなく実行に移そうとしている。
どちらの国に未来があるか、どちらの国が悲惨なことになるかは火を見るより明らか。米国とドルが強くなり、日本と円が弱くなるのは当然。というか日本は国も通貨ももう持たない。
2.「イーロンマスク氏の警告:DOGE(Department of Government Effic1ency)」
次期トランプ政権の重鎮であり、世間的にも非常に影響力のあるイーロンマスクはご存じのようにXの経営者でもあるが、連日のように歳出カットの必要性を発信している。DOGE(Department of Government Effic1ency)を設立し歳出を3分の2に減額するそうだ。財政に対しての危機感は国が違えど、私と全く同じ。
日本の方が、財政が段違いで危機的状況なのにもかかわらず、日本では影響力のある人が口をつぐんだまま(それともわかっていないのか?)。それが日米の国力の差となっているともいえる。
以下、イーロンマスク氏の発言
① 12月20日
America is headed for disaster, with no money for anything, unless the government overspending is addressed
(藤巻の勝手訳:政府が過剰歳出を辞めなければ、米国は金が無くなり悲惨な状態に陥るだろう)
②12月20日
Shifting people from the government sector, which is low productivity, to the private sector, which is high productivity, results in greatly increased prosperity.
(藤巻の勝手訳:低生産性の政府の職員を高生産性の民間に移せば米国は繁栄するだろう)
③12月21日
All government spending is taxation… your money is being wasted, and the Department of Government Efficiency is going to fix that.”
(藤巻の勝手訳:政府の歳出の源泉は全て税金だ。あなた方の税金は無駄に使われている。(これから作る)DOGEはその問題を解決する。
④ 12月21日
ウォーレンバフェット氏の「Any time there is a deficit of 3%+of GDP, all sitting members of congress are ineligible for reelection」
(藤巻の勝手訳:GDPの3%以上の赤字を出したときに国会議員だったものは、その後、立候補する資格を失う)との発言に対し、イーロンマスク氏いわく「This is such a great idea(藤巻の勝手訳:なんと素晴らしいアイディアだ!)」=>私もこれ大賛成だな。ちなみに日本の赤字は6%以上。それが40年も続いている。だから1310兆円もの赤字。10兆円鶴返済しても131年かかる。
米国の3%超は最近の話。
3.「クロアチア大使夫婦と小泉和弘さん指揮のベートーベン第九@サントリーホール」
一昨日は追っかけをしている指揮者・小泉和弘さんご夫婦からの招待で、家内とクロアチア大使夫妻と都響のベートーベン第9を聞きにサントリーホールへ。
大使夫妻はすごく喜んでいらっしゃった。小泉さんの楽屋訪問の後、帰りがけに大使館を拝見した後ワインをどうですか?とのお招きを受け、大使公邸で30分ほどクロアチア産赤ワインを飲みながら歓談。
4.「ススキの元社長・会長の鈴木修氏」
JP モルガンを退職した段階で秘書と角部屋の個室と社用車を失った。ソロスに入り「社長車をつけてくれ」と言ったら、「ジョージソロスにもドラッケンミラーにも社用車が付いていないのに、君は要求するのか?」と聞かれて「へへ―」と回答し黙った。それ以降、交通公共機関で移動することになったが若いうちに一度いい思いをすると後がつらいと思ったものだ。
そんなある冬、ホテルで開かれた中規模のパーテイーに出かけ、宮沢洋一君(現自民党税調会長)秘書で代理出席の牟田君にクロークで会った(宮沢君、牟田君と私は小学校のクラスメート)。牟田君曰く「このホテルでオーバーコートを預けるのは我々2人だけだよな~」(皆、社用車で来るからオーバーなど着てくる必要がない)。
パーティーが終わったら、玄関に黒い社用車が次々に横付けされ、重鎮が乗り込んでいった。「鈴木様」と車呼び出しのアナウンスの後、大柄な秘書(?)2人に囲まれた人が出てきて、黒い社用車がすっと玄関に横づけされた。黒の軽自動車だった。大柄の3人には窮屈には見えたが、私は感心した。スズキの鈴木さんだ。かっこつけずに自社の軽自動車をどうどうと社用車としているのだ。直接のコンタクトは無かったが、その日以来、私は尊敬もうしあげていた。
その鈴木さんが12月25日亡くなったとの訃報が流れた。ご冥福をお祈りします。合掌。