(本日第2弾)
今朝は第1弾もアップしています。そちらもお読みいただければ幸いです。
本日の日本国債市場では欧米の超長期金利にならって20年、30年、40年モノ金利が上昇した。さらには10年金利までも。 物価対策には利上げしか仕上ないと悟った石破総理と本日、植田日銀総裁が会談したようだが、その後植田総裁は利上げをにおわせたそうだ。これは日本国債市場にはかなりきつい。 現時点では多分に欧米市場いかんではあるが、日本の長期金利が急騰を始め、止まらなくなる可能性もある。そうなれば弱小民間金融機関はもとより日本銀行自身が危機に陥る可能性は大いにある。円の信用失墜の危機でもある。金利上昇期に長期資産/短期負債のポートフォーリオが最悪である事は、金融マンには常識中の常識であり、シリコンバレーバンクの倒産劇で一般の方も強く認識したと思うが、日銀はその最悪のポートフォーリオを世界でもっとも過激に行っている金融機関である。 放漫財政と財政ファイナンスで危機を先送りしたツケは途方もなく大きい。