(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません
私の個人的見解・分析であることをご理解ください)
1「拡大する財政赤字に市場が警戒」
昨晩のbloombergニュース記事。
BOE金融政策委員のマーティン・ウィール氏は「労働党政権は英国の債務負担に関して市場を安心させるため、緊縮財政をとらざるを得ないかもしれないと述べた」そうだ。ウィール氏は。「過去20年間、政府は物事がうまくいかないときに負債を増加させる一方、好調な時期にそれを減らすことをしてこなかった。市場が今までそれを懸念していなかったことの方に恐らく驚くべきだろう」とも語ったそうだ。
日本は20年どころか40年間もバラマキでグングンと負債を増大させ、今や英国などは及びもつかないほどの借金大国。なのに、国民は能天気で更なる減税とバラマキを求めている。もう摘んでいる、市場という最大・最強野党の反乱は近い。円のみで資産を持っている人はドボンだろう。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-01-09/SPT73XT0AFB400?srnd=cojp-v2
2.「世界の国債増発に警戒感」
本日の日経新聞記事。
「世界の債券市場で、国債増発への警戒感が金利を押し上げている」という話だ。
「投資家は各国政府の財政運営を注視する」「政府が市場参加者の『警告』を真剣に受け止めるかどうかが金利の行方を左右する」
世界情勢がこうなのに日本人と日本人政治家は能天気。
長期金利を日銀が抑え込め無くなれば、日銀の巨大債務超過で円はThe end.
世界中が国債増発を気にし、それが金融市場の最大トピックになりつつある時、日本では103万円の壁問題で減税をし、巨大補正予算でバラマキ継続とポピュリズム政治真っ盛り。お花畑もいいところ。
ますます国債の発行が増える。世界最秋の財政赤字状態なのに、財政規律(=国債発行減)などどこ吹く風なのだから、近き将来、市場が日本に集中攻撃をしかけてくることは火をみるより明らか。それは円の終焉をも意味する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR08CWX0Y5A100C2000000/。
3.「米長期金利5%に備える債券市場、トランプ氏の就任間近-6%予想も」
以下、私のX に1月8日未明に載せた記事。
「『米長期金利5%に備える債券市場、トランプ氏の就任間近-6%予想も』
このbloomberg記事に書かれた予想が正しければ、かなり衝撃的な影響を日本のマーケットに与えるだろう。もしFR Bがボルカーショックの再燃を選択すれば、円は間違いなく終わり、ばらまきと財政ファイナンスのツケ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-01-08/SPQODTT1UM0W00?srnd=cojp-v2]
4,「山中温泉『かよう亭』」
一昨日、昨日と、山中温泉の「かよう亭」に行ってきた。私の大好きな日本旅館の一つである。行くと「おかえりなさい」のあいさつを受ける。何かホッとした気分
会長の上口さんご夫婦(92歳&89歳)とお会いし、歓談するのも泊まりに行くる理由の一つ・。
温泉、マッサージ、上口さんご夫婦との歓談(夕食時、出発前のお茶)とのんびりリラックスした時間を過ごさせていただいた。
5「かよう亭上口さんのこと」
「かよう亭」の上口さんのことに関しては 連載していた「婦人画報」に2022年の夏に書いたことがあるので、それをここに転記する。
「今回、お会いしたのは私たち夫婦が贔屓にしている石川県山中温泉『かよう亭』の社長、上口昌徳さんだ。私がJPモルガンの在日代表兼東京支店長だった頃(2000年3月まで)、ニューヨーク から来日するボスを連れて、よく日本で自慢できるところに旅行した。今なら間違いなく『かよう亭』にお連れする。当時、『かよう亭』を存じ上げなかったのが残念だ。『かよう亭』は日本の旅館文化を代表する『The 旅館』そのものなのだ。上口社長が理想とする日本旅館を具現化したもの。今回は、上口社長が理想とする日本旅館像についてお聞きした。
インタビューには家内も同席し質問をしたのだが、後で、『90歳というお歳でご自身の意見をあんなに聡明に、かつ毅然と語り、私たちを納得させる方を他には知らないわよね』と感心していた、ついでながら『話をしているときに、すぐ、つっかえるあなたは、上口さんを見習って』と諭されてしまった(苦笑)。
1973年に起きたオイルショックの時に『量的拡大はダメだ。質を深めるべきだ』と考え、少数の部屋数(10)で宿文化を極めるべく方向転換をしたとのこと。社員旅行等の団体旅行が廃れ大型旅館が客集めに苦労している現状を見るにつけ先見の明があったと言わざるを得ない。経営者にとって一番重要な資質だ。この転換は周りからおおいに顰蹙を買ったそうだし、旅館経営者としては大きなリスクを取る大英断だったと思う。
お邪魔して、いつも感心するのが露天風呂から見る自然。ありのままの自然で客様に感動していただきたいと裏山を買い取ったそうだ。借景ではないから、いつまでも自然を守ることが出来る。作られた庭園より、よほどにお金がかかっている」(以下略)
(↓写真は昨日)
6.「貧乏化しつつある日本で維持可能なのか?」
しかし北陸新幹線金沢より先の駅での乗降客数の少なさに驚いた。これで採算取れるのかね~?建設費も膨大だっただろうけど、今後、日本が貧乏化していったら維持費さえ確保できるのかしらん?これでは資産どころか将来の負債になりかねない。まさか新幹線の駅を駅員のいない無人駅にするわけにもいかんだろうし。
ばらまく政治家ではなく、財政規律を守る政治家を当選させなければならないとつくづくおもう。
(ちなみにこれは私の選挙活動ではありません。なぜなら私はもう選挙には出ないのだから)