簿価会計の弊害は今日のような日に現れる。長期債や超長期債は今後大崩れすると思うから今日売却をして逃げるべきだと私は思う。しかし簿価会計だと今日売ると、今までの巨額の評価損が実現損に変わる。ひょっとすると前員者の責任の分まで自分の損として降りかかるkもしれない。そうなるとなかなか売却の勇気が出ない。値段の回復というかすかな事態を期待して持ち続けてしまう。
一方、時価会計の外国人がもし超長期債をロングにしていたら、ちゅうちょなく売却してにげるだろう。超長期債の買い持ちの日本勢はババを引くことになり損が広がる。
時価会計だと、昨日までの損失は昨日までに計上されているから、今後のマーケット動向に対する予想との純粋な分析で意思決定が出来る。危機の後の回復が日本勢が世界でいつもビリになる理由の大きな要因だ。
これは実務や危機をなんども経験していないとなかなかわからないと思う。