「ドル切り下げはあるか?」「誤字の多いフジマキはディーリングで誤発注をしたことがあるか?」.「通貨の暴落(=インフレ)を抑える具体的な方法」他

2025年09月28日

1.「ドル切り下げはあるか?」

昨日、以下のリツイートを私のXにいただいた。

プラザ合意の様なドルの切り下げのリスクは考えなくて良いのですか?」

以下のように回答した。

「こんな時にドル切り下げなどしたら、米国はとんでもないインフレになります。 又、世界の基軸通貨という立ち位置は米国にとって、最大の国益のひとつ(基軸通貨国は通貨を好きに発行して世界中のモノを買える。世界は成長率と同様の基軸通貨を必要とする。世界の成長率いかしか基軸通貨を供給しないと世界全体がデフレになってしまう) したがって基軸通貨国という国益を失うような馬鹿な真似を米国はしませんね」

 

2.「誤字の多いフジマキはディーリングで誤発注をしたことがあるか?」

昨日、以下のリツイートを私のXにいただいた。

「不躾で大変恐縮なんですがふとした疑問です 現役時代に実務で誤発注は日常茶飯事だったんでしょうか? それともダブルチェックが徹底されていたのでしょうか?」

以下のように回答した。

「長いディーリング生活でも誤発注は1度も無かったですね。誤発注すると何十億円、何百億円がぶっ飛んでしまいますからね。本業の時は目の色が変わり集中していましたから。 ロンドン支店時代は日本人は15をフィフティーンをというだけではなく。かさねてワン・ファイブと言っていました。日本人の英語だとフィフティー(50)とフィフティーン(15)を誤解されますから。  もっともオプション・マーケットでは、ボラの計算からするととんでもなく乖離した注文が出て、市場がよく「ご発注が出てるぞ」と騒いだものでした。そしてすぐ「あ、やっぱりフジマキさんだ」となり、マーケットがついてきたものです。当時オプションマーケットは薄く、ボラの計算で妥当と思われる買値では売りが出てこない。ボラの計算から離れる買値を出すと雲霞のごとく売り手が出て来て欲しい額が集まったからです。 取引規模が他とは大きくちがっていたせいです」

 

3.「通貨の暴落(=インフレ)を抑える具体的な方法」

昨日、以下のリツイートを私のXにいただいた。

「世界的な通貨の価値の暴落を止める現実的で具体的な方法は何かありますか?」

以下のように回答した。

「お金を回収するしかありません、1979年米国のポルカF RB議長はそれを看破し、インフレ(=貨幣価値の毀損)を鎮静化させました。金利は暴騰しましたが」

 

4.「不動産価格の上昇を抑えるには?」

昨日、以下のリツイートを私のXにいただいた。

「(不動産価格の価格上昇を抑えるには)転売が損する政策が必要でしょう。空き家の固定資産税評価額を上げるとか、未払い税は、法人住民税と合わせて次の購入者に移転させるとか色々考えて良いんじゃないですかね」

以下のように回答した。

「お金があまり通貨の価値がどんどん棄損してい続けているからこそ不動産価格が上昇している。したがってじゃぶじゃぶのお金を回収し、金利を上げなければ、枝葉の政策を打っても不動産価格、賃量はうなぎのぼりのまま」

 

5.「日本の長期金利が異常に低い理由」

昨日、以下のリツイートが私のXにきた。

「歴史比1.6%が低いのは弱い期待インフレ、YCCの後遺症で期間プレミアムが薄い、年金・生保の負債に合わせた運用需要といった制度×需給の産物です。

超長期は段階的に増発しつつ財政アンカーを明示し入札設計とインフレ連動債を厚く名目=実質+期待+信用に+期間プレミアムの視点を加えるべきです」

以下のように回答した。

「今の長期金利、超長期金利が歴史的に見ても低いのはひとえに、日銀が爆買いしてきたからです。どんな市場であれ、それまで存在しなかった買い手が突然現れ、毎年の供給量の60%から90%を買っていけば、値段は爆騰します。(=長期金利はめちゃくちゃ低いところで低位安定)。しかしそれは日銀が(国債を購入して)お金を莫大にばらまいていることですから、お金の価値は棄損し続けます(=物価上昇が続くと言うこと).物価上昇が嫌だと言って、日銀が国債の購入を減らしていけば、長期金利は膿みが溜まっている点も含めて急騰し、日銀はとんでもない債務超過が生じてしまいます。日銀の信用失墜で円の信用も失墜します。ハイパーインフレで究極の財政再建は達成されますが国民は地獄です。その後、ハイパーインフレを沈静化させるために円を法定通貨から除外し、新しい通貨(例えば両)を採用せざるを得なくなるのです。放漫財政と財政ファイナンスのツケはかくも大きい」

 

6.「今、ハイパーインフレが起きていない理由」

昨日、以下のリツイートが私のXにきた。

「ハイパーインフレになるなら、とっくになってますよ」

以下のように回答した。

「そんなわけがありません。今、ハイパーインフレになっていないのは日銀が(中央銀行たるもの本来保有してはいけないはずの)株価を保有していたおかげで純資産だから。株価が何かの理由で下落すれば、とんでもない債務超過で一発で日銀とその発行する通貨は信用失墜。ハイパーインフレ必至です。なん百回言いますが。インフレ/デフレはモノやサービスの需給でおきますが、ハイパーインフレは中央銀行の信用失墜で起きます」

 

7.「ハイパーインフレは戦争がないと起こらないのか?」

私が「なんども戦争がなくても中央銀行の信用が失墜すればハイパーインフレは起こる」との主張に対し、援軍リツイートをいただいた。

「ボリビア、アルゼンチン、ブラジル、ペルー、旧ソ連邦ロシア、ザンビア、ジンバブエ、スーダン、レバノン。いずれも、戦争が原因ではないハイパーインフレが起こっています。むろん戦争でも起こりますが、必須の条件ではありません」。

 

8.「時々刻々と経緯を追ってきたのに振り返っての勉強が必要か?」

昨日、以下のリツイートが私のXにきた。

「プラザ合意から勉強しなおせよ!」

以下のように回答した。

「わざわざ勉強しなくても私は1980年からどっぶりマーケットにつかって時時刻々の動きをモニターしていましたが。見過ごすと大損こいてしまうので」。

 

9.「フジマキはトランプ大統領よりも100倍も影響力のある偉大な存在か?」

昨日、以下のリツイートが私のXにきた。

「30年の不況を作り出した元凶みたいな人が国会議員になって、偉そうに経済を語る」

以下のように回答した。

「情弱もいいところ。まず私は今夏の選挙には出なかったから今、私は国会議員ではない。第ニに私はこのようになることを警告していた人間。それまで誰も私の言うことを聞きなかった人たちが何かの理由もなく、突然、私の言うことを聞くようになり、私の警告どおりの世界が展開したのならば、私はトランプ大統領よりも100倍も影響力のある神様よりも偉大な存在。ありがとう」

 

10,「近代経済学は正しい」

昨日、以下のリツイートが私のXにきた。

「でも、なんか経済学って正解無いと思うなぁ。 誰もが必死に頑張って考えてるのに、どんどん破滅に向かって突き進んでるような気がする。 借金で経済回すお金のシステム自体が破綻する運命なのではと」

以下のように回答した。

「資本主義は最悪のシステムである。しかしながら、それに打ち勝つシステムを人類は見出してないと言う経済理論は正しい。日本は世界にまれなる社会主義国家。したがって、日本は世界ダントツのびり成長、近代経済学が正しいことの証左」

 

 

11.「博士号集団である英国中央銀行の書いた論文よりド素人教祖様の教えを信じるのは喜劇」

昨日、以下のリツイートが私のXにきた。

「全然違います。ハイパーインフレは戦争後に起きる事象です。それ以外は自国通貨以外の対外債務の破綻位です。日銀の財務が債務超過でも起きないです。ほんま無茶苦茶な話するな」

以下のように回答した。

「英国中央銀行の論文を読んでから意見を述べられたほうがよいかと。貴兄が信じているだろうド素人教祖様よりよほど頭いいし、実態もわかっていますよ」

それに対し、再度、以下のリツイートが来た。

「そんな論文に価値はないっすね」

以下のように再回答した。

「博士号集団で金融のプロ中のプロの論文には価値がなく、ド素人中のド素人の教祖様のいうことのほうが信用できるとは、私からすると、喜劇だね」

 

12.「PhDはそんなに偉いんか?」

昨日、以下のリツイートが私のXにきた。

「私は以前から所謂Academic worldに疑問をもっている。 PhD、そんなに偉いんか?」

以下のように回答した。

「確かに学歴ロンダリングする人はいるものの、一般的に言えば、Phdは貴兄よりはえらい。ちなみに私は修士で博士ではないのであしからず」

 

13.「通貨の信用失墜は中央銀行の信用失墜によって起こる」

昨日、以下のリツイートが私のXにきた。

「その発言には誤解がありますね。日銀の信用は株価だけでなく発行通貨の強制力に裏付けられます。株価下落で債務超過になっても直ちにハイパーインフレにはなりません。」

以下のように回答した。

「原因と結果が逆。通貨の信用は中央銀行の信用による」。

 

14.「私は言い過ぎか?」

昨日、以下のリツイートが私のXにきた。

「方向性は当たってるけど、多分言い過ぎ。狙いは不明」。

以下のように回答した。

「言いすぎではない。抑えて言っている。学問的にも実証検証も経ている正当派金融論を日本人は日銀を含めて馬鹿にしすぎる。日銀はリーダーにつられて突っ走ってしまい、後戻り出来ないのかもしれないが」